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とくしま医師バンクとは

とくしま医師バンク事業の内容

とくしま医師バンク事業には、4つの大きな柱があります。

1 ドクターバンク医師(任期付県職員)の採用

とくしま医師バンクに登録された医師の方の中から、希望される方を県職員として採用し、徳島県内の公的医療機関で診療に従事していただきます。
総合診療医として採用した医師は、任期は3年間で、へき地診療所やへき地医療拠点病院などで勤務していただきます。
任期最後の1年間を、国内外での研修・研究期間とすることができ、県職員としての給与のほか、200万円までの研修・研究経費を県が負担します。

2 ベテランドクターバンク

勤務先を退職された医師や、開業医の有志の方で、へき地診療所等での代診医など、公的医療機関の診療支援を希望される方が、ご家庭の事情やご自身の都合などに合わせた勤務条件を、とくしま医師バンクに登録していただきますと、県がマッチングを行い、条件に合った県内の公的医療機関を紹介させていただきます。

3 女性医師再就業バンク

出産や育児のために医療現場を離れ、その後に復帰(再就業)を希望される女性医師の方が、とくしま医師バンクに登録していただますと、県が勤務形態などに応じたマッチングを行い、公的医療機関を紹介します。

また、希望される方には、県立中央病院で、再就業に必要な研修の機会を提供します。

4 無料職業紹介事業(一般医師ドクターバンク)

以上の他にも、徳島県内での勤務にご関心のある医師の方々に、幅広くとくしま医師バンクに登録していただきますと、県内の公的医療機関の情報を提供し、マッチングを行った上で、ご希望の条件に近い公的医療機関を紹介いたします。

必要に応じて、県の担当者がご相談に応じたり、現地のご案内などもいたします。

また、各種関連情報をホームページで随時お知らせするとともに、徳島県の地域医療等に関する最新情報を、希望される方にメールマガジン「とくしま医師バンク通信」により配信します。

徳島の地域医療に関心はあるけれど、いきなり求職登録まではちょっと・・・、とお考えの医師の方、医学生、または医師を目指している学生などの方々は、まずはメールマガジンの配信をお申し込み下さい。

徳島医師バンクの登録フロー図

とくしま医師バンク事業の目的

近年、医師の偏在や不足が全国的な問題となり、地域医療の維持が困難となっている中で、徳島県においても、へき地だけでなく、小児科・産科などの特定診療科における「医師不足」に悩まされています。
徳島県ではこうした状況に対処するため、将来地域で活躍する医師を志す医学生向けの「医師修学資金貸与事業」や、医学生に地域医療の現場を体験していただく「夏期地域医療研修事業」などを実施してきましたが、医師を養成するには非常に長い時間が必要ですので、現在の差し迫った医師不足の状況を考えると、中・長期的対策とともに、短期間で効果が期待できる施策を講じることが不可欠となっています。
そこでこのたび、地域の医療を支える医師を確保する施策として、関係機関が連携して県レベルの「とくしま医師バンク」を開設し、ご関心をお持ちの医師や医学生などの皆様に登録をお願いし、徳島県の地域医療に関する各種情報を提供するとともにご希望に応じて公的医療機関に紹介するシステムを構築するものです。

徳島医師バンク事業の目的についての図

徳島県の地域医療をめぐる状況について

医師の状況(徳島県地域医療支援センター)

徳島県内の公的医療機関等(病院・診療所)について

徳島県の医師確保の取組みについて

徳島県における医師確保の取り組み

1 とくしま医師バンク事業

平成19年度までの中長期的な視野に立った医師確保対策に加えて、現在の厳しい医師不足に対応するため、新たに「とくしま医師バンク事業」として、短期間で効果が期待できる施策に取り組むこととしました。

2 医師修学資金貸与事業

将来、県内の公的医療機関で医師として従事しようとする医学生に対して、修学資金を貸与する事業です。

詳しくは、次のページを参照してください。

3 夏期地域医療研修

地域医療に触れ、地域医療への関心を高めることを目的に、全国の医学部を有する大学の学生を対象とした体験学習を、夏期休暇中に実施します。

4 臨床研修病院合同説明会

徳島県内に臨床研修医を確保するため、卒後の進路検討を行う医学生に対して、県内の臨床研修病院9病院の合同説明会(各病院のプレゼンテーション、個別面談)を開催します。

5 地域医療に関する徳島大学との共同研究

平成19年10月から、徳島県保健福祉部・病院局、徳島大学、徳島大学病院等が連携・共同して、地域医療学に関する研究(総合診療医育成のための教育・研修プログラムの開発研究、地域に応じた診療環境・診療レベルの向上を目指した研究)を行っています。
徳島大学大学院内に「地域医療学分野」を開設するとともに、県立海部病院内に「地域医療研究センター」を設置し、海部郡をフィールドとした診療活動を通じて、多様な疾病に対応でき、地域医療に情熱を持つ総合診療医の養成等に取り組んでいます。