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平成27年7月6日(月)9:30~

〈司会:七條政策創造部長〉
おはようございます。
これより,庁議を開催いたします。
本日の議題は2件でございます。

  まず、「新未来『創造』とくしま行動計画の推進について」。
  この件につきましては、皆様のお力添えにより、先の6月定例県議会の閉会日におきまして、成案となったところでございます。本当にありがとうございました。
  本日の庁議を契機とし、新たな計画のキックオフとしまして、各施策・事業の推進を図っていただきたきますよう、よろしくお願いいたします。
  それでは、総合政策課から説明いたします。

〈尾﨑総合政策課政策調査幹〉
  「新未来『創造』とくしま行動計画」につきましては、昨年度から、各部局にご協力いただき、県議会や総合計画審議会においてご論議をいただくとともに、「パブリックコメント」や「SNS」などにより、県民の皆様からご意見をお聞きしながら、策定作業を進め、先週3日の「6月定例県議会」の閉会日に追加提案を行い、お認めいただいたところでございます。
  それでは、「計画の概要」を説明させていただきます。
  まず、「計画の基本理念」につきましては、「一歩先の未来を具現化する、オンリーワン徳島の実現」とし、県政全般に関する「最上位の総合的な計画」と位置づけております。
  「計画の構成」につきましては、2060年頃の「目指すべき将来像」を描いた「長期ビジョン編」、手の届く「10年程度先」を見据えた「中期プラン編」、今後4年間で取り組むべき「重点施策」を定めた「行動計画編」の「三層構造」としております。
  次に「長期ビジョン編」となりますが、「将来ビジョン」では、「2060年頃の姿」として、世界へ発信「笑顔のTOKUSHIMA」、世界に誇る「強靭なTOKUSHIMA」、世界とつながる「創造のTOKUSHIMA」の3つを掲げております。
 「中期プラン編」につきましては、手の届く未来である「10年程度先」を見据えた「近未来の成長戦略」として、「みんなが輝く・とくしまの創造」から「世界へはばたく・とくしまの創造」まで、5つを掲げており、各項目ごとに「目指すべき10年程度先の姿」、「実現のための主な施策の方向性」を記載しております。
  次に、「行動計画編」でございます。
ただ今、申し上げました「10年程度先の姿」を見据え、今後4年間で取り組む「重点施策」として、「ふるさと回帰・加速とくしま」の実現から、「大胆素敵・躍動とくしま」の実現まで、「7つの基本目標」を掲げております。
  この「7つの基本目標」ごとに、「5つの重点戦略」を掲げ、具体的な「主要施策」と「数値目標」を記載しております。
  最後に、「計画の進行管理と見直し」でございますが、計画の進捗状況を把握し、適切な進行管理を行うため、第三者機関であります「県政運営評価戦略会議」におきまして、より県民目線に立った「客観的評価」を行っていただき、毎年度の「改善見直し」を実施し、しっかりと「PDCA」を実行して参ります。
  説明につきましては、以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

〈司会:七條政策創造部長〉
  この件につきまして、何かございませんか。
  続きまして、2点目「サマーチャレンジ」でございます。
  いよいよ本日の庁議より「新たな政策創造」の取組みをスタートさせていただきます。
  今年度は、新たな発想での施策構築に挑戦する意味で、名称をこれまでの「サマークリエイト」から「サマーチャレンジ」とさせていただき、実施することとしております。
  それでは、内容について、総合政策課から説明いたします。

