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平成24年4月2日(月)9:30~

〈司会:豊井経営戦略部長〉
 これより新体制のもと最初の庁議を開きます。まずは知事から,ごあいさつをお願いします。

〈飯泉知事〉
 まずは,新年度のスタートということで,新しい顔ぶれとなりましたが,どうぞよろしくお願いいたします。
 そこで私の方からは皆さん方に三点,申し上げておきたいと思います。

 まず,これは例年言うところですが,「年度の変わり目」はともすると,引継ぎがあったり,「私は来たばかりです」ということで行政が停滞致します。しかし,今は言うまでもなく国難の時代になっている,しかも今年は「復興の年」と位置付けられています。そうなると,引き継ぎだとか「私は来たばかり」ということは今年は一切なしで,即対応して頂きたい。こうした点はまさに皆様方の指揮監督によるところ大でありますので,それぞれのセクションにこの旨を例年以上に強く伝えていただきたい。

 そうした中,業務執行に当たっても,今回の組織・人事,これは定例会見で申し上げておりますが,徳島,地方からしっかりと政策を提言していく,「知の拠点」に徳島がなっていくんだといった点。また,「復興の年」でもありますが,我々にとって見れば,「3連動」,「4連動」,これを迎え撃つんだという気持ちで臨む「安全安心・実感とくしま」。さらに,これからの厳しい時代を何とか乗り切っていくためには「総力戦」で臨まなくてはならないであろうということで,実は昨年度から事務と技術の垣根を無くしたところではありますが,本格的に運用していくのがまさに今年からということになります。

 また,新しい部,これは2部を3部に再編したと言っても良い訳でありますが,新しく8部体制になったところであり,逆に言うと組織が肥大化をした,行革に反すると言うことでは何の意味もない。8部体制にしたのは,意思決定を早くする,それぞれの部局長の皆さん方が決断,判断をしていくその体制を取ったものでありますので,その分,統括本部や総局を一気に削減する,課についても10課削減したところでもあります。そうした形で中間組織のスリム化を図ると同時に,一つの組織がしっかりとある程度の余裕を持って対応できるような「スリムでありながら一つ一つが行動ができる」体制をとらせていただいたところです。

 そこで,皆さん方に是非,一つお願いがあります。トップダウンも必要でありますが,職員の皆さんの新しい感性や価値観を尊重する。つまり,「ボトムアップ体制」をしっかりと取っていただきたいと思います。その意味では,逆に皆さん方への行動としてのお願い,これまではともすると課長以上になるとデスクワーク中心,現場のことを知らない,例えば現場に出たことがない,実は昨年度,そうした部長さん,課長さん達を時たま垣間見ることがありました。私の方が現場のことを知っている,これでは何の意味も無いわけありまして,まさに「現場に行政の場,軸足を移す」そういう体制で臨んでいただきたい。それは皆さん方も当然であるし,局長,課長に対してもその点をしっかりと徹底してもらいたいと思います。

 そうした意味で実は,今日,新採の皆さんに辞令交付と同時に,一つ話をさせていただきました。「新しい感性で臨む」これは今言った点でありますが,「全体の奉仕者」,必ず宣誓をやりますよね,これは読むときはそれだけの話でまだまだ実感がないですが,これは「公私ともに」そうなんだよと。いわゆる徳島県庁としての仕事をしているときが「公」であって,あとはプライベートタイムであるから何をやっても自由なんだということじゃない。「全体の奉仕者」というのは,自分の意識だけではなくて「見られる」といった点もしっかりと考えなくてはいけない。一人ひとりがまさに,徳島県,また公務員の代表であるという自覚をしっかり持ってもらいたい。こうした点についても,皆さん方から,また皆さん方自身もそうでありますが,復興の年,被災地の皆さん方,あるいは長期派遣で被災地に送っている職員のことを思えば,土日無く働く訳でありますので,しっかりと意識を持ってもらいたいと思います。

 次に第二番目の話として,今年は予算としての柱を三本立ててあります。
 つまり,「安全・安心とくしま」,「経済・雇用とくしま」この両輪,さらに県民の皆さんに夢と希望を持ってもらう,特に若い世代の皆さんに夢がない,夢が持てないという話がありますので,そうした意味で県民の皆さん全てに夢と希望を持っていただく,あるいは安全と安心と,経済と雇用を持っていただくという意味で「宝の島・徳島の実現」。この三本柱を言っているところであり,そうした中で急務とされているのが,つい31日,まだ粗い数字ではありますが,今回の3連動,いや4連動とも言われる,場合によっては直下型地震とも連動する5連動,この新しい発表数値,我々としては全国に先駆ける形で暫定的な数値を出しているところではありますが,是非この新しい数値,またこれから出てくるものをしっかり分析して,本県の被害想定にこれを結びつけていく,完成バージョンにしていくということであります。

