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平成24年1月4日(水)9:30~

〈司会〉
 皆さん、明けましておめでとうございます。新しい年を迎えての初めての庁議でございます。早速ですが、知事さんの方からごあいさつをお願いいたします。

〈知事〉
 それでは皆さん、新年明けましておめでとうございます。平成24年のいよいよ仕事始めということで、まずは皆さん方にこの一年間の俯瞰、こちらを申し上げていきたいと思います。
 今年の干支は辰年、ということはよく言われるわけではありますし、ネクタイに辰の干支を着けてる方もおられると思いますが、ただの辰ではないんですね。実は、「壬辰(みずのえ・たつ)」の年であります。昨年の干支、この俯瞰も申し上げたところでありまして、あまりにも当たり過ぎたので驚いたところでもありますが、今年のこの「壬辰」でありますが「壬(みずのえ)」、これは「にん」という字ですね。これは、例えば「おんなへん」を付ければ「妊娠」の「妊(にん)」の字になりまして、要は、陰が陽に転じる、今まで形のなかったものが、形となって新たに顕在化をしてくる、こうした部分と言われております。
 もちろん「辰(たつ)」、これは「りゅう、ドラゴン」という「龍(たつ)」よりは「辰(しん)」という字ですね。この「辰(たつ)」ですから、当然ここに「てへん」を加えますと「振動」の「振(しん)」ということになりまして、こちらについても、激しく揺れ動くことによって今まで見えなかったものが顕在化をしてそれが進んで行く、こうした干支と言われております。
 そのあとこの二つを合わせますと、まさに今まで、特に昨年の干支とこれを関連をさせていただくと方向性がだいぶん見えてくるわけでありますが、長年の閉塞感、これを何とか打破したいんだ、そして事の善悪を問わず新しい動きが出る、というのが昨年でありました。
 そして今年は、そのいろいろな事の善悪問わずといった動きというもの、場合によっては顕在化をしなかったものもあるわけでありますが、こうしたものがゴッソリと顕在化をして、まさに新しい価値観、新しい時代に向けて突き進んでいく、こうした年ということになるかと思います。

 それだけに、徳島としてこれまで、昨年の「百年に一度の経済危機」真っ只中での「千年に一度の大震災」、まさに「国難」の状況。そして、なかなか国がその方向性、羅針盤を出せないんであれば、今こそ地方がその羅針盤を示して、そして国に対して多くの提言をして行こう、そしてこれを国策として一致協力してやって行こう、こうした点を申し上げてきたわけでありますが、いよいよこうした努力、これを今度は顕在化をさせ、そして具現化をしていく、まさにそうした年に、徳島としてはしていかなければならない、このように思うところであります。その意味では今年一年、多くのこれまでの努力、その顕在化というものが出て参るかと思います。

 もちろん「安全・安心対策」。こちらについても南海地震対策、これを「徳島ゼロ作戦」と標榜して平成15年度から行ってきたものが、いよいよ「三連動」へ。そして千年に一度の大震災が起こるんだ、そしてもし今回「三連動」いや「四連動」、これが起これば東日本大震災以上のものになるんではないか。これに対して、やはり起きてから対策を打つんではなく、徳島から発信をした「災害予防」。まさに待ち受けて、そして被害を最小限にくい止めていく、まさにここに「大きなゼロ作戦」を国を挙げて行っていく、こうした年になるかとも思います。

 また、もう一つは「経済・雇用対策」。これも、これからは大きく求められるかと思います。いよいよユーロが百円を割る時代が来たところでありまして、アメリカ、ヨーロッパ、また、イスラム社会という中で、昨年の干支どおりに根底から体制が覆るというものが沢山見られてくる。
 また、未来に対して希望を持っていかなければいけない若者たちが、閉塞感を打破すべきなんだということで荒療治に打って出る。こうした意味で、やはり徳島の、日本の若い世代の皆さんが将来に向けて希望が持てる、そうした「経済・雇用対策」を、これまで培ってきたものの集大成として行っていく必要があるのではないか。
 ものづくりの拠点が史上最悪の「円高」ということで、どんどん海外へ流出をしていってしまう。これからは英語、中国語を学ばなければ、若い世代の皆さんは就職すら出来ないのではないか、こうした点も取り沙汰される時代となりました。
 その意味で、「経済・雇用対策」をこれまで以上にしっかりと、そしてこれまで培ってきた、当然、農林水産業をはじめとするあらゆる分野で、「6次産業化」とも言われておりますが、新しい産業をどんどん起こしていく。そして徳島に、また、日本に、若い世代の皆さんが、ここは恐らく日本人というだけではなくて海外の皆さんにとっても日本がまさにメイクドラマ、そしてサクセスストーリーを出来る、そうした社会と出来るように、徳島から、やはりこちらもしっかりと具体的な、こちらは「施策」ではなく、具体的な「像」を示す必要があるんではないかと思います。

