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東京都中央卸売市場の7月平均入荷日量は、上旬4,993トン(前旬比4%増)、中旬4,756トン(前旬比5%減)、下旬5,557トン(前旬比17%増)。
<総括>
7月は平年と比べて各地梅雨明けが早く、猛暑を記録する地点も多く認められ、野菜の主産地である関東甲信から東北・北海道にかけては干ばつ傾向で生育遅延や正品率の低下が散見された。また、学校の夏休み入りなど、海の日の連休を境とした需要の変動や産地の切り替えが見受けられた。単価に関しては、上中旬は特にニンジン、キュウリ、ピーマンなどで平年を上回る単価となった。8月も全国的に高温の予報となっており、秋口の入荷量が減少する可能性が高く、数量減単価高となるか。
<ニンジン>
終盤の千葉県産が漸減、青森県産、北海道産の入荷へ切り替わり。数量少なく堅調な荷動きとなった。上旬は東京都中央卸売市場への平均日量191トン(前旬比15%減)。青森県産・北海道産の相場は秀M(10キロ)2,300ー2,200円。中旬は、平均日量201トン(前旬比6%増)、秀M(10キロ)2,300円ともちあい。下旬は平均日量227トン(前旬比13%増)、秀M(10キロ)2,400ー2,100円と小動き。8月は青森県産主体の入荷から、北海道産主体の入荷に切り替わるが、5月以降の高温、干ばつの影響により、M・S中心の入荷で、強含みか。
<サツマイモ>
上旬は東京都中央卸市場への平均日量64トン(前旬比26%増)。近在産のヒネ物が潤沢で荷動き悪い。相場は秀L(5キロ)2,100ー1,600円。中旬は平均日量69トン(前旬比9%増)。相場は秀L(5キロ)1,800ー1,500円。県産の新物が7月14日から販売始まった。県産の平均日量8.3トン。相場は秀L(5キロ)2,600ー2,500円でスタート。下旬は平均日量84トン(前旬比22%増)。秀L(5キロ)1,600ー1,400円。県産の平均日量は11トン(前旬比33%増)。相場は秀L(5キロ)2,100ー2,000円と小安い。猛暑の影響からか需要が低迷し、動き今ひとつで、8月は弱含みか。
<ハウスレンコン>
県産の平均入荷量は上旬234キロ、中旬64キロ。相場は上旬の県産秀L(1キロ)900ー800円ともちあい。中旬は秀L(1キロ)800ー700円と小安い。京浜向け出荷は7月中旬で終了。
<ツルムラサキ>
県産の平均入荷量は上旬181キロ、中旬229キロ、下旬267キロと漸増。相場は上中下旬通じて秀L(200グラム)130ー80円と横ばい。
<甘長トウガラシ>
県産の平均入荷量は上旬9キロ、中旬9キロ、下旬16キロと漸増。相場は上中下旬通じて秀L(1キロ)2,000円ともちあい。
東京都中央卸売市場の7月平均入荷日量は、上旬1,128トン(前旬比32%増)、中旬1,309トン(前旬比16%増)、下旬1,760トン(前旬比34%増)。
<すだち>
出荷遅れにより下旬まで入荷量が少なく高値で推移。県産の平均入荷量は上旬700キロ、中旬820キロ、下旬1,050キロ。相場は上旬が秀2L(1キロ)3,500ー2,200円、秀L(10玉)800ー400円と強もちあい。中旬は秀2L(1キロ)4,000ー2,300円、秀L(10玉)1,000ー400円と強もちあいも、海の日を境に荷動きが鈍化し、下旬は秀2L(1キロ)4,000ー1,000円、秀L(10玉)800ー250円と小安い。8月上中旬から露地ものの出荷が始まるが、相場は高値疲れで反落か。
豊洲市場の入荷(平均日量)は上旬1,057トン(前旬比5%減)、中旬914トン(前旬比14%減)、下旬972トン(前旬比6%増)。
<アジ>
上旬53トン、590ー430円、もちあい。中旬34トン。下旬46トン、760ー580円、小高い。
<サバ>
上旬22トン、610ー320円、もちあい。中旬18トン、780ー350円、小高い。下旬21トン、710ー330円、小安い。
<イワシ>
上旬23トン、1,240ー260円、上伸。中旬16トン、940ー320円、まちまち。下旬27トン、1,160ー320円、小高い。
<シラス干>
上旬14トン、2,120ー1,680円、もちあい。県産は2,230ー1,600円。中旬8トン、2,580ー1,940円、小もちあい。県産は2,550ー2,200円。下旬13トン、2,810ー2,000円、もちあい。県産は2,470ー1,700円。
東京食肉市場の肉牛入荷(平均日量)は、上旬472頭(前旬比8%増)、中旬459頭(前旬比3%減)、下旬466頭(前旬比2%増)。
豚入荷(平均日量)は、上旬718頭(前旬比7%減)、中旬731頭(前旬比2%増)、下旬766頭(前旬比5%増)。
<牛>
今月は上旬に大きな共励会があり相場は維持され、下旬には盆休み向け手当で引き合いが強まり、交雑牛が高値となった。上旬は和牛去勢A4(1キロ)2,145円、交雑去勢B3(1キロ)1,612円ともちあい。中旬は和牛去勢A4(1キロ)2,160円ともちあい。交雑去勢B3(1キロ)は1,543円と弱もちあい。下旬は和牛去勢A4(1キロ)2,198円ともちあい。交雑去勢B3(1キロ)は1,674円と強含み。8月も交雑牛の買い気は強いと予想され、強含むか。
<豚>
昨年来の猛暑の影響の影響で繁殖が順調に進まず、さらに肉豚の増体不良などの影響から、出荷頭数も増えず、想定を上回る高値となった。上旬は上物加重平均(1キロ)913円と続伸。中旬も上物加重平均(1キロ)933円と上伸。下旬は上物加重平均(1キロ)772円と3連休を境に急落。8月は平年並の出荷が見込まれているが、厳しい暑さから出荷への影響も大きいと見込まれ、強もちあいか。