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市況情報(1月・東京)

野菜

東京都中央卸売市場の1月平均入荷日量は、上旬4,238トン(前旬比17%減)、中旬5,610トン(前旬比32%増)、下旬4,890トン(前旬比13%減)。

<総括>
1月は、野菜全般として、年末に上昇した相場は年明け後、上旬から中旬にかけて下落し、例年どおりの値動きとなり、中旬以降は数年に一度といわれる寒波に見舞われ、全国的に厳しい寒さとなった。この寒波が、入荷や販売状況にも影響し、量販店・業務筋ともに客足が遠のき、軟調な荷動きに拍車をかけた。ブロッコリーは冷え込みで全国的に生育が遅れ入荷量も少なかった。そうした中、鍋商材の需要は高まり、ハクサイを中心に厳寒期の相場を牽引した。2月は上旬頃まで平年よりも気温が低く、降雨量も少ない状態が続くと予想されているものの、春商材の入荷が本格化し、節分需要を皮切りに荷動きは向上し、量販店における売り場も広がるか。

<ニンジン>
千葉産中心の入荷。上旬は東京都中央卸売市場への平均入荷日量247トン(前旬比15%減)。年末の荷動きが鈍く、相場も下落した中でのスタート。秀L(10キロ)1,600円ー1,400円と続落。中旬は平均入荷日量332トン(前旬比35%増)。入荷量が増加したものの荷動き悪く、秀L(10キロ)1,500円ー1,300円と下押し。下旬は平均入荷日量275トン(前旬比17%減)。L中心の出荷。秀L(10キロ)1,500円ー1,300円と弱もちあい。千葉産は低温による葉の傷み等で収穫作業の停滞がみられ、ほ場の進度が7~8割程度。2月の入荷量はやや少ない見込みで、相場はやや上昇か。

<サツマイモ>
関東産は紅はるか中心の入荷。上旬は東京都中央卸売市場への平均入荷日量84トン(前旬比19%減)。関東産は秀L(5キロ)1,800ー1,600円と小戻す。県産は1月8日初荷、平均入荷日量9トン。秀L(5キロ)2,200ー2,000円と弱気配。中旬は平均入荷日量154トン(前旬比83%増)。関東産は秀L(5キロ)1,900ー1,700円ともちあい。県産は平均入荷日量16トン(前旬比77%増)。秀L(5キロ)2,100ー2,000円ともちあい。下旬は平均入荷日量149トン(前旬比3%減)。10年に一度程度の強い寒気が流れ込み、サツマイモも野菜全般同様に荷動きが鈍く、関東産は秀L(5キロ)1,800ー1,300円と弱含み。県産は平均入荷日量17トン(前旬比8%増)。秀L(5キロ)2,100ー2,000円と横ばい。2月は例年並みの入荷量が見込まれる。

<ダイコン>
神奈川産や千葉産を中心に潤沢な入荷。上旬は東京都中央卸売市場への平均入荷日量653トン(前旬比38%増)。関東産秀2L(10キロ)1,400ー800円。県産は平均入荷日量20トン(前旬比増減なし)。秀2L(10キロ)900ー800円と下押し。中旬は平均入荷日量476トン(前旬比27%減)。関東産は秀2L(10キロ)1,000―600円と下押し。県産は平均入荷日量18トン(前旬比8%減)。秀2L(10キロ)800円ともちあい。下旬は平均入荷日量427トン(前旬比10%減)。関東産は秀2L(10キロ)1,000ー700円と弱もちあい。県産は平均入荷日量19トン(前旬比1%増)。秀2L(10キロ)900ー800円ともちあい。2月は平年並みの入荷量が見込まれるが、神奈川産や千葉産では1月の低温・乾燥で生育が緩慢になっており、中旬以降やや端境が予想され、相場は上昇か。

<ブロッコリー>
愛知産、香川産、熊本産中心の入荷。上旬は東京都中央卸売市場への平均入荷日量169トン(前旬比5%増)。主要産地(愛知産、香川産、熊本産)は秀L(6キロ)3,500ー2,200円。県産は平均入荷日量2.3トン。秀L(6キロ)2,700ー2,300円と小戻す。中旬以降、干ばつと寒波から全国的に生育が遅れ入荷量伸び悩んだ。中旬は平均入荷日量147トン(前旬比13%減)。主要産地は秀L(6キロ)4,300ー2,400円と上昇。県産は平均入荷日量1.9トン(前旬比20%減)。秀L(6キロ)3,200ー2,800円と小高い。下旬は平均入荷日量133トン(前旬比10%減)。主要産地は秀L(6キロ)4,300ー2,000円ともちあい。県産は平均入荷日量2.0トン(前旬比6%増)。秀L(6キロ)2,900ー2,600円と小動き。2月は、1月の干ばつと寒波の影響を受け、しばらくは入荷量が例年を下回り、相場は品薄高か。

