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平成24年5月28日(月)9:45~

〈司会〉
 おはようございます。これより庁議を開催いたします。本日の議題でございます「平成25年度政府予算に対する政策提言について」、知事からよろしくお願いいたします。

〈飯泉知事〉
 まずは,平成25年度のいわゆる国の当初予算に向けての、言わば概算要求へ向けての弾込めとしての「政策提言」、例年のように取りまとめたところであります。

 ただ、今回は例年と少し違うところは、何と言っても今年は「復興元年」。東日本大震災からの復興を何とか遂げていこうと。また、日本全体が閉塞感漂う中で、これをどう打ち破っていくのか。特に徳島県内、あるいは四国を考えてみますと、この三連動地震が必ず来るという中で、国のシミュレーションがまだ少し遅れているわけでありますが、やはり県民の皆さん方はどのくらい、もし巨大津波が来る場合に浸水が起こるんであろうか、こうした点をいち早く知りたい。また、それに対しての対応・対策といったものが、どんなものがなされるのか。もちろん市町村、県、それぞれの企業の皆さん、地域と、それぞれが努力をしなければいけない訳でありますが、いかんせん千年に一度の大震災が起こることを、われわれはまざまざと体感をした訳でありますので、やはり、国をあげてこの対策を行っていただく必要があるということで、国の新しい法律の制定から財政制度などなど、多くの提言を今回は入れ込んでいるところでもあります。

 また、今、「百年に一度の経済危機」真っ只中で起こった「千年に一度の大震災」。「国難」の状況にある。また、これに追い打ちを掛けて、特にヨーロッパ財政状況が大変悪化をしているという、ギリシャが一体どうなるんだろうか、また、アメリカもいよいよ大統領選挙がある訳でありますが、やはりなかなか厳しい状況にある。ましてやイスラムの諸国は国の体制が根底から覆る中で、日本の円がどういう訳か相対的に安定しているということで、「急激な円高」、もっと言うと「歴史的に最悪の円高」ということで、生産拠点がどんどん海外に出て行く。しかもこれに拍車を掛けるのが、今回、いよいよこの夏来るであろうという「電力の需給の逼迫」。こちらにつきましては、「計画停電」も準備をしなければいけない。こうなって参りますと、ますます県内あるいは国内から生産拠点が海外へ移転をしてしまう。こうなりますと若い皆さんにとってみると、これまでも(就職)超氷河期と言われ、そしてこれから更にもっと厳しくなる、また、更にこれに追い打ちを掛けるのが国ということで、来年度の新規採用は56%削減と。こうなって参りますと、本当に若い皆さん方が、将来に「夢と希望」が持てない、そういったことで、徳島は2年連続で自殺者数が全国最下位と一番少なかった県ではある訳ではありますが、徳島をはじめとして、全国でも若い皆さん方の自殺が急増している。その原因を就活の失敗と、また、それを身内をはじめとする友人関係などで、少し厳しい意見を言われてしまうということで、これが原因とも言われております。もちろんこの原因の究明、急いでいるところでありますが、こうした多くのこの閉塞感から生み出されてくる、国内外の情勢での厳しい局面を何とか打破しなければいけない。「経済・雇用」対策もそうでありますが、「安全・安心」と、そして何よりも「将来に向けての夢」が持てるこの徳島、そして日本にしなければいけない。「宝の島」を、ということで日本再生を徳島から、この大きな「3つの柱」で今回のこの「政策提言」、実は構成をいたしているところであります。

 特に「将来に対しての夢」を、また、「安全・安心」といった点では、やはり「リダンダンシー」、代替機能・代替手段をと。道路では「ミッシングリンク」の話を既に提言をしているところでありますし、また、「夢の架け橋」と言われ、しかし、「平成の大関所」と言われた四国3橋、この高速道路、これについても何とか26年度から全国プール制の方向へ進み出したところでありますが、となってくると、われわれとしては、あと一つ四国として忘れているものがあるんじゃないだろうか。九州・鹿児島まで「新幹線」が伸び、平成27年の4月には、北海道の函館まで「新幹線」が行く。日本全体、明治開拓期には、四国では唯一徳島が「15大市」、いわゆる人口の多い15番目までの大都市に数えられておりました。しかし、今では多くの政令市と言われるところは、ほとんどが新幹線の通っているエリア、その近郊であります。こうなってくると、「東海道新幹線」のリダンダンシー、代替手段といったものは、「北陸新幹線」が急ピッチで整備を進められておりますし、いよいよJR東海が自腹でもって「中央リニア」を引こうと。こういう形での「東海道新幹線」が、万一寸断をされた場合のリダンダンシーは方向性が見えて参りました。しかし、「新幹線」が通り活況を呈している「九州新幹線」も、これはやはり「山陽新幹線」があってこその「九州新幹線」である訳でありまして、この「山陽新幹線」のリダンダンシーについては、まだ全然、議題にも上っていないと。

 やはりここは先駆けて、この四国だけではなくて、近畿から四国を通り、そして豊予海峡から大分へ抜けていく、いわゆる「第二国土軸」とかつて言われた、「南海道」とも言う訳でありますが、これを一つ、この「山陽新幹線」のリダンダンシー、代替手段として、今こそわれわれは、提言をすべきではないだろうか。更には、新しいこの国のビジョンを作り上げていく、国土軸を造るにあたっての、かつてのようにただ単に「新幹線」を造ればいいということではなくて、より効果的な代替手段といったこと、また、この国の「国土軸」をもう一度形成し直す、こうした点を考えてくると、この「四国新幹線」について、まず徳島から狼煙を上げて後はその関わるところ、あるいは賛同得られるところの仲間をいかに増やしていくのか。その手法につきましては、「高速道路の全国一律料金化」は、まさにそうしたものであった訳でありまして、これから多くの「知事会」も、「全国知事会」も行われるところでありますので、こうした「将来の夢」と、そして「安全・安心」、更には「経済・雇用」と、この3つを横串で刺す施策といったものも、徳島から大いに発信をして参りたいと考えております。

 ということで、今年のこの「政策提言」につきましては、これまでの言わば「第一次の集大成」と言っても過言でないものであります。どうか皆様方におかれましては、それぞれの部局をあげて、また、国をはじめとする関係各方面と力を合わせて、その一つひとつを具現化、実現できますように、全力で取り組んでいただきたいと思います。私の方からは以上です。

〈司会〉
 ありがとうございました。それではこの件につきまして何かございましたら、政策創造部長からお願いしたいと思います。

〈政策創造部長〉
 私の方から、スケジュール感をお伝えさせていただきます。本日、この政策提言につきまして記者発表した後、31日に知事に上京いただきまして、「民主党陳情要請対応本部」、それから「政務三役」の方にそれぞれ提言をして参りたいと思っております。31日は国会の会期中であり、特別委員会も動いておりますので、直前までなかなか日程が決まらないかも知れません。皆様にもご迷惑をお掛けしますし、当日になって、また変更ということがあるかも知れません。

 政策創造部の方は、私と、それから山本課長が参りますので、言わば、そういう意味では預けていただいて、各部の方は各課長なり、また、担当の方お一人は来ていただければと思いますけれども、その他は、政策提言の全部で222項目提言数ありますが、全て実現に向けて取り組めますように、それぞれのレベルで対応していただければと思います。効率的に政策提言の実現に向けて行ければと考えております。ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

〈司会〉
 ありがとうございました。この件につきまして、他に何かございませんでしょうか。よろしいでしょうか。特にないようでございますので、これをもちまして庁議を閉じたいと思います。ありがとうございました。