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平成24年7月17日(火)9:00~

〈司会:経営戦略部長〉
 おはようございます。これより庁議を開催いたします。本日の議題の説明でございますが、「第27回国民文化祭徳島県実施本部の設置」につきまして、県民環境部長からお願いいたします。

〈県民環境部長〉
 おはようございます。お手元にお配りしております資料により、ご説明させていただきます。
 「第27回国民文化祭・とくしま2012」は、「あっ!わぁ!発見伝」をキャッチコピーに、「『文化の力』でまちづくり!」をテーマといたしまして、9月1日から12月14日までの105日間、県内全24市町村を舞台に開催いたします。
 国民文化祭は、昭和61年から各県持ち回りで開催されております、「わが国最大の文化の祭典」でありまして、本県では平成19年の「おどる国文祭」に続く、「全国初、2度目の開催」となります。
 昨年3月に知事さんを会長といたしまして、県議会議長、県内の各市町村長、文化団体の長などで構成する「第27回国民文化祭徳島県実行委員会」を設け、「プレイベントの開催」や「あわ文化情報紙の発行」などにより、機運の醸成を図るとともに、関係者の皆さんとご一緒に「総合フェスティバル」や「4大モチーフ魅力発信事業」等の準備を進めて参りました。そして、いよいよ開幕まで残すところ50日を切りまして、本番に向けた準備も最終段階を迎えております。
 これまでも、全庁的なご協力をいただきながら、事務局において準備・調整を図ってきたところではありますが、非常に規模の大きい祭典であることから、本日付けで要綱を定め、全庁体制の運営組織である「第27回国民文化祭徳島県実施本部」を設置することといたしました。
 実施本部は、資料2ページに記載のとおり、知事さんを本部長といたしまして、「運営総務部」と「総合フェスティバル部」の「2部9班体制」としております。10月28日の「総合フェスティバル」を中心に、職員延べ600名の動員をお願いする予定としております。今後、具体的な「従事計画」や「業務マニュアル」を策定いたしますとともに、リハーサル等諸準備を経て、本番に臨むこととなります。
 県民環境部といたしましても、全力を尽くして参りますので、「第27回国民文化祭」の成功に向けまして、引き続き全庁的なご協力をよろしくお願いいたします。以上でございます。

〈司会〉
 ありがとうございました。この件につきまして、何かございますでしょうか。特にないようでございます。それでは、次に本日の議題の2つめでございますが、「徳島県行啓本部の設置」につきまして、私の方からご説明を申し上げます。

 それでは、私の方から、「徳島県行啓本部」の設置につきまして、お手元にお配りしております資料に基づきまして、ご説明を申し上げます。
 ただ今、県民環境部長から説明がありましたとおり、本年9月1日から「第27回国民文化祭・とくしま2012」が開催され、10月28日には「総合フェスティバル」が予定されております。
 現在、先催県と同様、同式典への皇族の御臨席を仰ぐべく、宮内庁と協議を鋭意重ねているところであります。事前の諸準備と行啓当日の円滑な業務遂行を図るため、「第27回国民文化祭徳島県実施本部」と合わせまして、「徳島県行啓本部」を設置することといたしたところでございます。
 本部は、要綱設置といたしまして、組織は知事を本部長とした「5部18班体制」でございまして、2ページの図の職にある方を充てております。設置期間につきましては、本日7月17日から行啓に関する事務の終了までといたします。基本的には、これまでの「行幸啓・行啓本部」と同じ班体制でございます。各部におかれましては、是非ともご協力のほど、どうかお願い申し上げます。以上でございます。

 それでは、この件につきましても何かございますでしょうか。特にないようでございますので、知事からよろしくお願い申し上げます。

〈知事〉
 今、県民環境部長、また、経営戦略部長、ともにお話しがあったわけでありますが、いよいよ「国民文化祭」、9月1日までもう50日を切ったところであります。そうした意味では、国民文化祭に向けての準備、また、行啓についての体制の整備といった点で、その対応が急がれているところであります。

 まず、国民文化祭本体の関係につきましては、本県は平成19年度、「徳島らしさ」を出すということで、「おどる国文祭」という形で行って参りました。そして、その時には「『徳島らしさ』は一体何なのか」ということで、今われわれも着ています「阿波藍」。そして阿波藍の富が生んだ「阿波人形浄瑠璃」、あるいは「阿波おどり」。更には「ベートーヴェン第九」、アジア初演・日本初演、奇跡の収容所・坂東俘虜収容所ということで、これらを「4大モチーフ」として県下全域で行ったところであります。

 全国の皆さん方からも、「一過性に終わらせるのは、ちょっともったいないよね」と、こうしたお話しもいただきましたので、そうであればということで、この「4大モチーフ」を毎年テーマを決めて行って参りました。ちょうど今年度、平成24年度が5周年に当たるということで、その5周年の記念事業を高らかに行っていこうと。
 また、4大モチーフというだけではなくて、それぞれの「伝統芸能・文化」には、何と言ってもやはり「後継者づくり」が必要であろうと。気運を盛り上げていくためには、やはり文化団体、各市町村、そうした色々な独自性あるいは独創性といったものをどんどんこれを育んでいく必要がある。こちらも、文化の振興のための「基金」を作って後押しをしてきたところでありまして、そうした物の、言わば集大成と思っていたところでありますが、こちらを文化庁の方から、「やればいっそのこと、これを『全国初となる2度目の国民文化祭』をやっていただけないか」と。また、「新しい形での国民文化祭を」と。前回のように、1週間から10日間の間に集中をするんではなくて、ある一定の幅を持って無理なく、しかし、レベルの高いものをやって行こうと。そうした意味では、徳島がその大きな転換期の最初となるわけでありまして、まさに「全国初の2度目の国民文化祭」を引き受ける、そうした環境が整ったところであります。

 また、今回の場合では、特に東日本大震災発災から、ちょうどその翌年の年ということもありまして、日本全体で「復興元年・復興の年」と位置付けております。経済面はもとよりでありますが、日本全体が、あるいは世界が、と言っても良いかもしれませんが、まだまだと言うか、大いなるこの「閉塞感」が漂っているわけでありまして、こうした時に「文化の力」でこの閉塞感を打ち破っていこうと、そして徳島におきましてもその「文化力」といったものを徳島としての「独自性・アイデンティティ」というだけではなくて、まさに「まちづくり」にこれを繋げていくんだ、観光資源にもという形で、「一石二鳥ならぬ三鳥・四鳥」、これはまあ徳島のお家芸となっているところでありますが、こうしたものを全国の皆さんに、まさに「処方箋」としてお示しをして行こうと、こうした心意気で臨んで行ければと考えております。

 全体で結束をして、また、行啓の関係になりますと県警本部の皆さんに多大なご労苦をお掛けいたしますが、「徳島に来て良かった」、「また徳島に来たい」と、そう全国の皆さん方に思っていただける全国初2度目の国民文化祭を高らかに皆さんとともに行って参りたいと思いますので、是非、連携・協力方、よろしくお願いを申し上げたいと思います。

 それではともに頑張って参りましょう。よろしくお願いいたします。

〈司会〉
 ありがとうございました。本日の議題は以上でございますが、他に何かございますでしょうか。特にございませんでしょうか。それでは、無いようでございますので、以上をもちまして庁議を閉じさせていただきます。ありがとうございました。

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