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市況情報(3月・大阪)

野菜

大阪市中央卸売市場本場の3月平均入荷日量は上旬1,290トン(前旬比6%減)、中旬1,297トン(前旬比1%増)下旬1,450トン(前旬比12%増)

<総括>
上旬は気温が徐々に上昇するも、まとまった降雨もあり入荷は安定せず、総じて弱もちあい。中旬は急激に気温が上昇したことから、葉物類や果菜類を中心にまとまった入荷となり相場は急落。下旬も生育が遅れていた葉菜類や一部の大型野菜の生育回復から、潤沢な入荷となり相場は軟調となった。

<レンコン>
上旬は前旬比9%減の日量平均9.0トン、単価は36円高の513円と強含み。中旬は前旬比15%減の7.7トン、他品目の相場急落を受け、単価は25円安の488円と軟調。下旬は前旬比13%増の8.6トン、単価は18円安の470円と下押した。4月も他品目の潤沢な入荷見込まれ弱もちあいか。

<サツマイモ>
上旬は前旬比14%減の日量平均42.5トン、単価は7円高の257円と強もちあい。中旬は前旬比6%減の40.1トン、安定した入荷と価格から一定の引き合いあり、4円高の261円ともちあった。下旬は前旬比20%増の48.2トン、単価は9円高の270円と強もちあい。4月ももちあいか。

<ブロッコリー>
上旬は前旬比118.6%増の日量平均33.9トン、遅れていた生育が降雨等により回復し各産地からの入荷が一斉にまとまり、単価は263円安の348円と急落。中旬は前旬比2%増の34.5トン、気温が高い日が多く潤沢な入荷が続き、単価は63円安の285円と軟調。下旬も潤沢な状況となるも量販店では値ごろ感のある販売が広がり、前旬比8%減の31.7トン、単価は2円安の283円と弱もちあい。気温の上昇とともに順調な入荷が見込まれ、4月は弱もちあいか。

<ダイコン>
上旬は前旬比19%増の日量平均67.1トン、単価は4円高の149円ともちあい。中旬は前旬比3%減の65.4トン、単価は12円安の137円と弱含み。下旬は前旬比15%増の75.2トン、春作の入荷まとまり単価は13円安の124円と弱含んだ。4月は産地の切り替わり時期で強含むか。
<ニンジン>
上旬は前旬比7%減の日量平均94.7トン、単価は31円高の250円と強含み。秋冬産地が例年より早く切りあがる中、本県を中心とした春作まで端境期となる。中旬は前旬比12%増の106.2トン、単価は4円安の246円と弱気配。下旬は前旬比22%減の83.1トン、単価は22円安の224円と弱含み。4月は後段産地からの入荷増え、弱含みの展開か。

<レタス>
上旬は前旬比20%増の日量平均30.3トン、単価は29円安の214円と弱含み。中旬は前旬比12%増の33.9トン、単価は54円安の160円ともちあい。下旬は前旬比11%増の37.5トン、気温の上昇や降雨などの影響で、各産地生育の回復から入荷が漸増。単価は10円安の150円と弱気配。4月も順調な入荷が見込まれ、弱もちあいか。

<ホウレンソウ>
上旬は前旬比6%増の日量平均17.9トン、単価は89円安の550円と弱含み。中旬は前旬比46.8%増の26.2トン、降雨や気温の上昇で遅れていた生育が各産地で回復し、葉物類全般にまとまった入荷となり、単価は180円安の370円と急落。下旬は前旬比18%減の21.6トン、単価は2円安の368円と弱もちあい。気温の上昇に伴い、入荷漸増が見込まれ4月は弱もちあいか。

<キュウリ>
上旬は前旬比10%減の日量平均39.4トン、単価は43円安の325円と弱含み。中旬は前旬比14%減の33.9トン、単価は47円高の372円と反発。下旬は前旬比47%増の49.8トン、天候による入荷の増減が大きく、単価は43円安の329円と反落。4月は気温の上昇と共に引き合い戻り、相場はもちあいか。

<ナノハナ>
上旬は前旬比45%増の日量平均7.4トン、単価は70円安の813円と句需要過ぎて弱もちあい。中旬は前旬比43%減の4.2トン、単価は100円安の713円と弱含み。下旬は前旬比23%減の3.2トン、単価は69円高の782円と反発。4月は気温の上昇に伴いまとまった入荷が見込まれ、弱含みか。

<シイタケ>
上旬は前旬比22%減の日量平均7.1トン、単価は53円安の942円と弱もちあい。中旬は前旬比4.5%減の6.8トン、単価は30円安の912円と弱もちあい。下旬は前旬比14%増の7.7トン、単価は21円安の891円と弱含み。4月も弱もちあいか。
 

果実

大阪市中央卸売市場本場の3月平均入荷日量は上旬392トン(前旬比7%減)、中旬355トン(前旬比1割減)下旬334トン(前旬比6%減)