 また,従来,昨年度は,どちらかというと津波対策に主眼が置かれていましたが,今回の震度分布図を見ると,全県下において強い揺れが起きることが分かったところであります。ということで,全県下においての体制と更には耐震化の進捗を図っていく,こういう点をあらゆる部局が意識を持って進めていただきたいと思います。住宅の耐震化だから県土整備部だというのではなくて,いろいろな施策をミックスして県民の皆様方が速やかに耐震化に取り組めるような施策を展開してもらいたいと思います。

 そして,最後の三番目であります。
 これは,「羅針盤のなき世」に徳島が少しでも多くの羅針盤を築き上げていこうと,昨年度申し上げてきました。まさに多くの課題に直面する,もっと言うと日本全体が「国難」という課題に直面しています。我々は「課題解決先進県」を目指す形で,これまで取り組んできた以上,ここで引くわけにはいかない訳であります。まさに国難に正面から立ち向かっていく課題解決先進県にならなければなりません。その意味では,徳島はもとより,関西広域連合,今後は四国広域連合も創り上げていこう,全国知事会,国に対するいろいろな政策提言。そして今回は,人事においてもこうした配慮を行いました。大学,経済界,市町村,あらゆる団体の皆さんとの交流をしっかりと深めていく。「上から目線」という言葉がよく言われますが,そうではなくてまさに地に足の着いた,それぞれの皆さんと手を携えるような「挙県一致」の体制が今求められるところであります。こうした点について,今回は「現職での派遣」という新たな制度を本格的に導入致しました。そうした意味では,あらゆる団体の皆さんとの気脈を,まさに対で通ずる意味を持っているわけであります。こうした関係を一つのブリッジ,架け橋として,またあらゆる団体の皆さんとの気脈をしっかりと通じていただく新たな体制を築き上げていただきたいと思います。

 以上,大きく三点,具体的な点も含めて申し上げたところであります。

 はっきり申し上げて,昨年1年間を通じて私が思った実感でありますが,これまではいろいろな形で施策や戦略を作り進めていけば割と受け入れられる,そういう時代背景があったと思います。しかし,昨年1年間は,最終的には目標を成し遂げられたとしても,その途中には,多くの困難と多くの皆さん方のご労苦が伴うことになりました。平成24年度は,それに輪をかけて全般的に起こってくると思います。

 ですから皆さん方にもう1点言っておきたい点は,これまで出来たから今回もいけるだろう,これは絶対に思わないでいただきたい。是非こうした感覚を捨てて,新たな挑戦の気持ちで,そして多くの困難が政策遂行には伴うということを「皮膚感覚」で持っていただきたい。先ほど「現場感覚」を持っていただく,「現場」に足を運んでくれ,と言ったのはまさに,私の昨年1年間の実感であります。

 皆さん方には,是非こうした実感を共有していただいて,原点からスタートするのではなく,新たな点から更に皆さん方の創意工夫を積み重ねていただいて,この困難な時代を乗り切っていけるそうした挙県一致体制を創り上げていただきたいと思います。
 今年1年,どうぞよろしくお願い致します。

〈司会〉
 ありがとうございました。それでは庁議メンバーも新しくなっておりますので,齋藤副知事,熊谷政策監の順に時計回りに一言ずつ,御挨拶をお願いいたします。

〈齋藤副知事〉
 今,本当に大変な時代と思います。こういう時こそ県庁が,県職員が頑張っていかなくてはならないと思っています。これまで以上に力を合わせてこの難局を乗り切っていきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

〈熊谷政策監〉
 知事からご指示のあったことを皆さんと共にしっかりと実行して,「小さいけれどキラリと光る徳島」,県民の皆さんに「住んでいて良かったと思われる徳島」を目指して頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

〈小森政策監補〉
 政策監補になりました小森でございます。昨年は,「現場から考え,県民と現場に応える保健福祉部」として頑張って参りました。今年は,直面する事案,事象に対して,予断にとらわれることなく,柔軟性,機動性を持って事に当たっていきたいと考えておりますので,皆様方,各部局の御協力の程,よろしくお願いいたします。

〈納田危機管理部長〉
 昨年度までは自然災害を中心に対応を図って参りましたが,今年からは県下全体,県民の方々に及ぼすあらゆる危機事象に対応していくということで責任の重さに緊張しております。とりわけ,先日発表されました南海トラフを中心とする地震への対応が喫緊の課題と考えております。
 今年1年,各部局の協力も得て,全身全霊で取り組んで参りたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。

