◯「加工」とは、新しい属性を付加する行為であり、本質的な変更を施さない行為が該当します。
具体的には、以下の行為が加工になります。
1.形態の変更
ア.切断
加工食品の単なる切断(ハムの塊をスライス、など)。
イ.整形
加工食品の大きさを整える(ブロックのベーコンの大きさと形を整える、など)。
ウ.選別
加工食品を選別(煮干を大きさで選別、など)。
エ.破砕
生鮮食品や加工食品を粉末(粉状にしたもの)ではなく、少し砕く行為(挽き割り大豆、コーングリッツ、など)。
オ.混合
異なる種類の生鮮食品や加工食品の混合(キャベツとレタスの野菜ミックス、あられと落花生の混合(柿ピー)、など)。
2.容器包装の変更
ア.盛り合わせ
・複数の異なる生鮮食品を盛り合わせること(マグロとサーモンの刺身盛り合わせ、など)。
※盛り合わせたものは別々に食べる。
・生鮮食品や加工食品(異なる種類)の盛り合わせ(マグロとゆでダコの盛り合わせ、など)。
イ.小分け
加工食品を小分け包装する(うなぎ蒲焼きをバルクで仕入れ小分けする、など)。
3.加塩
既に塩味のついた加工食品を加塩する(塩鮭甘口に振り塩をし塩鮭辛口にする、塩蔵わかめに塩を加える、など)。
4.骨取り
原型のまま除骨を行う(塩サバの骨取り、など)。
5.表面をあぶる
生鮮食品の表面だけあぶる行為(牛肉のタタキ、カツオのタタキ、など)。
6.冷凍
単に加工食品を冷凍したもの(凍り豆腐、寒天、冷凍食品等の製造行為に該当するものを除く)。
7.解凍
自然解凍等により、単に冷凍食品を冷蔵もしくは常温の状態まで解凍したもの(冷凍ゆでダコを解凍する)。
8.結着防止
固まらないように植物性油脂を塗布(レーズンへの植物性油脂の塗布)。
○「製造」は基本的に上記以外の行為をいいます。