<スダチ>
上旬は冷蔵ものの最終盤で、前旬比29%減の日量平均0.3トン、単価は809円高の4,010円と上昇。中旬は前旬比微増の0.3トン、ハウスものに切り替わり、単価は3,460円高の7,470円と急騰。下旬は前旬比59%増の0.5トン、出荷漸増に伴い、1,723円安の5,747円と小緩んだ。4月はハウス物の出荷漸増で弱含みか。

<イチゴ>
上旬は前旬比2割増の日量平均75.4トン、単価は332円安の1,405円と弱含み。中旬は前旬比17%減の62.9トン、単価は95円安の1,310円と弱もちあい。下旬は前旬比32%増の82.8トン、まとまった入荷となり、単価は49円安の1,261円と弱もちあい。4月は九州産地の関東向け出荷が切りあがり、関西市場に集約されることから、まとまった入荷が続く見通しで軟調な相場展開か。
 

水産

大阪市中央卸売市場本場の一般鮮魚3月平均入荷日量は上旬139トン(前旬比5%増)中旬139トン(前旬比同)、下旬158トン(前旬比13%増)。周期的な寒の戻りにより各地で断続的にシケとなり、入荷少ない日が見られるも、徐々に春先の魚種の入荷が始まり、市況は強もちあいで推移した。

<天然マダイ>
上旬は前旬比1割増の日量平均2.0トン。やや弱含み。中旬は前旬比2割増の2.4トン。相場は弱含み。下旬は前旬比2割増の2.8トン。やや強含み。入荷は兵庫を中心に山口や長崎などから。今月は水揚げ最盛期を迎え弱もちあいか。

<クマエビ>
上旬は前旬比1割減の日量平均15キロ。もちあい。中旬は、前旬比4割減の10キロ、やや強含み。下旬は前旬比4割増の14キロ。強含み。入荷は本県を中心に入荷。今月はもちあいか。

<チリメン>
上旬は前旬比6割増の日量平均1.8トン。やや強含み。各地で春の水揚げが始まり、中旬は、前旬比3割増の2.3トン。弱含んだ。下旬は前旬比3割減の1.5トン。入荷減から反発してやや強含み。入荷は大分や兵庫を主体に鹿児島や和歌山などから。今月はもちあいか。
 

畜産

大阪市南港市場における肉牛の3月平均日量は上旬73頭(前旬比26頭増)、中旬72頭(前旬比1頭減)、下旬49頭(前旬比22頭減)。
肉豚の3月平均日量は上旬137頭(前旬比32頭減)、中旬103頭(前旬比34頭減)、下旬109頭(前旬比6頭増)。

<牛>
和牛平均日量は上旬38頭、中旬38頭、下旬24頭。上旬は去勢A4は前旬比42円高の2233円、去勢A5は191円高の2668円。月替わりから補充買いが一定あり、強気配。中旬は去勢A3の平均キロ単価は前旬比95円安の1982円、去勢A4は55円高の2288円、去勢A5は123円安の2545円。万博の開幕に向けた需要は様子見程度で、相場はまちまち。下旬は去勢A3の平均キロ単価は前旬比33円安の1949円、去勢A4は11円高の2298円、去勢A5は33円安の2511円。決算控え在庫を嫌気し、荷動き鈍く弱もちあい。
F1平均日量は上旬35頭、中旬32頭、下旬25頭。上旬は去勢B2の平均キロ単価は前旬比68円安の1400円、去勢B3は23円安の1580円、去勢B4は4円高の1674円。春休みを見越して給食向けの荷動き弱まり、弱気配。中旬は去勢B2の平均キロ単価は前旬比8円高の1408円、去勢B3は13円安の1567円、去勢B4は32円高の1705円。総じてもちあいの展開となった。下旬は去勢B2の平均キロ単価は前旬比80円高の1488円、去勢B3は17円高の1584円、去勢B4は4円高の1710円。頭数減や新学期の給食に向けた在庫確保の動きから強もちあい。4月は春の需要期に向けて、荷動き出る見込みで、和牛、F1ともに強気配か。

<豚>
上物平均は上旬は前旬比18円高の538円、中旬は前旬比100円安の438円、下旬は前旬比168円高の606円。
 

トピックス

 3月2日に奈良県大和郡山市の「アピタ大和郡山店」15日に奈良県奈良市の「近商ストア高の原店」において、阿波ふうどフェアを実施しました。
フェア当日は多くのお客様にご来店いただきました。
徳島県産野菜を使った試食も好評で、新鮮な徳島県産野菜等を購入頂きました。
4月12日に大阪府大阪市の「大阪市中央卸売市場本場」で徳島県春にんじん市場セレモニーを開催予定です。
 

阿波ふうどフェアの様子
アピタ大和郡山店
阿波ふうどフェアの様子
アピタ大和郡山店
阿波ふうどフェアの様子
近商ストア高の原店