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徳島県徳島市万代町1丁目1番地
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徳島県と(株)メディアドゥとの共同で実施している,徳島発!「AI要約サービス」実証実験の結果概要について,次のとおりお知らせします。
1.実証実験の概要
(1)実証実験の期間
第1弾:2017年10月30日(月)~2018年3月30日(金)
※うち検証期間:~2018年2月28日(水)(122日間)
第2弾:2018年 1月17日(水)~2018年3月30日(金)
※うち検証期間:~2018年2月28日(水)(43日間)
(2)両者の主な役割
○徳島県
・「知事の定例記者会見」をはじめとする「実証フィールド」の提供
・徳島県HPやSNSなどによる「実証実験」の周知
○メディアドゥ
・「音声認識及び自動文字起こし」から「AI要約」までの「システムソリューション」の提供
・「専用サイトの開発」及び徳島県HPと連携させるための「システム設計」
(3)内容
1)「第1弾」実証実験(知事会見AI要約)
知事定例記者会見の知事発表事項に対する「AI要約サービス」提供
【実験の概要】
①「知事発表事項」のAI自動テキストデータ化による「会見録」作成
②「会見録」に対する「AI要約サービス」提供
2)「第2弾」実証実験(審議会等AI要約)
県審議会等会議録に対する「AI要約サービス」提供
【審議会等の名称】
①「徳島県食の安全安心審議会」
②「徳島県総合教育会議」
③「新未来『創造』とくしま行革プラン推進委員会」
2.結果概要
(1)第1弾実証実験(知事会見AI要約)
1)ユニークアクセス者数の状況
※ユニークアクセス者数:同一人物からのアクセスを重複カウントせずにカウントする集計値
○期間総数(122日間) : 計7,294人(一日平均60人)
2)県記者会見関連ページへのアクセス比較
○アクセス数の伸び : 2.2倍
(従来1日平均アクセス数50件)+(本実証実験により新たにアクセスされた1日平均アクセス数60件)/(従来1日平均アクセス数50件)
3)要約サービス提供回数の状況
※「AI要約サービス」ページからの要約サービス提供数
○期間総数(122日間) : 計31,143回(一日平均255回)
4)利用者満足度(「参考になりましたか?」に対する3択評価)
○回答総数 : 983人
○結果 :「はい」 91%
:「どちらともいえない」 3%
:「いいえ」 6%
5)「音声認識及び自動文字おこし」の実施状況
○定例記者会見録速報版の即日県HP掲載
・掲載機会8回 → うち,即日掲載8回(100%)
○定例記者会見録確定版の2日後県HP掲載
・掲載機会8回 → うち,2日後掲載8回(100%)
(2)第2弾実証実験(審議会等AI要約)
1)要約サービス提供回数の状況
※「AI要約サービス」ページからの要約サービス提供数
○期間総数(43日間) : 計1,807回(一日平均42回)
2)利用者満足度(「参考になりましたか?」に対する3択評価)
○回答総数 : 43人
○結果 :「はい」 93%
:「どちらともいえない」 5%
:「いいえ」 2%
3.アンケートによるご意見
(1)今後,どのような場面で「AI要約サービス」があると便利か(選択形式)
○回答総数:515件
職場 : 18% 大学 : 17% セミナー・講演会 :21%
行政サービス : 20% ニュース : 17% エンターテイメント : 6%
その他 :1%
(2)「AI要約サービス」のあり方に対する主なご意見(自由記述:抜粋)
・ほかのパターンの文章も試してみたい。
・口述筆記記録などが今後簡単になっていけば,民間でも活用されるのでは。
・文字起こしや要約の実用化が出来ればいずれの分野でも生産性が高まることが期待できるので頑張って続けて頂きたい。
・このような会見や論文などは一度読んだ後に要約したのを読むとさらに理解が深まるので良いと思う。
・色んな場で要約されると,色んな知識が身に付きやすく興味を持ちやすくなると思う。
4.実証実験に対する評価
○実証実験を開始した2018年10月30日から2018年2月28日までの122日間において,
第1弾(知事会見AI要約)では
・通算7,294人(一日平均60人)のユニークアクセス者数により,県記者会見関連ページへのアクセスが従来に比べ2.2倍
・通算31,143回(一日平均255回)の要約サービス提供数
・91%のユーザー満足度
第2弾(審議会等AI要約)では
・通算1,807回(一日平均42回)の要約サービス提供数
・93%のユーザー満足度
などの結果が得られたところ。
○以上のとおり,多くの皆様に「AI要約サービス」をご活用いただくとともに,大いに参考にしていただいており,さらには, 今後の「AI活用の拡大に向けた期待感」が多く寄せられたところであり,これらから,今回の実証実験は「高い評価」が得られたと考えているところ。
5.今後の予定
○この度の実証実験結果や寄せられたご意見を踏まえ,平成30年度県当初予算において,「AI要約サービス」をはじめとするAI活用関連事業の予算化を行ったところであり,早期の「実装」に向け諸準備を進める。
○今後ともAIの積極的な活用を通じて「県民サービスの向上」や「情報発信の強化」,「働き方改革」の実現にしっかりとつなげて参りたい。
※「AI要約サービス」体感の場
県民の皆様に「AI要約を体感いただく場」として,2018年4月以降も当面の間、県HPにおいて,以下のアドレスから2017年度中のコンテンツに対する「AI要約サービス」を提供いたします。
徳島県HP内専用サイト:「徳島発!『AI要約サービス』」
(URL:https://tokushima-ai.mediado.info)(スマートフォンも対応)