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令和8年1月28日 教育長記者会見

教育長コメント

記者の皆様には、お時間をいただきありがとうございます。私の方から6点報告をさせていただきます。

1点目は、徳島県「ラーケーションの日」の取得状況についてです。
本年8月から12月における徳島県「ラーケーションの日」の取得状況がまとまりましたので報告いたします。県立学校を対象に、各校で受け付けた申請件数を調査したところ、1,051件との結果が得られました。1学期の申請数(376件)の約2.8倍となる活用があったことは、本制度が各家庭において「体験を通した学び」のきっかけとして確実に浸透し始めている証左であると受け止めております。主な活用事例としては、「大阪・関西万博」や「世界陸上」など、今季しかないイベントへの参加や見学のほか、工場見学、職場見学、収穫体験、オープンキャンパスへの参加など、キャリアにつながる体験活動への広がりが見られました。さらには、自然や動物との触れ合い体験、身近な地域の行事への参加、博物館や図書館、美術館での学び、寺社仏閣巡りなど、自身の興味・関心に根差した活用がなされていることがうかがえます。また、活動を終えた生徒が、家族と過ごした時間や発見したことを生き生きと教職員に語っているという報告もあり、大変喜ばしく感じております。家庭での対話と校外での豊かな体験が、学校での学びにさらなる相乗効果をもたらすことが今後ますます期待されるところであり、県教育委員会といたしましては、次年度以降も、子どもたちが「ラーケーションの日」を通じて「生きた学び」を柔軟に享受できるよう、制度の周知に努めてまいります。

2点目は「とくしま学びの多様化推進フォーラム2025」についてです。
「学びの多様化学校」への理解を深めていただくことを目的として、「とくしま学びの多様化推進フォーラム2025」を2月10日(火)に開催いたします。当日の講師として、徳島県出身の文部科学省 矢野和彦 文部科学審議官をお招きし、「多様な学びの在り方ー学びの多様化学校の可能性と今後の展望ー」と題した基調講演を頂きます。その後、「『県立学びの多様化学校』に期待すること」をテーマに多角的な視点からパネルディスカッションを行います。今回のフォーラムを契機に、「学びの多様化学校」への理解が深まり、多様な学びの在り方が広く、浸透することを期待しています。

3点目は、不登校の児童生徒の学習支援等を行う新たな居場所「こどもステーションとくしま」についてです。不登校の児童生徒の支援を充実させるため、徳島駅クレメントプラザ5階 とくしまDX推進HUB通称「toku-Noix(とくのわ)」に不登校の児童生徒の学習支援等を行う新たな居場所「こどもステーションとくしま」を1月22日に開設いたしました。参加者は運営スタッフと交流や工作活動などに取り組んでいました。今後は、令和8年3月5日まで、6回の開設を予定しています。各回、1週間前が締め切りとなっていますので、期限までにお申し込みいただければと思います。県教育委員会としましては、「こどもステーションとくしま」での活動を通じて、児童生徒の悩みや不安の解消を図り、自己肯定感を高めるとともに、学校復帰や社会的自立につながるよう支援を行って参りたいと考えています。

4点目は、「徳島県の未来を拓くグローカルリーダー育成事業」、通称「徳島県版トビタテ!留学JAPAN」の募集開始についてです。本事業は、昨年12月中旬に、募集要項等を公表し、1月13日より、新高校2・3年生を対象とした申請受付をスタートさせました。新高校1年生については4月1日から受付を開始し、いずれも4月15日17時を締め切りとしております。特に新高校1年生については、入学から締め切りまでの期間が極めて短いため、現在、県内3会場で実施している説明会や県中学校長会理事会等を通じ、「中学在学中からの早めの準備」と「入学決定後の高校への相談」について、生徒・保護者の皆様への周知を行っております。先日、実施した徳島市会場での説明会には約150名、西部会場でも約50名の方々に御参加いただくなど、非常に高い関心を寄せていただいております。最終回は1月31日(土)に阿南市で開催いたします。徳島の高校生には、この貴重なチャンスを逃すことなく、世界で得た知見を徳島の未来に活かす「グローカルリーダー」を目指して、果敢に挑戦してほしいと期待しています。

5点目は「県内高等学校等の探究活動のさらなる推進について」です。
県教育委員会では、自ら課題を設定して解決策を探る探究活動を推進しており、この度、探究活動の成果発表の場として、 「2025高校生×Chance・Challenge・Changeプログラム」、通称「C(キューブド)³(シー)」のプロポーザルと、「とくしま生徒まんなか探究活動推進事業等成果発表会」を、同日、同会場にて「探究DAY」として開催いたします。開催日は、令和8年2月8日(日)、会場は、県立総合教育センターで、生徒、教員等を対象として公開します。C(キューブド)³(シー)プロポーザルでは、県内の高校生が学校や国境の垣根をこえて協働し、1年間取り組んできた探究活動の集大成として、徳島県に向けた提言報告を行います。また、「とくしま生徒まんなか探究活動推進事業等成果発表会」では、「第7回ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会」で、全国1,558点の応募の中から金賞に選出された小松島西高校勝浦校の「キンカンとユコウのマーマレード」の取組をはじめ、25の取組発表をポスターセッション方式で行います。どの取組も、地域や学校の課題に対して、高校生の目線で解決策を探る非常に興味深い内容となっております。県教育委員会では、今後も引き続き、探究活動を推進し、生徒自身が「自ら考え、行動する力」を育んでいけるよう支援して参ります。記者の皆様におかれましても、是非、「探究DAY」にお越しいただき、徳島県の未来を担う高校生の若い感性溢れる取組を取材いただければと思います。

