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徳島県と韓国・済州特別自治道との「友好交流に関する覚書」締結について

徳島県と韓国・済州特別自治道は、後藤田正純知事が2024年5月に済州特別自治道を訪問して以来、今後の交流促進に向けて協議を続けてまいりました。
この度、2025年1月24日から26日までの間、済州特別自治道の呉怜勳(オ・ヨンフン)知事を代表とする訪問団12名が来県した機会をとらえ、1月25日(土)に「友好交流に関する覚書」を締結いたしました。

「友好交流に関する覚書」の締結

概要

1 調印日時 
2025(令和7)年1月25日(土) 

2 覚書の概要 
覚書には、地域間の国際交流を通じて国家間の協力を推進する「地方外交」の理念に基づき、両地域の共同繁栄と今後の友好都市締結を目指して次のような項目を示し、交流を行うことを明記しました。 
(1)水素、再生可能エネルギー、環境分野の交流によるカーボンニュートラルの実現 
(2)観光及び農林水産業分野における双方の地域特性や特徴、強みを生かした交流の推進 
(3)スポーツ・文化を含む青少年交流を通じた若者の相互理解の向上と国際化 

3 調印者コメント 
【後藤田知事】 
済州特別自治道は地方自治の長い歴史を持つとともに、廃棄物リサイクル率85%を誇る環境分野での先進地であり、国内外から多くの人が訪れる観光の先進地でもある。
一方、徳島県はサステナブルなテクノロジーや健康分野に秀でている。
本日、両県道の交流がスタートし、今後お互いに足りない部分は補完しあい、次世代に向け、進化する関係が永遠に続くことを期待している。
 
【呉知事】 
両県道ともに再生可能エネルギーの割合が高く、また、済州では水素を生産しており、これをはじめとした環境分野での相互協力を進めていきたい。
また、若い世代の交流やスポーツなど幅広い分野での交流に取り組んでいきたい。本日の覚書締結により両県道が連携し、さらに共同・発展していくきっかけとなることを期待している。

調印式に続き開催された後藤田知事主催の夕食懇談会では、1965年の日韓国交正常化の直後に韓国との交流をスタートした「徳島少年少女合唱団」の皆さん約20名が韓国の代表的な民謡「故郷の春」「アリラン」を韓国語・日本語を交えて披露し、祝賀ムードに花を添えました。

また、今後の交流に生かすため、訪問団一行は
・ 済州特別自治道も積極的に取り組む水素エネルギーに関連して「東亞合成水素ステーション徳島」
・ 環境への取組が国内外から高く評価される「上勝町ゼロ・ウェイストセンター」
・ 四国88ヶ所霊場1番札所「霊山寺」や世界の名作が陶板名画で楽しめる「大塚国際美術館」などの文化施設
を視察し、徳島県への理解を深めました。