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平成26年2月10日(月)9:30~

〈司会:妹尾政策創造部長〉
  おはようございます。これより庁議を開催いたします。本日の議題であります「平成26年度当初予算(案)」につきまして知事からお願いいたします。

〈飯泉知事〉
  いよいよ平成26年度当初予算,発表の運びとなったところです。
  平成25年はもとよりでありますが,平成26年度につきましては,新たなステージの幕開け「エポックメイクの年だ」このように申し上げ,そして平成25年,一年をかけてここに向けてのアプローチをずっとかけてきたところであります。言わば徳島・飛躍発展のための「千載一遇のチャンス」が訪れると言うことであります。

そして,これまで長らくの,日本全体が失われた10年とか20年とか,まさに15年と言う言葉も出てきておりますが,この暗いトンネルを何とか抜けていこうと,そこで編み出したのが,徳島の場合には「ピンチをチャンスに」。これがお家芸となったところでありますが,いよいよ今度は「チャンス」が来たわけでありまして,しかし,うかうかしていると,先般の事例も申し上げたところでありますが,逆に「チャンスがあるが故のピンチを招く」,こうしたこともあるわけで,我々としては「千載一遇のチャンス」をきっちりと活かすと言った意味で,このチャンスをきっちりと掴み取っていかなければいけない,こうした平成26年度になると考えています。

  また,「アベノミクス・3本の矢」その効果がまだまだ地方あるいは中小零細には届いていないと言われる中で,これを何としても全県下に,中小零細全てに及ぶように。そこで大きな課題が4月に待ち受けています。消費税の増税スタートとなるわけでして,こちらにつきましても,国が15ヶ月予算,前回と同じでありますが,本県前回は14か月予算,補正の効果を直ぐ様には発効できなかったと言う反省に立つとともに,この消費税4月からスタートなわけでありますが,それへの対応となるとそれまでの間に準備を進めていく,これはいろんな形での広報周知を含めてと言うことでありますが,そうした意味で11月の補正予算,2月そして,今回の平成26年度当初予算を併せた「15か月プラス・アルファ予算」として,既定の概念にとらわれない形,弾力的な対応と言ったものを打ち出そうとしているところであります。

  今回の予算規模「15か月プラス・アルファ予算」といたしましては,前回の「14ヶ月予算」を上回る4,939億円。また,当初対比といたしても4,777億円と言う形で平成25年度の当初予算と比べると「3.4%」の増,そして金額としては「156億円」の増と,積極型・5年連続の対前年度増とさせていただいたところであります。しかし,こうなると「大盤振舞」「放漫経営じゃないか」,このような指摘も当然されるところでありますので,同時に財政健全化も着々と進めさせていただいているところでありまして,

特に公債費の関係,あるいは起債残高,そして公共事業全般として各事業者の皆様も「手一杯だ」,「たくさんあり過ぎるんだ」,「手が足りない資材が足りない」,そうした中で次々と発注を繰り返しますと「入札に参加が出来ない」「こうした点は非常にマインドが落ちる」こうした生の声が続々と寄せられるところであり,もっと言うと「平成26年度は大丈夫か?」こうした声がありますので,9月補正予算あるいは11月補正予算,これらで公共事業をやればやるだけお金が返ってくると言う「地域元気交付金」臨時交付金ですけどね,

これが130億円,徳島は全国でも屈指に戻ってきた。それだけ防災・減災対策に取り組んできた成果と言うことでもありますが,かつての麻生内閣の時に政策提言をした制度が復活をしたところでありますが,これをしっかりと掴み取って,これを見える形で財源を積ましていただき,平成26年度もきっちりと「大丈夫だよ」と,今回はそれを多く活用したところでもあります。

  公共事業でしたら各事業者の皆様方の意欲,これを逆に前向きに行く,盛り下がるのではなくて,こうした対策も行っているところであります。是非皆様方におかれましては,今回これを案として取り纏めたわけで,まずは県議会の皆様方にご審議をいただく,そして大所高所からご指摘あるいはご指示をいただいた点を踏まえ,今度は執行に移していく。

  「15か月プラス・アルファ予算」と言うものの,この中の全てが4月からスタートと言うわけでなく,国の補正予算が2月6日に成立したところでありまして,我々としてはこれを使うことで出来るわけでありますので,こうした速やかな執行にも心掛けていただきたい。効率的な,出来ればその執行の中から当初予算より執行しやすくする。生の声もそうですし,アイデア,こうしたものを是非とも見出していただきたいと思います。

と言うことで非常に課題の大きい平成26年度予算となってくるところでありますので,是非皆様方には今回のこの予算の意義,そして何を目指しているのか,こうした点を皆様方自身が十分に咀嚼をするとともに,それぞれの組織の中でこれを伝搬していただき,関係する各方面の皆様方にもしっかりと伝えていただく。そうすることによって,この予算が「絵に描いた餅」から県民の皆様方にとって「美味しく食べていただく」,そして「アベノミクス・3本の矢」この効果を全県下で享受を出来る,そうした予算になると考えておりますので,こうした点についても是非前びろにお伝えをお願いいたしたいと思います。私の方からは以上です。

〈司会〉
  ありがとうございました。この件につきまして,ご意見,ご質問などございましたらお願いします。
  本日の議題は以上ですが,ほかに何かございませんでしょうか。
  それでは以上をもしまして,庁議を終わらさせていただきます。ありがとうございました。

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