6点目は、徳島県「教育の情報化」推進フォーラムの開催についてです。
このフォーラムは、本県の教育の情報化をより一層推進し、ICTを効果的、効率的に活用した教育の実践及び教員の指導力向上を図ることにより、児童生徒の情報活用能力の育成及び学力向上に資することを目的とし、2月13日(金)午後1時からオンラインにて開催します。当日の基調講演1では、文部科学省初等中等教育局学校情報基盤・教材課長の寺島史朗 様をお招きし「学びを豊かにする教育DXの推進」と題した御講演をいただきます。基調講演2では、合同会社 未来教育デザイン 代表社員 平井聡一郎 様を講師にお招きし、「次期学習指導要領を見据えた学びのデザイン」と題した御講演をいただきます。分科会では、小学校部会、中学校部会、高等学校部会、特別支援教育部会の4つの部会で、実践発表を行いますので、ぜひ取材いただければと思います。

私からは以上です。
 

質疑応答

(日本経済新聞)
徳島県ラーケーションの日の取得状況に関してですが、12月までの数字の公表だったかと思いますが、初年度の手応えや周知状況はどのようにお考えでしょうか。

(教育長)
県立の学校においての話でございますが、非常に多くの申請をいただいている。たくさん取っていただいているなというのが率直な感想でございます。先ほど事例にあげた以上に、色んなことをとにかくやっているということも分かっております。中には海外に行ったような事例もあります。まさに学校外での学びが広まっていくことと、そういう学びもあるんだということを、子供自身、先生、保護者、周りの人もそういう意識になってきているということで、ありがたいことだと思っています。

(日本経済新聞)
親御さんからの声みたいなものはありますか。

(教育長)
徳島県「ラーケーションの日」ポータルサイトがありまして、そこに子供たちからのレポートあるいは保護者からの感想もあります。そこでも制度についての理解、平日に親子で行けることのメリットに関して評価をいただいているようです。

(朝日新聞)
市町村にもかなり広がっているようですが、市町村の数を改めてお教えいただければと思います。

(生涯学習課)
現時点で12市町村が導入済みです。

(朝日新聞)
今後の導入予定は。

(生涯学習課)
今後の導入に向けて検討していると聞いています。

(朝日新聞)
12市町村が既に導入済みということでしょうか。

(生涯学習課)
はい。

(朝日新聞)
村も入っていますか。

(生涯学習課)
はい。

(読売新聞)
こどもステーションとくしまについて、1月22日の初回の参加人数は定員の15人に達したのでしょうか。

(教育長)
初回ということでそこまでは参加していません。

(読売新聞)
具体的には何人ですか。

(いじめ・不登校対策課)
1人です。

(徳島新聞)
情報化推進フォーラムについてですが、参加対象者はDXに学校で中心的に携わっている先生方が対象ですか。

(教育長)
基本的にはその先生方が主になりますが、オンラインですので、校内研修に使う学校などもあります。アーカイブはありません。

(朝日新聞)
こどもステーションとくしまについて、不登校や学校に行くことが難しい子たちが対象になるかと思いますが、クレメントの5階という学校とは全く違う場所に行くということは、ハードルが高いような気がしますが、そのあたりはどのような働きかけや工夫をされているのでしょうか。

(教育長)
まず一つは交通の便が良いというそこを考えました。御指摘のとおり人がいっぱいいる等の懸念もありますが、その子によってはどういう所が適しているのかがありますので、あえて今回は、大人が周りで仕事をしているという雰囲気も味わってもらう、そんな意味もあります。

(朝日新聞)
スタッフの方はどのような方が入っていらっしゃいますか。

(いじめ・不登校対策課)
いじめ・不登校対策課の職員、スクールカウンセラー、総合教育センターで相談を受けている職員、残り6回の開催がありますが、その中にはフリースクールの方に入ってもらうような回もあります。

(朝日新聞)
これは子どもが一人で行くというよりは、保護者の方と一緒に参加されるイメージですか。

(教育長)
対象は小中高校生なので、保護者に連れて行ってもらわないと困る部分もあります。

(読売新聞)
2月12日のワークショップの学びの多様化学校の体験授業は学びの多様化学校の試行的な取組にあたりますか。

(教育長)
体験授業ですね。そのときのテーマが色々あるんですけれども、学びの多様化学校はまだ先の話ですので、そこの紹介や、こんな感じでやるんだよということを体験していただく場所や場面を想定しています。実験的にしてみて、雰囲気がわからないのでね。どのような感じで、そこで何が行われるのかというところがよくわからないと思うので、その雰囲気を感じてもらおうかなと思います。

(日本経済新聞)
 受験シーズンと選挙の時期が重なっておりまして、街頭演説などの声が勉強に支障が出ないようにという声があったりすると思いますけども、教育長の立場から要望などあればお願いします。

(教育長)
おそらくそれぞれの候補者もそのあたりは一番気にしているところだと思いますので、御配慮いただいていると理解しております。

(徳島新聞)
大学入試や育成型選抜の期間と重なると思いますが、県教委から選挙管理委員会に実際に要望したことなどはありますか。

(教育次長)
教育創生課から出す方向で調整していますので、詳細は教育創生課へお願いします。

(朝日新聞)
いつ頃出しますか。

(教育次長)
先日相談があり近々出すと思いますので、教育創生課へお願いします。