<カリフラワー>
県産の上旬平均入荷日量は上旬2.7トン。秀L(6キロ)1,600円と続落。中旬は平均入荷日量0.7トンと漸減。秀L(6キロ)2,100円と小戻す。下旬は平均入荷日量1.4トン。秀L(6キロ)1,900円と小安い。

<ツルムラサキ>
県産の平均入荷日量は上旬8キロ、中旬12キロ、下旬10キロ。相場は上中下旬ともに秀(200グラム)200円。

<甘長トウガラシ>
県産の平均入荷日量は上旬5キロ、中旬5キロ、下旬6キロ。相場は上中下旬通じて秀L(100グラム)300円。

果実

東京都中央卸売市場の1月平均入荷日量は、上旬1,366トン(前旬比42%減)、中旬1,799トン(前旬比32%増)、下旬1,624トン(前旬比10%減)。

<すだち>
県産の平均入荷日量は上旬617キロ、中旬490キロ、下旬419キロと漸減。業務筋の引き合いから高値推移。相場は上旬が秀2L(1キロ)3,300ー2,700円と堅調。中旬は秀2L(1キロ)3,900ー2,900円と強気配。下旬は秀2L(1キロ)4,300ー3,700円と続伸。入荷量の漸減もあり、2月も堅調か。

水産

豊洲市場の1月平均入荷日量は、上旬1,014トン(前旬比5%減)、中旬1,031トン(前旬比2%増)、下旬882トン(前旬比14%減)。

<アジ>
上旬26トン、870ー510円、上伸。中旬38トン、1,050ー680円、続伸。下旬40トン、810ー590円、反落。

<サバ>
上旬12トン、1,190ー480円、上伸。中旬19トン、1,190ー520円、強もちあい。下旬20トン、1,110ー520円、もちあい。

<イワシ>
上旬12トン、870ー290円、強含み。中旬14トン、830ー270円、小安い。下旬18トン、800ー290円、もちあい。

<シラス干>
上旬22トン、2,210ー1,550円、もちあい。県産は1,830ー1,400円。中旬23トン、2,060ー1,270円、小安い。県産は1,400ー1,070円。下旬13トン、1,730ー1,220円、じり安。県産は1,480ー820円。

畜産

東京食肉市場の1月肉牛入荷(平均日量)は、上旬438頭(前旬比6%減)、中旬428頭(前旬比2%減)、下旬347頭(前旬比19%減)。
豚入荷(平均日量)は、上旬992頭(前旬比6%増)、中旬898頭(前旬比9%減)、下旬863頭(前旬比4%減)。

<牛>
1月の枝肉の競りは、交雑牛去勢は概ね前年を上回ったが、和牛は想定より下値で始まった。需要の端境期に入るが、卸の在庫も計画的に消去され、中旬頃まで相場はもちあいで推移した。上旬は和牛去勢A4(1キロ)2,240円、交雑去勢B3(1キロ)1,633円とともにもちあい。中旬は和牛去勢A4(1キロ)2,229円、交雑去勢B3(1キロ)は1,594円ともちあい。下旬は和牛去勢A4(1キロ)2,250円、交雑去勢B3(1キロ)1,600円ともちあい。2月は需要の端境期であり、相場の基調は弱い見込み。

<豚>
年明け後の相場は、年末年始の補充や成人の日の連休に向けた手当などもあり上昇基調で始まった。上旬は上物加重平均(1キロ)581円と上昇。中旬は学校給食の再開もありスソ物などの引き合いがみられたものの、年明けからの値上げなどもあり、消費自体は冷え込んだままの推移となり、上物加重平均(1キロ)564円と弱含み。下旬は気温の低下もあり、鍋物需要は堅調に推移したものの、不需要期に入り、消費者の節約志向が強まり、上物加重平均(1キロ)543円と弱気配。2月も不需要期であるため、例年同様であれば相場も下げ基調の見込み。