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徳島県食料・農林水産業・農山漁村基本計画の策定について

はじめに

 「徳島県食料・農林水産業・農山漁村基本計画」は、平成20年に制定した徳島県食料・農林水産業・農山漁村基本条例に基づく本県農林水産行政の運営指針として策定するもので、これまでも「安定的な食料」の確保、持続発展的な「農林水産業の振興」や活力ある「農山漁村の創出」に向け、様々な施策を展開して参りました。

 しかしながら、就業人口の減少や耕作放棄地の発生、生産基盤の老朽化といった農林水産業を取り巻くこれまでの課題に加え、令和2年度は、「新型コロナウイルス感染症」が世界規模で拡大し、人々の「価値観や生活様式」に新たな変化をもたらした「時代の転換点」となりました。

 更に、頻発化する大規模自然災害や高病原性鳥インフルエンザの全国的な発生等、激甚化する「危機事象」への早急な対応が迫られる一方、新たな成長戦略の柱として期待される「デジタル社会」「グリーン社会」の実現に向けて、農林水産業の飛躍的な生産性向上につながるスマート技術の現場実装や、気候変動適応や温室効果ガス削減を通じた革新的イノベーションの推進など、未来を見据えた取組みを積極的に推進していくことが求められています。

 そこで、今回の計画では、コロナ禍をはじめとする社会情勢の変化が、「新時代の農林水産業」を見いだす大きな局面と捉え、「ニューノーマル(新しい日常)への対応」「危機事象に備えた食料生産・供給体制の強化」「スマート農林水産業の実装と労働力の確保」「サステイナブルな農林水産業の実現」を新たな柱に、今後4年間で重点的に取り組むべき施策を盛り込んだ計画を新たに策定いたしました。

 本計画が、本県農林水産業の未来を切り拓く「羅針盤」となるよう、時代に即した「徳島ならでは」の施策を強力かつ戦略的に推進し、「もうかる農林水産業」の実現に積極果敢に取り組んで参ります。

徳島県食料・農林水産業・農山漁村基本計画(令和3年度~令和6年度)

※ファイルが大きいため、分割して掲載しています。