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徳島ICTモデル工事現場講習会(那賀川 河川工事)を開催しました!
建設現場における生産性を向上させ,魅力ある建設現場を目指す新しい取組であるi-Construction(アイコンストラクション)が推進されており,徳島県においては,i-Construction の3本柱の一つである土工へのICTの全面的な活用に向けて,ICTを建設現場へ導入する「ICT活用工事(土工)」を試行しています。
現在,ICT活用工事を地方自治体工事に広めるため,自治体発注工事をフィールドに現場支援型モデル事業を国が実施しており,徳島県発注工事である那賀川の河川工事が「徳島ICTモデル工事」に選定されています。
そこで,ICT活用工事に関する技術力向上を目的として,「徳島ICTモデル工事」で得られた知見や有効性等についての講習会を開催しましたので報告します。
当該工事の施工業者より、ICT活用工事を実施してみての感想として、「掘削作業においてマシンコントロールにより過掘りがなくスムーズに作業ができた」、「盛土作業において、転圧回数・転圧箇所がモニターに表示され層厚管理のトンボの設置も必要なく作業効率が上がった」「盛土の品質管理のための現場密度試験を省略でき効率がアップした」「土工の出来型数量が容易に確認でき、施工量の報告が容易となった」等の意見がありました。
座学終了後に現場へ移動し、参加者は4班に分かれ、MC(マシンコントロール)バックホウ法面整形、MC(マシンコントロール)ブルドーザ盛土、GNSSによるタイヤローラ締め固め回数管理、GNSSローバーによる実地検査について説明を受けた後、ICT施工の実演やICT建設機械の試乗等を行いました。
「MC(マシンコントロール)バックホウ法面整形」について、参加者は法面整形の作業を実際に体験するため、MCバックホウに試乗し、バックホウのバケットの爪先が設計面で自動で止まる動作と法面に沿って自動でブームが上昇する動作を体験しました。
「MC(マシンコントロール)ブルドーザ盛土」については、MCブルドーザーを実際に動かし現場に置かれた材料の敷均しを行い、ブレードが自動で動き設計高に敷均しする動作を確認しました。
「GNSS によるタイヤローラ締め固め回数管理」については、タイヤローラを走行させ、転圧管理システムのモニタに実際に走行した範囲に走行回数に合わせた色塗りがされていることを確認しました。
「GNSS ローバーによる実地検査」については、GNSSローバーの使用方法等の説明を受けました。