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徳島県森林・林業施策の推進について(令和6~10年度)

徳島県は県土の約76%を森林が占め、そのうちスギ・ヒノキなどの人工林の割合は約6割を占めています。スギに限れば、主伐可能な林分が7割を超えており、全国よりもいち早く本格的な伐採期を迎えています。

森林は、「水源のかん養」や「山地災害の防止」などの様々な公益的機能を有しており、あわせて「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けても、大きな役割を担っています。また、何より、本県が持つ有益な資源であり、林業・木材産業の源として本県経済を支えています。

この豊かな森林を次世代に引き継ぐためには、担い手の確保や木材価格の適正化など複数の課題を解決し、「伐って・使って・植えて・育てる」森林サイクルを確立するとともに、森林の持つ様々な機能の維持・保全を図っていく必要があります。

このため、県政運営の新たな指針として策定された「徳島新未来創生総合計画」に掲げている森林・林業分野の施策をより具体的に推進していくことを目的とし、本方針を策定しました。
 

目指すべき将来の姿

森林を適正に管理し、林業・木材産業の持続的かつ健全な発展による、2050カーボンニュートラルに資する豊かな社会の実現

対象期間

令和6年度(2024年度)から令和10年度(2028年度)までの5年間

施策の体系

1_多様な人材の育成・確保

  1. 事業体の育成・強化
  2. 林業従事者の育成・確保
  3. 新規就業者の定着率向上
  4. 技術力の向上

成果指標_2028年度

  • 新規就業者数(累計)・・・200人
  • 林業プロフェッショナル数(累計)・・・200人

2_森林の価値を高めるDX・GXの推進

  1. 航空レーザ測量の活用
  2. 基盤整備による増産体制の強化
  3. 新たな作業システムの研究・構築
  4. 低コスト再造林の推進とエリートツリーの増産

成果指標_2028年度

  • 県産材の生産量・・・60.0万m3
  • エリートツリーの植栽割合・・・65.0%

3_成熟した資源の利用

  1. 加工流通体制の整備
  2. 川中・川下人材の育成
  3. 製材所の連携強化と需要拡大
  4. 非住宅や公共建築物の木造・木質化
  5. 木育の展開

成果指標_2028年度

  • 県内における原木消費量・・・718千m3
  • 県産材の海外輸出額・・・400百万円

4_多様な主体による森林の保全・管理

  1. Jクレジットによる脱炭素社会の実現
  2. 奥地森林の保全・整備
  3. 治山施設の整備推進
  4. 企業との協働による森づくり
  5. 保安林等の指定

成果指標_2028年度

  • Jクレジットの販売量・・・2,000t
  • 保安林指定面積(累計)・・・100,100ha

詳細は、こちらをご覧ください。