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徳島県徳島市万代町1丁目1番地
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東京都中央卸売市場(平均日量)の入荷は、上旬4,671トン(前旬比10%減)、中旬4,768トン(前旬比2%増)、下旬5,221トン(前旬比10%増)。
<総括>
上旬は一部品目を除き不安定な入荷で相場は高値で推移。中旬は多くの品目で数量回復し相場は下押すも、小売店の多くが利益確保のため売価下がらず需要伸び悩む。下旬は年度末の需要低迷も重なり荷動き悪化し、じり安基調で推移した。
<ニンジン>
千葉産、埼玉産は前進出荷により残量少なく出荷終盤へ移行。前月から続く高値推移もあり後続の県産への切り替えはスムーズに進んだ。上旬は近在産・県産ともに低水準な入荷が続き相場は堅調。近在産は秀M(10キロ)2,800ー2,600円、秀L(10キロ)2,500円前後。県産は秀M(10キロ)3,500円、秀L(10キロ)3,200ー2,800円。中旬は太物割合が若干高まるも状況は大きく変わらず、県産秀M(10キロ)3,700ー3,500円、秀L(10キロ)3,300ー3,200円と横ばい。下旬は入荷漸増に高値疲れもあり相場軟調。県産秀M(10キロ)3,400ー2,900円、秀L(10キロ)3,000ー2,800円。4月は出荷本格化に伴いじり安展開か。
<サツマイモ>
各地で苗作業が始まり、上旬129トン(前旬比19%減)、中旬127トン(前旬比1%減)、下旬133トン(前旬比5%増)と低水準な入荷。上旬は寒の戻りや他品目の高値推移もあって引き合い強まり、ベニアズマ、紅はるかは秀L(5キロ)1,800ー1,500円に小戻す。県産も秀L(5キロ)2,000ー1,800円と堅調に推移。中旬は状況変わらず横ばい。下旬は彼岸需要で需要高まり、ベニアズマ、紅はるかは秀L(5キロ)1,900ー1,600円、県産は秀L(5キロ)2,300ー2,000円と一段上げた。4月は状況変わらずもちあいか。
<ブロッコリー>
西日本産が増加し、上旬218トン(前旬比57%増)、中旬230トン(前旬比6%増)、下旬228トン(前旬比1%減)と漸増傾向。相場は入荷増に伴い平落。県産は上旬は秀L(6キロ)2,000ー1,800円まで急落。中旬は秀L(6キロ)2,000ー1,600円と横ばい。下旬は秀L(6キロ)1,600ー1,500円で底もちあった。4月は産地切り替わりによる入荷減が見込まれ反発か。なお、気温上昇で品質低下の問題が増加しているため、出荷終了まで品質重視の出荷をお願いする。
<カリフラワー>
各産地の出荷増で相場急落。県産は、上旬は秀L(6キロ)1,000円まで崩落。中旬は秀L(6キロ)1,200円ー1,000円と小もちあい。下旬は秀L(6キロ)1,000円前後で底もちあい。4月は小動きか。
<ツルムラサキ>
県産は上旬29キロ、中旬29キロ、下旬45キロと漸増。秀(200グラム)200ー100円とじり安基調。
<甘長トウガラシ>
県産は上旬7キロ、中旬7キロ、下旬12キロと漸増。秀L(100グラム)300ー200円とじり安基調。
<ナノハナ>
県産は上旬817キロ、中旬747キロ、下旬467キロと出荷ピークを過ぎ漸減。月初は節句需要で引き合い良く、相場は上旬は秀(150グラム)350ー330円と強もちあったが、節句後は需要落ち着き、秀(150グラム)300ー200円前後の取引き。
東京都中央卸売市場(平均日量)の入荷は、上旬1,222トン(前旬比5%減)、中旬1,078トン(前旬比12%減)、下旬1,081トン(前旬比2%減)。
<すだち>
上旬は冷蔵ものが終盤。寒さで動き鈍るが秀2L(1キロ)6,500ー5,000円と高値で取引終了。ハウスものに切り替わった中旬以降は数量少なく、安定した業務用需要に支えられ秀L(200グラム)2,000ー1500円と堅調。下旬は入荷増で秀L(200グラム)2,000ー1,200円に小緩む。4月は入荷漸増に伴いじり安展開か。
<みかん>
上旬は133トン(前旬比23%減)。中旬は91トン(前旬比32%減)。下旬は19トン(前旬比79%減)と漸減。県産も出荷終盤で上旬1.9トン、中旬2.1トン、下旬0.5トンと漸減。相場は、上旬は秀M(10キロ)5,500ー5,300円と強もちあい。中旬は入荷増で秀M(10キロ)5,500ー4,800円とじり安。下旬は秀M(10キロ)5,300円前後の取引。
豊洲市場の入荷(平均日量)は上旬991トン(前旬比13%増)、中旬1,032トン(前旬比4%増)、下旬1,075トン(前旬比4%増)。
<アジ>
上旬28トン、610ー500円、小安い。中旬は入荷なし、下旬37トン、690ー580円、小戻す。
<サバ>
上旬27トン、830ー450円、小安い。中旬19トン、800ー490円、小動き。下旬25トン、920ー400円、まちまち。
<イワシ>
上旬27トン、720ー290円、反落。中旬29トン、910ー300円、反発。下旬31トン、1,030ー340円、強もちあい。
<シラス干>
上旬9トン、1,530ー1,190円、もちあい。中旬9トン、1,980ー1,370円、上伸。下旬9トン、2,280ー1,900円、続伸。
東京食肉市場の肉牛入荷(平均日量)は、上旬391頭(前旬比12%増)、中旬389頭(前旬比変わらず)、下旬319頭(前旬比18%減)。
豚入荷(平均日量)は、上旬1,005頭(前旬比6%減)、中旬983頭(前旬比2%減)、下旬1,002頭(前旬比2%増)。
<牛>
上旬は月初の補充買いもあり引き合い良く、和牛去勢A4(1キロ)2,344円、交雑去勢B3(1キロ)1,540円と堅調。中旬は末端需要が伸び悩み、和牛去勢A4(1キロ)2,257円、交雑去勢B3(1キロ)1,502円とじり安展開。下旬は年度末で買い気弱い中、出荷頭数減もあって、和牛去勢A4(1キロ)2,211円、交雑去勢B3(1キロ)1,536円ともちあった。4月は行楽、イベント需要により堅調推移か。
<豚>
上旬は出荷頭数微減に手当買いも重なり、上物加重平均(1キロ)611円と堅調。中旬は需要伸び悩むも少ない出荷頭数もあり、上物加重平均(1キロ)619円まで上伸。下旬は出荷頭数増もあり、上物加重平均(1キロ)611円まで下げた。4月はイベント需要で需要強まり強もちあいか。