〈梅田総合政策課長〉
  「平成27年度サマーチャレンジについて」説明させていただきます。
  新たな政策創造の取組みでございますが、今年度におきましては、徳島ならではの地方創生戦略を強力に推進するとともに、「地方創生の旗手」として、これまでの取組みをもう一段高い次元へと進化させ、「日本創生の礎を築く」 新たな施策創造に「挑戦」するとの方針のもと、各部局における「地方創生及び重要施策」への対応と統括本部における「地方創生及び重要課題」への対応の2つを新たに「サマーチャレンジ」として、取り組んでいただき、知事をトップとして、議論を進めて参りたいと考えております。
  まず、「地方創生の芽出し」として、各部局における取組みでございますが、「一歩先の未来!」を具現化する「新未来とくしま」の創造をテーマに、行動計画最終年である30年度に目指す姿の実現に向け、取組方針及びその具現化に向けた「マイルストーン」を設定するとともに、地方創生の実現に向けた、新たな施策の芽出しに取り組んでいただきたいと考えております。
  次に、「地方創生の玉ごめ」ですが、「地方創生の旗手」として、「日本創生の礎を築く」新たな施策の創造をテーマとして、先程の4年間のビジョンをしっかり構築していただいた上で、来年度(28年度)の新型交付金を見据えた「徳島ならでは」の施策構築を図るとともに、28年度に取り組むべき重要施策など「基本的方向性」の整理を行っていただき、その中で、特に、複数部局が連携の上、多様な主体と連携し、先進的に取り組む事業を「新未来創造事業」として、選択の上、検討を進めていただきたいと考えております。
  さらに、今年度につきましても、重点的に取り組む必要のある喫緊の課題解決に向け、鋭意、取組みを進めていただいております、5つの統括本部におきましては、本年度における施策の進捗状況及び年度後半に向けての取組み、また、地方創生や課題解決を見据えた28年度における施策の方向性について、整理・検討をお願いいたします。
  なお、統括本部につきましては、全部局長に出席いただき、情報の共有化を図ることで、課題解決の加速化を図って参りたいと考えております。
  「新未来創造事業」につきましては、「日本創生の礎」を築くため、時代を先取りする大胆な発想で、積極果敢に挑戦し、他県との競争に打ち勝つ「徳島ならでは」の施策の構築を目指し、取組みを進めて参りたいと考えております。
  この事業につきましては、従来の「縦割り」の事業を超えた、部局連携による事業構築、産学官金労言など多様な主体との連携、他に先んじた先駆性のある事業構築をポイントとして、それぞれ最下段に記載しております項目を優先し、事業の選定を行って参りたいと考えております。
  なお、「サマーチャレンジ」につきましては、9月補正予算編成のスケジュールと調整をしながら実施し、効果的かつ戦略的な当初予算編成とし、政策提言につなげて参りたいと考えております。
  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

〈司会:七條政策創造部長〉
  この件について、何かございませんか。
  それでは、知事からお願いいたします。

〈飯泉知事〉
  まずは、6月定例県議会お疲れ様でした。この6月定例県議会を経ることにより、平成26年度の追加の2月補正予算、骨格の平成27年度当初予算、そして今回肉付けの平成27年度6月補正予算、この3つを併せて、「地方創生・元年予算」。いよいよスタートとなります。
  また、県の4年間の行動計画につきましても、「新未来『創造』とくしま行動計画」が議決を経て、こちらもいよいよスタートとなったところであります。でもこれだけでは、まだ地方創生足りません。もうひとつは、国が求めている地方の総合戦略。「vs東京『とくしま回帰』総合戦略」。まだ素案が案になったところ。いよいよ今月の「“挙県一致”協議会」を経て成案としていこう。これによって、すべてが出揃うということになります。
  そうした意味では、今回まず、この行動計画についてでありますが、前回の「いけるよ!とくしま行動計画」では、その視点を「地域」に置いていました。今回は、この「地域」をベースにしながら、一歩先の未来を見越していこうということで、ひとつは「世界」、グローバル化。今のギリシャの状況を見てもわかるように、遠い世界の状況が、いつ何時、徳島に影響を及ぼすか、こうした点でも世界への視点が、人材の育成というだけでなく重要なものとなります。
  もうひとつは、一歩先の未来と言っているわけですから、当然、「未来」志向で臨んでいくんだ。徳島はそうではないと思いますが、お役所の仕事、行政というのは、今あるもの、あるいは前例踏襲。こうしたものが、まだまだ常識とされる世界でありますが、もうこれではもたない。今、ギリシャの例を言いましたが、今までは、ぬくぬくと来た。借金を重ね、でも、いよいよ切羽詰まると、ああいう形になる。日本もいつ何時こういうことが起こるかわからない。しかも、国はなかなかそれを掴みづらい、ということになります。
  我々地方は、課題先進県。今の参議院の合区の話にしても、平成17年度の全国知事会「憲法問題特別委員会」、こちらで私も委員として、「参議院、新しい形を作っていかないと、どんどん不要論が出るんじゃないですか」と言ってきて、その後、平成22,25年の参議員選挙が結果として違憲状態となってしまった。これも切羽詰まって、一体参議院ってどういうものかを全く考えないで、数あわせでいこうと。もちろん数というのは民主主義の原点に当たるわけですけどね。合区の具体的案が出てあわてる。全国知事会で言ってきたことを、もっともっと真剣に考えていれば、新しい形としての参議院に生まれ変わるのではないか、こうした議論も俎上に上ってきたのではと思いますね。確かに、この国の制度というのは、立法府が決める訳ですけど、ギリシャ問題にしても、あるいは今回の参議院の問題にしても、一歩先をしっかりと見据える、こうした点が欠けると今回のような状況が襲ってくるということになります。
  今回の新しい「とくしま行動計画」については、「地域」にベースを置きながら、「世界」と「未来」、こうした視点で対応していただきたいと思います。ということで、施策数は648、数値目標数は960という形になりました。ただ、これは所詮「絵に描いた餅」でありますので、県民の皆様方に、地方創生、本当に地方がこれから伸びていくための最大のチャンスであり、最後のチャンスである。こうしたものをしっかりと実感していただく。良かったなと思っていただける。ただ食べられるだけでなく、美味しく食べていただく餅にしっかりとしていく。そのためには、皆さん方のご理解と、そして何よりもスピード感、そして県民の皆様方のご支持が重要となりますので、この「県民目線」、そして何度も何度も言い続けていますが、まだまだ出来ていないのが、「現場主義」。最近でも体制が変わって、5月からですから、もう2ヶ月が経ち、1ヶ月はまだ良いけど、6月になってもまだ異動したばかりみたいなね、「現場行った。課題の現場行った。」「いや、行ってません。」何のために現場主義と言っているのか、そんな事がないように。皆さん方が、率先して県民目線、現場主義を実行してこそ、部下の皆さんがついてくる。是非、スピード感を持って対応していただきたい。

