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ドイツ紹介コーナー(CIR情報発信)

徳島県では、地域の国際化を促進し、多文化共生社会を推進するとともに、徳島県と友好交流提携しているドイツ・ニーダーザクセン州と活発な交流を行うため、ドイツ出身の国際交流員が勤務しています。国際交流員は、ドイツとの交流の窓口として活躍するほか、ドイツ語の通訳やドイツ語での情報発信、国際理解支援講師として県内の学校を訪問するなど様々な活動をしています。こちらでは、国際交流員が母国ドイツの文化や暮らしについて、国際交流員の視点でご紹介します。

CIR自己紹介

ニコ・ボーンザックCIR

こんにちは!徳島県で国際交流員として勤務しているボーンザック・ニコと申します。

私はドイツ・ニーダーザクセン州出身で、州首都ハノーファー市より60キロ離れている自然に溢れた小さい集落で育ちました。趣味は旅行、ドラム・音楽、映画、読書です。最も好きな料理はケバブとしゃぶしゃぶです。

2008年に音楽家として日本に誘われ、一週間福岡に滞在したことで日本への関心が生まれました。同年の秋に、ハンブルク大学で日本語を専攻するようになりました。その時に、大阪市立大学にも半年間留学しました。卒業してから、筑波大学とボン大学両方の修士課程に入り、韓国の高麗大学にも留学しました。東アジア全ての国に興味があり、旅行にもよく行きますが、大学でも日本語を選択したなどの影響で最終的に日本を生活拠点にしました。2016年に修士課程を修了してから、大阪に引っ越し、日独交流の会社で働きましたが、大阪の一番美味しいお好み焼き屋さんを探すことにも従事しました。

2018年7月に徳島県で国際交流員として着任し、本当に素晴らしい時間を過ごしています。面白い阿波踊りに参加したことから、美味しい阿波尾鶏を食べることまで毎日を楽しんでいますが、私にとってもっとも魅力があるのは徳島の自然です。特に南部と祖谷渓が好きになり暇なときによく行きます。

また、仕事の話ですが、徳島県は私の故郷のドイツ・ニーダーザクセン州の姉妹県であり、主に県州間の交流に関わる業務を行っています。教育、スポーツ、文化などの幅広い分野で交流が徐々に増え、できるだけ多くの県民に交流の機会を作りたいと思っております。国家間の交流だけではなく、地域間の交流・協力も非常に重要になり、実践的な交流・プロジェクトの性格をもっている地域間の交流は国際理解に特に貢献できると思います。

県州姉妹交流以外は、県内に住んでいる外国人に対するサポートの業務も行っています。県内在留外国人の増加のため、多文化共生の視点も考えて全ての人が住みやすい環境を作るのが大事です。これは、チャレンジをたくさん伴うかもしれませんが、姉妹交流と同じように国際理解を強化するなどのチャンスももたらし、県として成長するように全力を尽くしたいと思います。皆さん、よろしくお願いします。

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