やさしいブラウザ・クラウド版はこちらからご利用下さい

平成21年度第3回徳島県森林CO2吸収量認定委員会を開催しました

第3回徳島県森林CO2吸収量認定委員会を開催しました!

徳島県では平成21年6月より「とくしま協働の森づくり事業」を実施しています。この「CO2吸収量認定委員会」は、協働の森づくり事業で整備した森林において、CO2吸収量を評価・認証するために設置した第三者の委員会です。委員は次の4名の方です。

会長 西正二委員 徳島県森林組合連合会副会長理事

副会長 河口洋一委員 徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部准教授

飯山直樹委員 (株)エコー建設コンサルタント技術管理部技術開発課課長代理

佐々木隆雄委員 徳島県木材協同組合連合会副理事長

◇第3回徳島県森林CO2吸収量認定委員会

平成22年3月1日13時30分から県庁会議室において、西委員、河口委員、飯山委員、佐々木委員、オブザーバーとして実践型地球温暖化対策推進支援事業に携わっておられる小串研究員、(社)徳島県林業公社、徳島県関係者で開催しました。議事と内容については次のとおりです。

(1)徳島県林分収穫表とシステム収穫表(ライクス)について

CO2吸収量の算定は次の式を用います。

森林によるCO2吸収量=森林面積×幹材積の成長量×拡大係数×容積密度×炭素含有率×二酸化炭素換算係数

特に「幹材積の成長量」については前回から、「徳島県林分収穫表」で算定するのか、「システム収穫表(LYCS:ライクス)」で算定するのか、活発な意見が交わされてきましたが、今回はそれぞれの成長量から試算し検討しました。

ちなみに、「徳島県林分収穫表」とは地域森林計画を編成する上での基礎資料として作成されたもので、比較的広範囲な面積を対象としています。一方、「システム収穫表(LYCS:ライクス)」とは実際に現地調査したデータから将来の収穫量を算定する方法で、個別の森林について計算可能です。

つるぎ町半田の対象森林(ヒノキ40年生間伐を実施済み)においてライクスの成長量を用いて試算すると、次のとおりとなります。

CO2吸収量=森林面積2.63×成長量9.4m3×拡大係数1.24(1+0.26)×容積密度0.407×炭素含有率0.5×換算係数44/12=28.82t-CO2/年

同様に林分収穫表の値で計算すると、14.72t-CO2/年となり大きな開きがありました。この結果を踏まえて、林分収穫表とライクスのそれぞれについてメリット、デメリット等を勘案して、「幹材積の成長量」は次のとおり算定することとしました。

○スギ、ヒノキの間伐によるCO2吸収量の算定・・・システム収穫表(ライクス)

○広葉樹の整理によるCO2吸収量の算定・・・・徳島県林分収穫表

○スギ・ヒノキ・広葉樹の植林によるCO2吸収量の算定・・・徳島県林分収穫表

(2)シカの食害が及ぼす影響について

那賀町の対象森林2箇所において現地調査を実施したところ、平成18年度に植林した那賀町川俣の対象森林においてはほとんど被害が無く、平成20年度に植林した那賀町丈ヶ谷の対象森林においては約2割が被害にあっていました。しかし、これは生育に大きく影響するものではありませんでした。これらの対象森林は共に周囲をネットで囲っておりますが、窪地などから侵入しているものと思われます。

(3)CO2吸収量の有効期間について

間伐、植林共に5年間有効とします。

(4)次回の委員会開催スケジュールについて

次回は3月24日に第4回委員会、3月30日に協力企業の皆さまに対してCO2吸収量証明書を交付予定です。