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ため池の構造について

ため池を適切に管理していくためには、その構造と役割について、理解することが大切です。

ため池は大きく「堤体」、「洪水吐き」、「取水施設(斜樋、底樋等)」の各施設により構成されます。

ここでは、各施設についてご紹介します。

ため池施設概要図
ため池横断図

ため池に関する用語

堤体

基礎地盤上に築造されたため池の本体(堤防)です。

堤体の貯水池側法面には波や水位変動による浸食防止を目的として、コンクリートブロック張などの法面保護を行います。

ため池堤体(全景)

洪水吐

貯水池に流入する洪水等の流水を下流水路へ安全に流下させる施設です。

洪水吐(全景)

取水施設(斜樋管、底樋管)

ため池に貯留した水を堤体の前法面に沿って埋設された管に取水孔を設け、取り入れた用水を堤体の底部に埋設する底樋管に導いて取水します。

取水は、斜樋管を利用して徐々に水位を下げて行います。

取水施設(全景)
斜樋管(近景:ため池天端から