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平成22年度徳島県森林CO2吸収量認定委員会を開催しました

徳島県では平成21年6月より「とくしま協働の森づくり事業」がスタートしました。この「CO2吸収量認定委員会」は、協働の森づくり事業で整備した森林において、CO2吸収量を評価・認証するために設置した第三者委員会です。

【認定委員】

河口洋一委員長 徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部准教授

佐々木隆雄副委員長 徳島県木材協同組合連合会副理事長

飯山直樹委員 (株)エコー建設コンサルタント技術管理部技術開発課課長代理

和泉隆啓委員 徳島県環境審議会委員阿波麻植森林組合代表理事組合長

平成23年1月21日午後2時から徳島県庁会議室において、4名の委員、(社)徳島県林業公社、徳島県の関係者が参加して開催しました。

主な議事と内容については次のとおりです。

(1)徳島県におけるCO2吸収量算定式について

算定式は全国的に使用されている次の算定式を用います。

森林による二酸化炭素吸収量=森林面積×幹材積の成長量×拡大係数×容積密度×炭素含有率×二酸化炭素換算係数

森林面積:現地測量結果(ha)

幹材積の成長量:haあたりの材積(蓄積)の増加量(m3/ha)

拡大係数:幹材積の成長量に枝や根の成長量を加算する係数(スギ21年以上1.5、ヒノキ21年以上1.55など)

容積密度:成長量(材積)を乾燥重量に換算する係数(スギ0.314ヒノキ0.407など)

炭素含有率:乾燥重量に占める炭素比率(0.5で固定)

二酸化炭素換算係数:炭素量を二酸化炭素に換算するための係数(44/12で固定)

(2)算定基準の見直しについて

今回は、昨年度からの見直しとして、幹材積の成長量について議論されました。

昨年度は、幹材積の成長量について、スギ・ヒノキの間伐後の成長量は「収穫表作成システム(LYCSライクス)」を使用し、植栽や広葉樹の除伐後の成長量は「徳島県簡易現実林分収穫表」を使用しました。しかし、ライクスは植栽から現在までの詳細な施業履歴と、将来の施業計画に基づいて成長量を予測するものであり、それらの詳細データが無い森林での使用は、実態と乖離する恐れが指摘されています。他方、ライクスに代わる「徳島県簡易現実林分収穫表」は、実態より過小である、との意見もあり、これらの点について議論されました。

検討の結果、平成22年度からはライクスは使用しないこととし、簡易現実林分収穫表で統一することとしました。また簡易現実林分収穫表で算定する上で重要となる地位級(林地の材積生産力の高さを示す指標徳島県では上・中・下の3段階)の決定は、現地立木の平均樹高から判定することとしました。

(3)算定する森林について

今回は、平成22年度に施業が完了した次の森林について、吸収量を審査、認定していただきました。合計面積は27.16ha、吸収量は196.24t-CO2/年となりました。これらの吸収量は平成23年1月27日に開催される森林CO2吸収量証明書交付式において交付されます。

 

【協力企業】場所、整備内容、面積(ha)、CO2吸収量

 

○平成21年度協定森林

【ナカガワ・アド(株)】美馬市脇町、ヒノキ、間伐、2.35、13.152

【アサヒビール(株)】那賀町小畠、スギ・ケヤキ、植栽、0.94、4.65

【東とくしま農業協同組合】勝浦町三渓スギ・ヒノキ間伐1.68、11.63

○平成22年度協定森林

【貞光食糧工業(有)】つるぎ町貞光、ヒノキ、間伐、2.00、14.92

【四国化工機(株)】阿南市山口町、ヒノキ、間伐、2.20、23.08

【大鵬薬品工業(株)】三好市池田町、ヒノキ、間伐、1.50、14.34

【多田工業(株)】美波町木岐、ヒノキ、間伐、1.67、14.41

【徳島県木の家づくり協会】那賀町岩倉、スギ、間伐、2.43、17.21

【徳島県労働者福祉協議会】阿南市大井町、スギ、間伐、1.05、5.95

【(株)大塚製薬工場】つるぎ町一宇、スギ、間伐、2.33、11.14

【住友林業クレスト(株)】佐那河内村・上勝町、ヒノキ、間伐、1.68、13.57

【(株)損害保険ジャパン】佐那河内村・上勝町、ヒノキ、間伐、1.68、11.01

【(社)徳島県トラック協会】阿南市津乃峰町、ヤマザクラ・イロハモミジ、植栽、0.14、0.48

【(社)全国道路標識・標示業協会】阿南市大井町、スギ、間伐、2.31、13.09

【(株)丸本】海陽町大井、ヒノキ、間伐、3.20、27.61