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ICT活用工事現場講習会(志度山川線 舗装工事)の開催報告

ICT活用工事現場講習会(志度山川線 舗装工事)を開催しました!

 建設現場における生産性を向上させ,魅力ある建設現場を目指す新しい取組であるi-Construction(アイコンストラクション)が推進されています。
徳島県においては,i-Construction の3 本柱の一つである土工へのICT の全面的な活用に向けて,ICT を建設現場へ導入する「ICT 活用工事」を試行しています。
「ICT 活用工事」に関する技術力向上を目的として,志度山川線にて吉田組株式会社が施工中の「ICT 活用工事」の現場において,講習会を開催しました。

1開催日時

平成31年2月1日(金曜日)13時30分~16時30分

2場所

座学(集合場所)/阿波農村環境改善センター 多目的ホール 阿波市阿波町173番地
現場見学/志度山川線 舗装工事現場

3主催

徳島県
吉田組株式会社

4開催内容

(1)i-Constructionの取り組みについて
(2)工事概要説明
(3)地上型レーザースキャナー測量及び3次元データの概要・活用方法
(4)ICT建設機械(MCモータグレーダ)の概要説明
(5)現場見学
「地上型レーザースキャナーによる測量の実務および ICT建設機械(MCモータグレーダ)を用いた施工等について」

5参加者

30名(施工業者11名、測量設計業者4名、県担当者13名、市町担当者1名、建設技術センター1名)

6開催状況

現場見学の前に、阿波農村環境改善センターにてi-Constructionの取り組み、工事概要、地上型レーザースキャナー測量及び3次元データの概要・活用方法、当該工事におけるICT建設機械による施工等について説明しました。

その後、現場に移動し、参加者は3班に分かれ、ICT建設機械による施工や地上型レーザースキャナーによる測量の実演について見学しました。

ICT建設機械による施工については、マシンコントロールの概要及び関連システムの説明後、実際の施工状況の見学、希望者においては試乗も行いました。

地上型レーザースキャナーの操作方法や3次元データの活用方法等についての説明後、現場での測量実務や3次元データの取込状況の見学を行いました。

地上型レーザースキャナーは、測距、測角により三次元座標と反射強度を測定する機能を有し、測距光を高速で走査することで高密度な三次元計測データを短時間で取得する測量機であり、各メーカーによって機器・ソフトウェアの操作性・機能・コスト等が異なるとのことです。今回は2種類の地上型レーザースキャナー機器の展示がありました。

3Dテクノロジーを用いた計測及び誘導システムを活用した技術について、概要説明および現場での実演を見学しました。

従来は、2次元の図面からトータルステーションで位置を出した後に、レベル等を用いる必要があるため、計測に時間を要しますが、当技術では3次元データを共有することにより、計測時間短縮による省人化及び経済性の向上が図れるとのことです。