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平成24年2月14日(火)10:00~

〈司会〉
 おはようございます。これより庁議を開きます。本日の議題は、「平成24年度当初予算(案)」でございます。知事さんの方からお話しをお願いいたします。

〈知事〉
 いよいよ今日、平成24年度の当初予算(案)記者発表の運びとなりました。そうした意味では、企画総務部財政課中心に、また、各部局の皆さんもご協力いただきまして本当にありがとうございます。本当にご苦労さまでした。

 今回は、言うまでもなく非常事態での予算編成ということになりました。
 「東日本大震災」、これは千年に一度の大震災。しかも百年に一度の経済危機真っ只中で、早速、国難という状況になりました。また、これに追い打ちをかける形で、どこまで行くかわからないこの歴史的な最悪の円高ということで、日本の生産拠点がどんどん海外へ行ってしまうという形で、未来に希望が、特に若者の世代の皆さんが持てない、大変な時代になっているところであります。

 本県におきましては、これまで、ちょうど「6月の補正予算」が、当初予算が骨格(予算)だったということもありまして、全面的にマニフェストを実行する、これはある訳でありますが、やはりこの「防災・減災対策」といったもの、また、「経済・雇用(対策)」と、こうしたものに重点的に振り向けようと、全面的に差し替えをさせていただきました。

 しかし、その結果と言いますか、おかげもありまして、「地震津波減災対策検討委員会」が、8月の3日までに出していただいた329項目、時間軸で3つ。この対策についても、この6月の補正、9月補正、11月(補正)と、もちろん本県の力だけではなかなか難しい訳でありますので、「徳島発の政策提言」をどんどん行わせていただいて、特に「3次補正予算」、こちらについては、当初は財務省の方向・方針では被災地を対象エリアとして限定する、いわゆる「復興予算」ということになっておりましたが、いやいや、そこの地域を支援するためには、それ以外の地域に対してしっかりと、やはり「経済対策」をはじめとして打たなければいけないんじゃないか、また、もう一つは、次に来ると言われているこの「三連動地震」、それに「災害予防」の観点からしっかりと振り向けなければ、いわゆる「後方支援」ができないんではないかと、この2点を強く各方面に申し上げてきました。その結果、「全国防災枠」、これが作られたところであります。

 本県としては、これまでなかなか難しかった、もちろん可動堰問題もあった訳でありますが、国の直轄河川、そしてケリの付かなかった今切(川)、旧吉(野川)、そして那賀川の下流域、桑野川下流域と、こうしたところに、これは全国の河川の防災枠で17%、100億の予算が直轄事業として付いたところでもあります。また、全国港湾では44%、これは沖州の耐震バース。平時では「オーシャン東急」、東京、そして四国は徳島だけ、そして北九(州)、これを結ぶ大動脈、この部門として使える。また、いざ発災といったときには、ここが海からの救援拠点になる。今後につきましても、平成26年度完成が見えたところでありまして、全国の44%。全国海岸に至っては74%、これは撫養港海岸ということで、こちらは大塚製薬をはじめとする工場群、また、ポカリスエットスタジアムと多くの人々の住んでいるところということで、こちらは27年度完成が目途と、こうした大きな前進を見ることが出来たところであります。

 しかし、今回、やはり津波高を出さなければいけないということで、これは12月の21日、昭和南海(地震)の日にこの「暫定の津波高」を出し、しかもこれだけでは不安を煽るであろうということで、1月の20日、ここは「浸水マップ」を出すということで、そうなるとこの329項目についても前倒しをしなければいけない。そうしたものも多々出てきたところであり、こちらにつきましては「2月の補正予算」で正面から対応していくという形になりました。

 ということで今回のこの「当初予算(案)」までの経緯をお話を申し上げましたが、今回のこの「当初予算(案)」につきましては、何と言ってもこの県民の皆さんの「安全・安心」。これをしっかりと守る「防災・減災対策」はもとより、病院関係など医療、「地域医療再生」の問題と、こうしたものに主眼を置く予算。また、「経済・雇用対策」の推進という形で、これはもう言うまでもなく百年に一度の経済危機から国難になった状況で、今一番問われるのは、生産拠点がどんどん国内から無くなってしまって、これによって若い皆さん方、特に30代までの人たちが、「貯金がない」、また、「年収が100万とか200万(円)」、「結婚も出来ない」、「未来に希望が持てない」。こうした世代の皆さん方に対して何とかしっかりとした対策と、そして将来に向けて「夢と希望」が持てる、こうした対策を打たなければいけない。この「安全・安心」と「経済・雇用」の二つ、従来、この二つが割と「2本柱」ときた訳でありますが、やはり夢ということであれば、若者の皆さん達だけではなくて、県民の皆さんに、このだいぶん厳しい、また、閉塞感の払拭をされてはいないわけでありますが、1日も早くこれを払拭をして、将来の徳島、日本に「夢と希望」を持っていただこうと。こちらについてはマニフェストから持って来させていただきまして、「宝の島とくしま」の実現と。この3つを「三本柱」として、今回は(予算を)組ませていただいたところであります。

 これから2月の定例県議会でのご議論、始まる訳でありますが、この「当初予算(案)」、そして緊急の地震津波対策、減災対策でありますが、その予算を盛り込んだ、また、国の4次補正予算も迅速に対応と盛り込んだこの「2月補正予算」。これらを同時審議していただくこととなりますが、皆さんにおかれましては、審議をしっかりとお受けをいただくとともに、議会が終了して、特に補正についてはその終了後、あるいは、ご議決をいただいたときから使える訳でありますので、予算の迅速な執行、ただ予算のままでは絵に描いた餅でありますので、隅々にわたる迅速な執行にも心掛けていただくということになり、同時に、その執行体制も今のうちから整えていただければと思います。

 本当に勝負の年となる今年であります。県民の皆さんはもとより、日本の大きな方向を決める、そうした年にもなる訳でありますので、これまでの「課題先進県の徳島」というのではなくて、やはり課題を最初にぶち当たってこれを見事に解決をし、しかも、自分のところだけが良いという事でなくて、多くの皆さん方にとってのまさに「処方箋」となる、そうした「課題解決先進県の徳島」をしっかりと目指していきたいと、このように考えておりますので、皆さん方におかれましても、各部署、また、各職員隅々にまでこうした考えをぜひ浸透させていただく、そして従来、割とトップダウン的だとよく言われてきた訳でありますが、今こそ総力を挙げて、そして、職員一人ひとりの皆さんからのボトムアップと、この両方がうまく噛み合った執行体制をぜひよろしくお願いをいたしたいと思います。

 少し長くなりましたが、私の方からの当初予算(案)にあたっての考えを申し述べさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたしたいと思います。

〈司会〉
 ありがとうございました。それでは、当初予算(案)につきましての知事さんのお話でございましたが、その他にご意見ございますでしょうか。ございませんか。
 無いようでございますので、本日の庁議はこれで終了いたします。