やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

平成26年1月6日(月)9:30~

〈司会:妹尾政策創造部長〉
  新年明けましておめでとうございます。ただ今から,庁議を開催いたします。それでは最初に,知事からご挨拶をお願いいたします。

〈飯泉知事〉
  それでは皆様,改めまして,新年明けましておめでとうございます。
  今回は例年より3日間長い9日間の年末年始ということで,お顔を拝見するとだいぶリフレッシュをされた,場合によっては休みすぎて疲れが出たんじゃないかという方もおられるかも知れませんが,まずは,皆様揃って新春を迎えられたことを心からお慶び申し上げたいと思います。

  それでは,恒例でありますので,まずは「今年の干支予測」ということであります。よく午年と言われるわけでありますが今年の午年は「ただ者ではない」ですね。「甲午(きのえ・うま)」の年ということで,五行と十二支併せて十干と呼んで,60年ひとサイクルと呼ばれてていますが「後半30年のスタートを切る年」このように言われております。まずは「甲(きのえ)」,これは甲乙丙丁の甲の字,「はじまり」とも呼んでおりますし,その字から見て分かるように四角の中から伸びゆくものがありますので「物事が新しく芽が出てくる」ということで「新時代の幕開け」を表す文字であります。また,「午(うま)」これは走る馬の字ではなくて,正午の午の字ですよね。実はこれに木偏をつけますと,お正月或いは年末年始餅つきをする際の,実は「杵」という字になります。つまり「物事を貫く」,まさに「甲午」の年というのは「新しい時代の幕開けを猛烈に貫いていく」,「新しいステージをいよいよスタートダッシュをかけていく」実はこうした年と言われております。

  では,これまでの徳島,そしてこれからの徳島を少し考えてみたいと思います。我々にとってよく失われた10年とか20年,このように日本全体が言われ続けてまいりました。徳島にとって見ても大変厳しい経済の時代もありましたし,国によって作られてた格差が実は多く見られたところであります。その最たるものが,折角「夢の架け橋」が架けられたのに,この料金が高い。しかも,他の地域では高速道路を造るときには負担金がないのに,この徳島をはじめとする本四架橋のエリアでは全て負担金を莫大に取られる。徳島県は平成25年度までになんと546億円も出資をさせられてきたところであります。これは「おかしいではないか」と最初に徳島が声を上げ,そして多くの仲間を募り,いよいよ今年,年度が変わってとなりますが,新しい料金体制「全国共通料金」のいよいよ仲間入りをするということになりました。これをどう今後活用していくのか,まさに知恵が問われるわけでありまして,しかしこれは他の四国のエリアや対岸も同様なところでありますが,我々の場合は1年前の昨年から今年をターゲットとして対策を進めてきたところでもあります。いよいよその真価が問われる年と言っても過言ではないかと思います。

  また,県民の皆様にとっての最大の関心事,これは「南海トラフの巨大地震」,これをどう迎え撃っていくのか。徳島は死者ゼロを目指す「とくしま-0(ゼロ)作戦」を提唱し,施策を進めているところではありますが,(想定死者数)31300という数値を0に持って行く,簡単にできるものではありません。これは日本全体の制度を変えていく,特に公共事業の在り方を大転換をしてもらう必要がある。こちらも徳島から声を上げ,災いの年の平成16年,三位一体改革もこれ相まったところでありますが,この時に災害復旧が日本の常識,それではおかしいだろう,尊い国民の皆様の生命・財産を失ってから莫大なお金をかけて復旧をする,であればそれの十分の一いや百分の一でもいいから事前にこのお金をかけるべきでないか,災害予防を提唱し,そして国でも補正予算では成立しておりましたが,いよいよ平成25年度あの15ヶ月予算と言われたときから,事前防災・減災対策事業,これが国の制度となったところであります。

本格稼働はいよいよ今年度から。それはどういう意味かというと,もう一つ東海地震エリアと我々南海地震のエリアで,従来災害に備える,例えば国の補助事業の補助率が大きく違ってきました。例えば耐震化などについても,静岡などは殆ど100%できている。それもそのはず,国の補助率が非常に高いものがあったところでありまして,これもおかしいではないか。こちらも9県同じ南海トラフのエリア,今では静岡なども同じ南海トラフのエリアとなって,三連動がこの南海トラフの巨大地震なったところでありますが,やはり特別措置法を作ってもらわないとなかなか難しいであろう。これが昨年,「南海トラフ巨大地震特別措置法」と,そしてもう一つは笹子のトンネルが崩落をしました。日本の公共事業はいったん公共施設・公共財を作れば後は知らないというのが従来でありました。しかしライフサイクルコストと言うことで,修繕費或いは更新費も見込んでその予算取りをしていく制度をつくる。こうした点も強く提唱し,これも国の制度になり,いよいよ「国土強靱化法」,こちらが「南海トラフ巨大地震特別措置法」と相まって成立をし,新しい国の平成26年度の当初予算からこの法律での嵩上げが効いてくることとなります。言わば我々が提唱したその成果が平成26年度出てくることとなるところでありまして,そうなってまいりますとこの「ゼロ作戦」,市町村の皆様の事業を更に進捗する必要がありまして,昨年試みでスタートした「とくしま-0(ゼロ)作戦緊急対策事業」こうしたもののパワーアップといったもの,これも考えていかなければならないところであります。

