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「徳島県県産材利用促進条例」が制定されました

○背景と目的

本県の森林資源は、この半世紀で3倍にまで蓄積量が増加するなど年々充実を続けており、特にすぎの人工林は、全国よりいち早く間伐から主伐の時代へと突入します。

これまで県では、林業の再生や飛躍を目指し、高性能林業機械の導入や路網の整備を進め、県産材の増産体制や、製材、プレカット、合板、木質ボードなど、多種多様な木材産業が立地する本県の強みを活かし、根元から梢まで木材をくまなく利用する加工体制を構築してきました。

そして平成23年度からは、かつて本県の中山間地域の雇用及び木工業等の地場産業を支えてきた林業の復権を目指す「次世代林業プロジェクト」を展開し、取組範囲を木材消費拡大にまで広げ、県下一円でプロジェクトを推進しています。

県産材の利用を推進することは、水源の涵養や土砂災害防止などの森林の持つ公益的機能の発揮や、地球温暖化の防止、林業を始めとする中山間地域の活性化につながります。そして、伐採、利用、植林、保育という循環利用が行われることで、森林は健全な状態に保たれます。

このことから、県では、本県の持つ豊富で貴重な森林資源の重要性を認識していただき、県民の皆様や事業者の皆様が県産材を積極的に利用することで、郷土の自然環境を維持するとともに、森林からの恩恵を次世代に継承していくため、全国初となる「徳島県県産材利用促進条例」を制定いたしました。

○条例本文

県産材利用促進条例.pdf(3.74MB)

○公布日

平成24年12月21日

○施行日

平成25年4月1日

「県産材を利用して、貴重な資源を次世代につなげましょう!」

県産材をふんだんに使用している教室
山の木を刈る職人
山に徳島すぎが立ち並んでいる様子