〈八幡政策創造部長〉
 政策創造部長を拝命いたしました八幡でございます。昨年はこの庁議の場に初めて参加をさせていただきまして,身が引き締まる思いを感じたところでございますが,今年は政策創造部という初めて出来た部の初代部長になり,更に身を引き締めて頑張って参りたいと考えております。
 知事のご挨拶にありましたように,地方から政策を発信する,徳島のモデルを発信することを心掛けて,この新しい部局を魅力的に創り上げていきたいと思っておりますので,皆様方のご指導,ご協力をお願い申し上げます。

〈豊井経営戦略部長〉
 経営戦略部長を拝命いたしました豊井でございます。新しい部といたしまして,行財政運営に当たりましては経営感覚を持って,県民の方々からお預かりいたしました人,モノ,金,情報などを効果的かつ戦略的に活用して参りたいと考えております。
 また,先ほど知事からお話がありましたように,トップダウン機能の強化と合わせまして,ボトムアップ機能の充実を図るために,仕事については現場の声をしっかり聞いて詰める,そして報告,連絡,相談で繋ぐ,県民の方に尽くすという「三つ主義」を,職員の方に浸透,徹底を図って参りたいと考えておりますので,各部局の皆様方におかれましては,ご協力の方よろしくお願い申し上げます。

〈妹尾県民環境部長〉
 県民環境部長を拝命いたしました妹尾でございます。新しい組織となりまして,組織の執行,早期稼働に努めて参りたいと考えております。また,今年は全国で初めて2回目の「第27回国民文化祭・とくしま2012」が開催される年でございます。また,環境部門においては,自然エネルギー立県とくしま戦略という大きな事業を抱えております。両施策とも,各部局皆様方のご協力を持ちまして成功裏に導きたいと思います。一生懸命頑張りたいと思います。

〈小谷保健福祉部長〉
 保健福祉部長を拝命いたしました小谷でございます。昨日の4月1日,早速ハナミズキプロジェクトのオープンセレモニーということで,知事さんにお越しいただきありがとうございました。そこで改めて思いましたが,幅広い分野の課題に対するスピーディな対応の重要性を感じたところであります。保健,福祉,医療の横の連絡を取りながら,待ったなしの児童虐待を始め,現在の経済情勢下において生活保護の対象者も多いところであります。現場感覚を忘れることなく,自ら飛び込んで行って課題解決に取り組んで参りたいと考えておりますので,関係部局の皆様方には,今後ともご協力の程よろしくお願いいたします。

〈酒池商工労働部長〉
 商工労働部長を拝命いたしました酒池でございます。どうぞよろしくお願いいたします。商工労働部といたしましては,今年度は先ほど知事のお話にもありましたように,現場主義を更に徹底いたしまして,また企業とのカウンタパートの確立をより一層強化しながら,まず産業雇用戦略におきましては,本県のポテンシャルや本県産業の強みをしっかりと活かしました新産業の創出並びに企業誘致の促進,それに伴います新たな雇用機会の拡大に積極的に取り組んで参りたいと考えております。
 また,観光戦略につきましては,徳島マラソンやマチアソビなど,本県の魅力を更に進化させましたにぎわいの創出,観光と一体となって行います攻めの物産戦略の展開,また国際戦略といたしましては,湖南省やニーダーザクセン州との持続的な地方外交の推進,企業のグローバル化の推進に,重点的かつスピード感を持って取り組むことにより,更なる本県産業,経済の飛躍発展に努めてまいりたいと考えておりますので,どうぞよろしくお願いいたします。

〈吉田農林水産部長〉
 農林水産部長の吉田でございます。どうかよろしくお願いいたします。当部も様々な課題が山積しておりますけれども,課題解決先進県といたしまして,知恵と工夫を凝らしながら攻めの姿勢で,本県の基幹産業である農林水産業を儲かる産業として,更に進化し成長いたしますよう,職員一丸となって全力で取り組んで参りたいと考えております。知事を始め,皆様方のご指導,ご支援の程,どうかよろしくお願いいたします。

〈数藤監察局長〉
 監察局長を拝命いたしました数藤でございます。よろしくお願いいたします。監察局におきましては,これまでの監察と行政評価の大きな二本柱に加えまして,今年度新たに,監察におきましては病院局の監察を行う,行政評価に加え団体の検査を行うということで,組織の充実を図っていただいたところでございます。特に検査業務につきましては,検査と指導の分離ということで,関係各部おかれましては連携や意見調整が必要になってこようかと思います。監察局といたしましては,一生懸命頑張って取り組んで参りたいと思っておりますので,御協力の程よろしくお願いいたします。