  また,もう一つ今年は,多くの周年行事,また,世界的にも色々な行事がある年となります。まず世界的には,ソチの冬季オリンピックがありますし,更には6月からは世界中がサッカーで沸き起こるブラジルでのワールドカップサッカーの年となります。言わばスポーツイヤーと言っても過言ではないわけでありまして,そうした中,例えば徳島インディゴソックスにしてみても,また,徳島ヴォルティス,この四国初のJ1という重い扉を開けてくれたところでありまして,軌を一にするところであります。また,更には少し遠いとはいえいよいよ射程圏内に入る,6年後となる東京オリンピック・パラリンピック,更にその翌年にはアジアでは初めての開催となります徳島をはじめとする関西広域連合の地で行ってまいるワールドマスターズゲームズ,これらアスリート,或いは生涯アスリートの皆様方の祭典,こうしたものも立て続けに,日本で,そして徳島もその開催地の1つになってくるところでありまして,否が応でも今年からこの20年或いは21年,もっと言えば19年にはラグビーのワールドカップ,こちらもあるわけでありまして,こちらに向けてのスポーツ熱がどんどん高まって来る年となるところでありまして,こうしたスポーツに関しても,徳島がこの中心になっていかなければならない年になるかと思います。

  更には国立公園・国定公園,剣山・室戸阿南は指定50周年。そして瀬戸内ブランドを世界に向けて発信していこうと7県が力を合わせております瀬戸内海国立公園,こちらが指定80周年。そして瀬戸内ブランドも第1号は広島レモンと徳島スダチということでトリスのスダチレモンハイボールが出たところでありまして,こうした周年行事,これには空海さんも味方をしてくれて四国霊場開創1200年祭もある。これにまつわる多くの行事も実は目白押しとなる今年であります。

  ということで,今年はまさに徳島にとって大きなエポックメイク,特にもう一つこれに加えますと料金の問題だけでなくて,陸・海・空,その表玄関,高速交通体系がいよいよ結ばれる年となります。本四架橋の効果,これが切れていたものが鳴門JCTから徳島ICまで結ぶ。そしてその途中には松茂の24時間大型車対応可能のスマートインターチェンジもでき,徳島空港線が迎えに行く形での,いよいよ阿波おどり空港と高速が直結をする,また沖洲の耐震バースも今年度直轄事業がいよいよ完成をすることとなりまして,オーシャン東九,東京と四国・九州を結ぶ大動脈が新たな形でスタートを切る年となるところでもあります。まさに陸・海・空ハードの面でもこちらが結ばれる,こうした意味で,繰り返しとなりますがまさにエポックメイクの年となるところであります。

  そこで,今年,どう展望していくのかということですが,これまで「ピンチをチャンスに」まさに徳島のお家芸として行ってまいりました。全県のケーブルテレビ網そして光ブロードバンドもそうした中から生まれたものでありますが,こうしたものを今後どう活かしていくのか,ピンチをチャンスに切り変えてきた。県民の皆様もそうした点を実感を頂けてきているのではないかと思います。しかしそうなると時代の幕開けと同時に,やはり県民の皆様の期待のレベル,こうしたものが,ステージが変わって高くなる。「これまでよくやった。良いじゃないか」が当たり前になり更に上を目指していこうということになります。つまり,今のまま,もし,走らないでいることになると,折角のチャンスが逆にピンチになるということにもなりますので,我々としてはこの得たチャンスといったものをより大きく花開かせる,そして干支でも時代が新しく,ステージが新しく変わる幕開けとなるわけでありますので「課題解決先進県」その名を全国に,そしてできれば世界にも発信ができるように皆様とともに今年1年力を合わせて頑張ってまいりたいと思いますので,こうした点についてもどうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。

  結びとなりますが,申し上げた点について具現化する,これはなんといってもこれからの2月補正そして新年度の予算。我々は今回昨年の轍を踏まずに,14ヶ月予算ではなく,消費税の腰折れ,こうしたものも視野に入れる中で先取りをしていこう,11月の補正予算から既にプラスアルファということで「15ヶ月プラスアルファ予算」という形でもう既にその中に組み込んでいるところでありますので,更なる皆様方の色々な形での工夫をこの中に活かしていただいて,このチャンスをよりチャンスにする新しい時代の幕開けを県民の皆様とともに走り抜けるようにこれからもご協力お願い申し上げまして私の年頭のご挨拶とさせていただきます。今年1年どうぞよろしくお願いいたします。

〈司会〉
  ありがとうございました。本日の議題は以上ございますが,他に何かございますでしょうか。
  それでは,以上で庁議を終わります。