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アユ漁解禁に伴うコイヘルペスウイルス病のまん延防止について

 コイヘルペスウイルス病は、水を介してコイに感染する病気で、吉野川水系、那賀川水系および打樋川水系では、過去にコイヘルペスウイルス病が発生しました。
6月1日から県内の各河川においてアユ漁が解禁されるに当たり、コイヘルペスウイルス病のまん延防止のため、次の事項について御注意ください。
 

1.水の移動を防ぐ意味から、アユ釣りをされる方は吉野川水系、那賀川水系および打樋川水系で使用した「おとり鮎」を他水系で使用しないでください。

2.胴長、長靴、釣竿など、吉野川水系、那賀川水系および打樋川水系の水に接したものを他の水系で使用する場合は、日光でよく乾燥させてから使用してください。
水道水が使える場合は、水道水で30秒以上、長靴等を洗ってください。
 

<参考>
(1)コイヘルペスウイルス病とは
コイヘルペスウイルス病は、コイ(マゴイ及びニシキゴイ)のみに感染する病気であり、アユを含む他の魚や人に感染することはありません。
感染したコイの死亡率は非常に高く、有効な治療法がない病気です。
水温が18~25℃の間で同ウイルスの活性が高くなります。

(2)本県でのコイヘルペスウイルス病の発生状況
・平成17年度に吉野川水系及び徳島市名東町の地蔵院池
・平成18年度に吉野川水系
・平成20年度に那賀川水系及び打樋川水系
・平成27年度に吉野川水系
において、コイの大量へい死が発生しました。
これらの水系には、同ウイルスに感染したコイがいる可能性があり、本病が再び発生する恐れがあるため、県は関係市町村に対して注意していただくようお願いしています。

(3)コイの持ち出し及び放流について
コイヘルペスウイルス病のまん延防止を図るため、徳島県内水面漁場管理委員会は、吉野川水系、那賀川水系、打樋川水系及び徳島市名東町の地蔵院池におけるコイの持ち出し及びコイの放流を禁止する委員会指示を発出しています。