  第2点目、今年から「サマーチャレンジ」。今までは「サマークリエイト」。創造していこうと、「創造」の視点ね。これからは「創造」から「実行」に移す。創造的実行力、こうした点も申し上げてきたところです。ぜひ、こうした点について、皆さん方しっかりと、今度は国の動き「地方創生」を一歩先の未来として先んずる。従来は、産学官連携ができるといい、ただ部局間、少し隣同士でやれれば立派だと言われていたものが、今はそうではなくて、新型交付金。これがまだ他の地方公共団体の方では、交付税減らされるんじゃないか、バーターになるんじゃないか。こうした点が横行しているところでして、その意味でも我々が逆にこの新型交付金の在り方といったものを、しっかりと国に提案をしていく立場にある。
  多くの主体との連携、産学官+言労金。「そんなのやったことないから・・・」、そんなことないですよね。産学官と金と組んだものとしては、すでに総務省の「地域経済循環創造事業」で多くのモデルが徳島から、そしてそのモデルが徳島、このようにいわれているわけで、労との関係でも、労働局長さんにも庁議に入っていただいています。こうした先だった動きをこれからは、具現化していく必要があるということで、今回、「新未来創造事業」というものが新しく構築され、正に一歩先の未来を今のうちに、実践してしまおう。他の都道府県については、産学官言労金、これを新型交付金の中で、ということになると、一体どんなものなんだろうかと、迷いながら28年分に対応するということになりますが、我々としては、今のうちから、しっかりと、知恵と工夫とそして連携、キーワードは「連携」ということになります。5つの統括本部については、それぞれの課題はもとより、そこから派生する問題についても積極的に「サマーチャレンジ」で正にチャレンジをしていただきたいと思います。
  今では、徳島のお家芸となっています「ピンチをチャンスへ!」。こうした点についても最近では逆に「チャンスからピンチ」になっている部局も多々見受けられます。スピード感と一歩先の未来、未来感がないが故に出ているところでありますので、言われた部局長さん達、ピンときていなければ、ますます危機的な状況と言えますので、こうした点、しっかりと皆様方には取り組んでいただければと考えております。
  皆さんと共に一歩先の未来、そして世界を俯瞰した対応といったものを、そしてこうしなければ、地方にとって最後のチャンスを失うということになりますので、よろしくお願い申し上げます。

〈司会:七條政策創造部長〉
  ありがとうございました。
  本日の議題は以上ですが、他に何かございますでしょうか。
  それでは、以上で庁議を終わらせていただきます。