 また、大きな流れとしてもう一つ。やはり何と言ってもこの閉塞感を打ち破るためには、県民・国民の皆さんに夢と希望を持っていただく必要がある。ちょうど今の時期というのは、スポーツ週間、スポーツ月間という形になっておりまして、いろいろなスポーツ、若人のスポーツが特に行われております。その意味で今年、徳島におきましては「とくしまマラソン」。こちらも培ってきて、とうとう5周年を迎える。1万人大会、ここを目指していこうという、いよいよそこが具現化をすることとなり、1月6日0時から受付を開始するわけでありますが、この「とくしまマラソン」をはじめとするスポーツ。
 また、スポーツと言えば、何と言ってもプロスポーツ。昨年は「良くやった」、「いやあ惜しかった」、こうした声が多かった「徳島ヴォルティス」のJ1へのチャレンジ。また、「徳島インディゴソックス」、今度は全国制覇をぜひ目指していただこうと。まさに徳島の名前を冠するプロスポーツチーム、その飛躍・躍進といったものも、大いに期待をされるところであります。

 また、県民・国民の皆さんに勇気を与えていただく分野としてもう一つ、やはり「芸術・文化」であります。こちらについても日本最大の芸術文化の祭典であります「国民文化祭」。今年はどこでやるのか。昨年は、まさに日本の文化の中心である「京都」であったわけであります。それをまさに受け継ぐ、そして更に発展をさせる、それを今度は「徳島」が。しかも国民文化祭としては「史上初の二度目の開催:徳島」となるわけであります。これまでの国民文化祭とは全く違う形での集約型でありながら、その地域の高いレベルの文化を大いに発信をしていくという国民文化祭についての新しい歴史のページを開く、そうした国民文化祭にしていく、また、期待がなされているところでもあります。

 こうした形で、これまで徳島そして四国と言いますと、人口減少あるいは高齢化課題の先進地域、一番最初に日本の課題を受け止める、そうした地域でありました。しかし、これからは徳島をはじめ、この四国、そしてまた関西広域連合を結節する徳島でもあります。課題の先進地域というものから今度は具体的に課題を解決をしていく、そうした先進地域として、これまでその方向を目指して行こうということは言ってきたところではありますが、限界集落、これについてもピンチをチャンスにということでの「全県CATV網構想」を活用して新たな限界集落対策を行っていくなど、まさに「ピンチをチャンス、これはもうお家芸」と、あらゆる徳島の皆さん方が言われるわけでありますので、これからわれわれが目指して行くべきは、まさに「課題解決先進地域が徳島なんだ」、「徳島を見習え」と、こう言っていただけるように、課題を恐れず積極的に先取りをして、そしてそれへの「処方箋」をしっかりと構築をしていく、この解決を導いていく。そうした徳島として、今年一年、皆さんとともにがんばって参りたいと考えております。

 その意味では、これまで「いけるよ!徳島・踏ん張り中」ということで合い言葉、キャッチ(コピー)にさせていただきましたが、昨年までとにかく踏ん張ってきたわれわれであります。
 これからは県民の皆さんにも、また、県庁内の各職員の皆さんにも、踏ん張ってきたその先には、やはり「徳島は十分いけるんだ」、また、「徳島っていけてるよ、お洒落なんだ」、若い世代の皆さんの夢と希望、その具現化の場所として、今年は「いけるよ!徳島」という形で頑張って参りたいと思いますので、ぜひ、皆さん力を合わせて、そしてこの国難を徳島から解決をしていく、そうした強い気持ちで臨んでいただきたいと思います。

 年頭に当たりまして、少し気合いを入れてお話しをしました。外を見ますと、吹雪になっております。まあ、考えようによると、龍神様がまさに降臨をして来ようと、徳島に、ということでもあります。この一年、どうぞ、皆さんとともに頑張って参りたいと思います。よろしくお願いをいたします。

〈司会〉
 ありがとうございました。本日の議題は以上であります。この際、何か皆さんの方からございましたらお受けいたしますが、ございませんか。
 それでは、以上をもちまして庁議を終わります。お疲れ様でした。