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平成27年4月13日(月)14:00~

〈司会:妹尾政策創造部長〉
  ただ今から,庁議を開催いたします。知事から御挨拶をよろしくお願いいたします。

〈飯泉知事〉
  まずは拍手でお迎えいただきまして,本当にありがとうございました。おかげで無事4選を果たすことが出来ました。もちろん任期はまだ5月17日まであります。知事選後,初めて登庁しましたが,副知事さんはじめ皆様方には留守居を本当によくしていただきました。ありがとうございました。おかげで,県内を回っている間にも「県政が停滞している」などの声は一つも聞くことはありませんでした。

  今回は,特に「地方創生」について強く県民の皆さんに直接訴えかけて参りました。というのは,これだけ国も「看板政策は地方創生だ」,また,各都道府県,市町村も「地方創生なんだ」という中で,県民の皆さんにとってみると「一体,地方創生って何なんだろう」と。一つ間違えるとソーセージかな?となりかねないわけでありまして,そこで現役世代,高齢者の皆さん,男性女性,もっと言うと次の徳島を担っていただく若い世代の皆さんに(訴えました)。

  今日も(選挙)事務所で記者会見があって,マスコミの方から,若い世代の選挙離れ,政治離れをどう考えるかと質問がありました。私が前々から自分の経験として思うのは,「政治が全然身近でない」「遠い話だ」。というのは,選挙のときに選挙権がない子どもを外すから。つまり目の前のことしか考えていない。

子どもさんに自分のビラを渡すときに,周りは「これお父さんに,お母さんに渡してね」と言いますが,私は最初の選挙の時から「君に読んでもらいたい。あなたに読んでもらいたい」と言ってきました。「でも選挙権がありません」(と言う子どもに対して)「いいんだ。君に」と渡すと,2回目や3回目の選挙には「知事さん,選挙権持ったから選挙に行ってきました」となる。こういう最初の遭遇は重要。

  それは行政も同じ。行政は,なんか堅苦しい,敷居が高いとよく言われる。大学なんかもよく言われてね,中小企業の皆さんもそういう話になるが,日々の色々なところでこうした点をはっきりと分かってもらう必要がありますので,特に若い世代の皆さん方をはじめ,それぞれの世代の皆さんに言って参りました。その結果,かなりの皆さんは「地方創生」を御理解いただいています。

そうした中で,徳島は全国区で報道されますので,「こんなのあるのですね」「あんなのあるのですね」「でも,それだったらもっとこうしてほしい」とか,特に中山間地域に行くと若い人たちがいなくなって,学校は統廃合される,活力はなくなる。「何とかこうした流れを変えてほしい」と言った声をたくさん聞くところであります。

  我々としても「地方創生」,もっと言うと「課題解決先進県,ピンチをチャンスに!」これが今回ピタッと筈が合い,日本最大のピンチ「人口減少」を正面から捉えなければならない時代となったところであります。(徳島県版総合戦略については)既に骨子の段階で市長会・町村会の代表から例の(地方創生)挙県一致協議会の時にも,「これはありがたい」「自分達も作らなければ」と(言っていただくなど),県民の皆さん各市町村にとって少しでも方向性が見えてきている。

また,南部・西部総合県民局の政策総合会議の場でも,南部・西部がさらに一歩踏み込んだ形での計画が出てきており,これもありがたいということであります。我々は今7月をターゲットとしていますが,是非皆様方には「徳島県版の地方創生戦略」をしっかりと,そして出来れば,今大体の概要が皆様の手元で作られていると思いますが,もう一歩踏み込んだ形で書いていってもらいたい。

  今回10道県で知事選があったわけですけど,昨日見ていて,それぞれが地方創生に触れ,こんな事をやっていこうと力強く言っているところがあります。全国の中でも徳島が旗手として期待をされている。追われる身という言葉は変だけど,他の人たちが徳島を見習っていこう,そして追い越していこうという中で,徳島としてはしっかりと,「そういう着眼点があったのか」といった点についても,もう一歩踏み込んで出していただきたいと思います。

  また,これはあくまでも地方創生の戦略ということで,言わば「絵に描いた餅」の部分。それを具現化するためには二つ。
  一つは肉付けの「6月補正予算」。ここもある程度,皆様方の頭の中や,それぞれの部局の中でもう出来ていると思いますけれども,もう一度新(さら)で見直してもらいたいと思います。

(選挙戦で県民の方々の声を聞いて)色々な誤解もあるところが分かりましたので,後半戦では,(例えば)「本四高速全国共通料金で共通料金になっただけでないんだよ。これまで強いられてきた546億円の負担から,今回解放され,その分20億円の基金を逆に作って,ハード・ソフト両面から(活用する)。こういう風にしてお金を生み出してくるんです」と(説明してきました)。

実はこうした点も,県庁の中では「歳出の中に歳入を見出す」の言葉を使ってきましたけど,今度は皆さん方の口で,それぞれ関係のある市町村,団体,県民の皆さんに言ってもらう。幹部だけでなくて各職員も言う。こういうことが求められているのではないか。私が言っているだけでは,なかなか足りない。この辺りをしっかりとやってもらいたいと思います。

  もう一つは,「新しい総合計画」を作っていく必要があります。政策創造部を中心に有識者会議や総合計画審議会の中で練ってきているところですが,今回のマニフェストの中では次元の違う形でまとめさせていただいているものがありますから,この整合性をどうとっていくのか。

確かにマニフェストの中には私の思い付きも多々あって,皆さん方からすると「何だ,もっと早めに言っておいてくれよ」といった話もあったかも知れませんが,そういった点も政治家の部分で入れておりますので,それを分かりやすく県民の皆さんに示すこと,これが総合計画ということになります。この間をどうつないでいくのか。

  「肉付け予算」もありますので,丁度具現化をしていく絶好のタイミングがここにあると思っていただき,繰り返しとなりますが,肉付けの6月補正,総合計画そしてマニフェストの関係,さらに地方創生の部分については徳島県版の戦略との関わり,この辺りをきっちりともう一度新(さら)から考え直していただきたい。

そして徳島は全国から注目されているわけですから,徳島県内の事情だけを考えるのではなく,全国の色々な意見がどんどん今回の知事選でも出されていますので,目を皿のようにして「なるほど,こういうアイデアもあるのか」といった点については,どんどん咀嚼をしてこれを徳島バージョンに切り替え,この中に入れていく。

是非,新次元での予算,そして計画を,必ず「絵に描いた餅」ではなくて「食べられる,しかも美味しく食べていただける餅に」,そこをポイントとして,県民の皆さんだけではなく,我々は日本国民としてどうしていくのか,こうした一段高い次元から物事を考えていただきたいと思います。

  そういう意味では,中には「VS東京」の次のバージョンをどうするのかといった意見も多々ありましたので,今それぞれ10項目についてオピニオンリーダーの皆さん方の生の言葉で入れてもらってますが,これを次にどう展開していくのか,是非,総合政策課だけでなく全てのセクションで考えていただきたい思います。

  挨拶回りなどで県庁を留守にする期間も少しありますが,なるべく早い段階,今週中にも復帰していこうと思っておりますから,皆さん方が日頃思ったことを抱えないで,なるべく早い段階で「これはどういうことなんだろう」「マニフェストを読んだけど分からない」「これとどう違うのか」,こうしたものをざっくばらんに持ってきてもらって結構ですので,是非よろしくお願い申し上げたいと思います。

〈司会〉
   ありがとうございました。それでは,以上で庁議を終わらせていただきます。