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クビアカツヤカミキリの情報提供にご協力をお願いします

クビアカツヤカミキリは,モモ,ウメ,カキ,サクラなどを加害する外来の害虫で,平成27年に板野町と鳴門市で発生が確認されました。

クビアカツヤカミキリの幼虫は,樹木に寄生し,内部を食い荒らし枯らしてしまいます。

現在,県では発生状況の確認に努めています。

お近くのモモ,ウメ,カキ,サクラなどで成虫や大量のフラス(木屑と虫糞が混じったもの)を確認した場合は,

病害虫防除所(電話:088-674-1954)までご連絡をお願いします。

なお,まん延防止のため,成虫を確認した場合は,捕殺していただきますよう,

また,フラスを発見した場合は,羽化した成虫が分散しないようネット等で樹を覆っていただきますよう重ねてお願いします。

成虫
成虫が排出したフラス

<クビアカツヤカミキリについて>

【学名】Aromiabungii

【原産地】中国,台湾,朝鮮半島,ベトナム北部など

【体長・体色】成虫の体長は,28~37mm。光沢のある黒色で胸部(首部)が赤い。

【被害・生態】幼虫が生木に食入・加害することで樹木を衰弱させる。幼虫が生木の内部を摂食し,

       樹木内で2~3年かけて成長,蛹となり,6月~8月頃に成虫となって樹木の外に出る。

       雌成虫は,交尾後,幹や主枝の樹皮の割れ目に産卵する(8~9日後にふ化)。

【寄主植物】モモ,サクラ,ウメ,セイヨウスモモ,カキなど


<徳島県内での発生状況(平成27年度まで)>

調査の結果,板野町と鳴門市大麻町において,以下の果樹や植栽樹で被害が確認されました。

モモ30園地(864樹)のうち,17園地(130樹)

スモモ1園地(1樹)のうち,1園地(1樹)

ウメ8園地(318樹)のうち,3園地(7樹)

サクラ54か所(1,796樹)のうち,9か所(43樹)