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ICT小規模工事講習会(鳴門)の開催報告

ICT小規模工事講習会(鳴門)を開催しました!

徳島県県土整備部では、ICTや3Dデータを活用し、建設現場の生産性向上を図り、魅力ある建設産業を目指す取組として、平成28年度よりICT活用工事を試行しています。
令和4年度には、国土交通省が小規模な現場を対象としたICT活用工事の実施要領を策定するなど、ICT活用工事の更なる普及・拡大が期待されているところです。
そこで、この度、「ICT小規模工事」に関する技術力向上を目的とした講習会を開催しましたので、報告します。

1 開催日時

令和5年2月1日(水曜日)午後1時から午後4時半まで

2 開催場所

座 学 / 徳島県鳴門合同庁舎 会議棟2階大会議室
現場講習 / 撫養川 河川工事(鳴門市大津町)

3 共催

四国ICT施工活用促進部会
徳島県
(公財)徳島県建設技術センター
(一社)徳島県建設業協会
徳島県土木施工管理技士会
CONTACT

4 開催内容

(1)座学
・i-Constructionの概要
・3次元設計データ作成
(2)現場講習
・施工体験

5 参加者

建設企業13名

6 開催状況

はじめに、徳島県鳴門合同庁舎大会議室にて、座学(i-Constructionの概要及び3次元設計データ作成)を行いました。
その後、現場に移動し、ICT機器の実践体験及び小規模土工に対応したICT施工技術の見学を行いました。

●i-Constructionの概要(座学)

四国ICT施工活用促進部会の事務局である四国地方整備局から、四国内におけるICT活用工事の取組状況や小規模工種など対象工事の拡大等について説明がありました。

●3次元設計データ作成(座学)

建設企業の皆様から、「ICT施工を始めたいが、3次元設計データの作成が難しそう。」というご意見をよくいただきます。

そこで、本講習会では、3次元設計データを少しでも手軽に感じてもらえるよう、エクセルで3次元設計データを作成していただきました。

その上で、3次元CADソフトによる設計データの作成も体験していただきました。

●施工体験(現場講習)

県発注の工事現場で、ICT機器を見て、触って、体験する現場講習を行いました。

自動追尾トータルステーションにより、ワンマン(一人)で行う丁張(計画内容の位置出し)を体験していただきました。

また、通常のバックホウにセンサー等を後付けしたマシンガイダンス(ICT施工)対応のバックホウにより、デモ施工を行いました。

さらに、モバイル端末を活用した出来形管理及び簡易土量計算など、現在注目の技術についても体験していただきました。