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平成25年1月4日(金)9:30~

〈司会:経営戦略部長〉
 新年明けましておめでとうございます。ただ今から、本年最初の庁議を開催いたします。それでは知事、ご挨拶をよろしくお願いいたします。

〈知事〉
 それではあらためまして、新年明けましておめでとうございます。
 今年は年末年始、暦どおりということで、皆様方も少し物足りないといった点があったと思うんですが、しかし、お顔を拝見いたしますと、皆様方それぞれにリフレッシュをされた感じを受けるところであります。

 さて、年が改まりまして平成25年となったところであります。年初でありますので、今年の方向性などについて、やはり干支のところから解きほぐしていきたいと思います。今年は「癸巳(みずのと・み)」ということで、実は、ひとサイクル、「干支」あるいは「五行・十干(ごぎょう・じっかん)」、これは60年がひとサイクルということで、実はこの「癸巳」の年というのは前半30年の最終の年と、このように言われております。ということで、この前半30年の総決算、そしてこれからの30年に向けての新しい価値観創造の最終年、そして新たな30年に向けての目標を定める年と。つまり、たいへんこれからの30年を決める重要な年、また、前半の30年の総決算、こうしたことがよく言われております。

 では、どうなってくるのかということですが、実は前半30年、やはりバブルがあったり、それに浮かれてしまった、また、それの崩壊対策を見事にすることができなかった。例えば政治の点におきましても、失われた10年とか20年とか、こうした言葉がよく使われるこの30年でありました。また、その締め括りとして一昨年は東日本大震災、まさに未曾有の大震災と。しかも百年に一度の経済危機真っ只中で起こった千年に一度の大震災。これまでの30年に対して、やはりわれわれとして猛反省をして新しい30年を築いていく、そのための大きな足掛かりの年となったのが一昨年。そして復興元年といわれた昨年については、あらゆるシステム、これを変革をしていかなければいけない。そしていよいよ今年がその総決算。そして新たな目標スタート、ここに向けての定める年ということになりました。徳島としては、丁度これに合う形によりまして、例えば、これまでは「課題先進県」、あらゆる課題が徳島に襲ってくる。しかしそれだけではなくて、これをピンチをチャンスにいかに切り替えるのかということで、「課題解決先進県」を目指して行こうと、大きな旗を掲げたのも実は昨年でありました。ということで今年については、この「課題解決先進県」、これをしっかりと徳島のものとしていく。そしてこの国難の状況にあった日本の閉塞感、これをしっかりと打破をしていく。その処方箋をこれまたしっかりあらゆる面で徳島から発信をしていく。そしてこれからの30年、これに繋げていく重要な年になるわけであります。

 そこで、今年の大きな柱についてでありますが、やはり多くの国民の皆さんの期待は「経済と雇用」。これを何とか明るくして貰いたい、これがひいては国全体を明るくしていく、ここに繋がっていくということで、われわれとしては徳島の強みといったもの、例えば「2つのひかり王国」、LEDバレイとそして光ブロードバンド。また、農林水産業。何と言っても徳島は基幹産業が1次産業でありますので、これを6次産業化、掛け声はよくあったわけでありますが、これをまさに実践としてビジネスモデルとして徳島から確立をしていく。こうした成長戦略を骨太にしていく。「経済・雇用」、これを一番に成し得る。
 そして2番目は一昨年、昨年と全力を挙げて、そして日本のモデルとしても、千年に一度の大震災を「想定外と言うのではなくてこれを迎え撃つんだ」、こうした覚悟で臨んできた特に南海トラフの巨大地震などに対しての対応。また、医療崩壊についても、これをしっかりと「地域医療再生」という形で徳島から発信をしていくその体制を整え、今度はソフトも同時にこれに合わせて発信をしていく、この「安全・安心」。
 そして、何と言っても県民の皆さんにとって「夢と希望」をまず描いていただいて、これを徳島で自己実現をしていただこうと、「宝の島・徳島」の実現と、こうしたラインナップで臨んでいきたいとこう考えております。

 そして、徳島にとって、日本にとってもそうかもしれませんが、今年見事に1年間を走り抜くことによって平成26年、ここはまさにこれからの新しい30年の幕開けとなるわけでありますが、ちょうどこれも軌を一にして、徳島にとっても大きな転換点、出発点となると言っても過言でないわけでありますが、いよいよ四国横断自動車道の鳴門、徳島ジャンクション間が繋がる。つまり、長らく「本四架橋効果」とこのように言っていたものが途中で切れていた。これを県西・県南へ直接ダイレクトに結びつけることができる年となりますし、また、これに合う形でわれわれの悲願でありました「高速料金の全国一律料金化」、これも一つ課題があるわけではありますが、これがやはり平成26年度ということになって参ります。

 こうした中で徳島のまさに基盤といったものが大転換をしていく、こうした中で今までわれわれのハンディであった点も逆にプラスに転じていく。これまでは徳島の強みということで、伸びるところをどんどん伸ばしていこうと。しかし、今度はマイナスであった点も、逆に周回遅れのトップランナーと、逆に躍り出ていく。われわれは、この成功体験はしているわけでありまして、まさに地デジの対応。大きなピンチであったものを10年を掛け「全県ケーブル」という形で地デジ対応はもちろんのこと、ローカル放送・災害放送といったものもお茶の間へ。これはケーブルテレビ。また、IP電話。同じエリア間であれば幾ら話しても無料である。そして、光ブロードバンド環境を各家庭へと。「4種の神器」を実はピンチをチャンスから。テレビが、関西波が見えなくなってしまう、これを見事にクリアをし、今では神山あるいは上勝といった中山間地域、「集落再生」という言葉で、われわれとしては「限界集落」という言葉は使わずに対応していこうと。この点についても逆に人口増に転じると。また、新しい技術の導入といった点も大変重要である。つまり道路と鉄路を同時に走ることのできる「DMV(デュアル・モード・ビークル)」の新たな投入を考えていこう、しっかりとこれを実現をしようと。阿佐東線は開業以来、初めて対前年で乗車数が増に転じる。

 今まで「絶対無理だ、不可能だ」と言われてきたことが、逆にピンチをチャンスに徳島ではそれは実現をし、次の伸びゆく大きなきっかけとなってきたところであり、これについて、われわれとしてはあらゆる面でこれを実行をしていく。これが日本の今の閉塞感を打ち破り、もう一度世界に対して日本といった国をしっかりと位置づける、印象付けていく。これを徳島から発信をできていければなと。あらゆる面で挑戦をしていく、こうした年にしたいと考えております。

 ということで、「いけるよ!徳島」。これはもう、言うまでもないところでありますが、ここに「挑戦」という言葉を加えて、各お一人おひとりにとっては、「こうしたらいいな」、「ああしたらいいな」、夢あるいは希望といったものをただそれだけで置いとくのではなくて、これをしっかりとどうすれば実現ができるのか、それぞれの創造性を持って、そして果断に実行・チャレンジをしていく。行う手法としてのキーワードとして、「創造的実行力」を上げていく。こうした年にしていきたいと思います。
 そして、平成25年の暮れには新たな年である30年の頭、平成26年がわれわれとして、しっかりと現実のものとして俯瞰のできる、そうした成功体験を持ちたいなと。これを今年年頭にあたる抱負とさせていただきたいと思います。今年1年、どうぞよろしくお願いをいたします。

〈司会〉
 ありがとうございました。本日の議題は以上でございますが、他に特にございませんでしょうか。それでは、ほかに無いようでございますので、これで庁議を閉じたいと思います。ありがとうございました。