世界阿波おどり宣言の採択について

「阿波おどり」は、400有余年の歴史を持つ徳島県の伝統芸能です。
今や徳島県外や海外においても、徳島県人会などが中心となり、「阿波おどりの輪」は各地に広がっています。

そこで、全国、海外の阿波おどり関係者の方々に「本場・徳島」にお越しいただき、
阿波おどりを通じて、徳島と日本全国、そして世界の皆様との絆がより深いものとなるよう、
令和元年11月2日（土）、徳島市のアスティとくしまにおいて「世界阿波おどりサミット」を初めて開催しました。

「世界阿波おどり宣言」は、各阿波おどり団体の代表者の皆様が集い、
「阿波おどり」の理念や未来のあり方について話し合い、共通認識を持つことができた内容を、将来に引き継ぐ指針として取りまとめたものです。

当日は、阿波おどり「ちびっ子」たちから「世界阿波おどり宣言」を読み上げていただき、会場において採択されました。

（宣言全文）

世界阿波おどり宣言

400年以上の歴史を誇る「阿波おどり」は、最高のワクワク感・ドキドキ感を与えてくれる伝統芸能、「世界に誇る徳島の宝」。

徳島から全国各地へ、また国境を越え、世界に拡がり、「平和の象徴」として、国籍や人種、宗教や言語などを超え、「よしこののリズム」が人を笑顔にしています。

私たちは、これからも手を携え、「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃそんそん」の言葉どおり、「誰もが参加できる」阿波おどりの魅力を世界に伝え、

「おもてなしの心」を繋ぎながら、おどりの輪をさらに広げ、「阿波おどり」を「世界の宝」に育ててまいります。

令和元年11月2日

世界阿波おどりサミットにおいては、徳島県国際交流協会「あらそわ連」による演舞も披露されました。

「あらそわ連」は1981年結成。国籍・人種・宗教などの違いを乗り越えて、「争いのない平和な世界」という理念のもと、徳島在住の外国人や留学生たちが一緒になって踊りを楽しんでいる国際交流連です。