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国営総合農地防災事業について

国営総合農地防災事業

吉野川下流域地区

 本事業の対象地域は、徳島市他2市5町の5,218haに及ぶ吉野川の左岸下流地域です。この地域では農業用水の水質が悪化しており、また地下水の過剰取水による塩水化や、低平地での地盤沈下などが起きています。

 これらの問題を解決するために、取水口を吉野川の柿原堰と第十堰の2カ所に統合するとともに幹線水路の整備を行い、用排水の分離による農業用水の水質改善、塩害防止と耕地の汎用化、用排水施設の機能回復と自然配水区域の拡大を図り、農業経営の安定と近代化を図るものです。

・関係市町(3市5町)
徳島市、鳴門市、阿波市、松茂町、北島町、藍住町、板野町、上板町
・受益面積
5,218ha(水田3,486ha、畑1,732ha)
・受益戸数
8,969戸
・主要工事
1.取水施設 2箇所(柿原、第十) 2.揚水機場 1箇所(旧吉野川揚水機場) 3.幹線水路 63.5km ・北部幹線 29.3km ・南部幹線 16.5km ・第十幹線 11.5km ・東部幹線 6.0km 4.水管理施設 1式
・主要作物
水稲、サツマイモ、れんこん、人参、だいこん
吉野川下流域地区計画概要図

那賀川地区

 本事業の対象地域は、徳島県南東部の那賀川下流域に位置する県下有数の農業地帯です。

 主要な農業水利施設については、設置年数が経ち老朽化しており、また近年の都市化・混住化による生活雑排水の水路への流入等により農業用水の水質が悪化し、水稲栽培上の支障となっています。

 加えて、那賀川の3箇所の堰(大西堰、南岸堰・北岸堰)については、老朽化による機能低下を生じていることから、安全性が低下してきています。

 このため、幹支線水路及び取水堰の整備を行い、農業用水の水質保全及び機能低下した農業水利施設の機能回復による災害の未然防止を図ることにより、農業生産性の向上及び農業経営の安定に資するものです。

・関係市町
阿南市、小松島市
・受益面積
3,023ha(水田2,932ha、畑・樹園地91ha)
・受益戸数
6,198戸
・主要工事
1.取水施設 1箇所 2.幹線水路 18.0km ・那賀川幹線導水路 2.7km ・北岸幹線水路 11.2km ・南岸幹線水路 2.3km ・北岸及び南岸支線水路 1.8km
・主要作物
水稲、きゅうり、にんじん
那賀川地区計画概要図