〈三宅会計管理者〉
 会計管理者を拝命いたしました三宅でございます。出納業務中心でございますけれども,しっかりと資金運用を行いますとともに,県財政厳しい状況の中でございますので,未収金対策と歳入確保に努めて参りたいと考えております。私自身これまで現場感覚の業務が多かったんですけれども,経営戦略部とともに経済面,財政面から県政への対応をしっかりと考えながら,ともに努力して参りたいと考えております。どうかよろしくお願いいたします。

〈床桜南部総合県民局長〉
 南部総合県民局長の床桜でございます。まずは直ちに津波減災対策に取り組んで参りたい。幸いにして本年度,新たに津波減災部ということで組織も強化していただいており,まさに先ほど知事が言われました現場に最も近いところの指揮官になるわけでございますけれども,こうしたことに心して取り組んで参りたいと考えております。それと,今まで関与して参りました次世代林業プロジェクト,あるいは集落再生プロジェクト,今度は万代町ではなく,一番近いところから実践できるということで大変嬉しく思っております。関係部局と十分に連携を取りながら,精一杯頑張って参りたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

〈坂東西部総合県民局長〉
 西部総合県民局長を拝命いたしました坂東でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。西部圏域の産業振興,観光振興,それから集落再生対策,防災対策など,まさに先端部隊として,しっかりと頑張って参りたいと考えておりますので,皆様方のご支援,ご協力を是非よろしくお願いいたします。

〈海野企業局長(県土整備部長事務取り扱い)〉
 県土整備部長事務取り扱いで新たに企業局長となりました海野でございます。企業が安心して活動できますよう三連動地震対策の推進に努めて参ります。また,健全な経営ができますよう各部との連携をしっかりと進めて参りたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。
 また,県土整備部におきましては,これまで以上に三連動地震を危機管理部との密接な連携の下進めて参りたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。

〈片岡病院事業管理者〉
 病院事業管理者の片岡でございます。私自身の立場からは,病院経営の健全化というのは今までも,これからも常について回ることだろうと思っております。病院経営自体はそんなに多くの方法はありませんが,急性期病院として3つの病院が良い病院になるということを究極の目標として,これからも取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いいたします。

〈黒川病院局長〉
 このたび病院局長を拝命しました黒川でございます。あらためまして皆様どうかよろしくお願い申し上げます。今年度,病院局におきましては,新中央病院の開院,そしてまた三好病院高層棟の起工,海部病院の移転と,三病院ともに大きな達成しなければならない目標がございます。先ほど飯泉知事から,現場に軸足を置いてというお話がございましたが,そのことを肝に銘じて,また片岡管理者のご指導も仰ぎながらしっかりと補佐できますよう頑張って参りたいと考えております。どうかよろしくお願いいたします。

〈佐野教育長〉
 このたび教育長を拝命いたしました佐野義行でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 まずは飯泉知事に御礼を申し上げたいと思います。この3月まで鳴門工業高校に赴任しておりましたけれども,鳴門渦潮高校に高層階の校舎を建てていただく,さらに新たに防災拠点として鳴門地域に大きな貢献をしていただくことになり,ありがとうございました。私に与えられた課題はたくさんありますが,まずは子どもたちの安全安心ということで,津波地震に関しまして,体育学校安全課へと体育健康課を改組しましたけれども,そこで子どもたちに常に命を守る実践的な訓練なり,教員の意識を高め,まずは子どもたちの命を守ることに徹したいと考えております。
 また,子どもたちの体力,少年のスポーツの振興など与えられた課題はたくさんありますけれども,現場感覚を忘れず,教育委員会事務局と学校現場の教職員とが一体になって,徳島県の未来を担う子どもたちの教育を創造して参りたいと思います。どうぞ皆さん,よろしくお願いいたします。

〈吉岡警察本部長〉
 警察本部長の吉岡でございます。何を置いてもまず県民の信頼を十分得られるよう,しっかりと努力していきますとともに,その上で先ほど知事からお話がございました地震対策,各種治安維持の施策に全力で尽くして参りたいと考えております。

〈司会〉
 ありがとうございました。本日の議題は以上ですが,他に何かございますでしょうか。よろしいですか。
 では,今後はこのメンバーによりまして県政の基本方針を始め,重要な政策につきまして会議を行いますのでよろしくお願いいたします。それでは,以上で庁議を閉じさせていただきます。ありがとうございました。