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令和6年11月21日 教育長記者会見

発表事項

記者の皆様には、お時間をいただきありがとうございます。
まず、2点報告がございます。

まず、1点目ですけれども、「高校生防災クラブ交流イベント」の開催です。
各校の防災クラブにおいては、ロッカーの固定やガラス飛散防止フィルムを張るなどの防災対策の他、地域住民と連携した避難訓練、防災キャンプ、避難経路清掃ボランティア等に取組んでおります。
この度、防災知識の習得を図るとともに、防災クラブ間の交流による、今後のさらなる活動の活性化を目的として、「高校生防災クラブ交流イベント」を行います。
日時は、12月22日の日曜日、午前10時から午後3時を予定しております。
場所は東部防災館(沖洲インドアパーク)でございます。
このイベントの内容といたしましては、県内17の高校から、防災クラブの代表生徒等が参加し、午前中は、NPO法人減災教育普及協会理事長の江夏猛史氏を招いて、減災に関する講義と「どこでも地震体験マットYURETA」の体験を行い、午後は、班別の意見交換会や、各校の防災クラブの取組事例の紹介を行う予定としております。
今後も地域防災の担い手となる人材を育成するため、防災に関する知識の習得を図り、交流を行う機会を提供することで、各校の防災クラブの活動を支援するとともに、地域に根差した防災ボランティア活動を通して、ふるさとを愛する豊かな心の育成を図って参ります。

2点目ですが、「エシカル甲子園」の開催でございます。
昨年12月には、第5回記念大会となります「エシカル甲子園2023」を開催し、その様子を1,500人を超える方が来場またはオンラインで視聴するというすばらしい成果をおさめることができました。
本年度もその気運を絶やすことなく、「私たちが創る持続可能な社会 みんなで掲げる、未来へつなげるエシカル思考」をテーマに、第6回となる「エシカル甲子園2024」を開催いたします。
今大会のテーマは、昨年度参加された生徒の皆さんからいただいた意見を参考に、「みんなで掲げる、未来へつなげる」とし、「現在と未来」、「1人1人」、「徳島と全国・世界」をつなぐ大会を目指します。
昨年度に引き続き、全国の高等学校、特別支援学校高等部などの生徒を対象に、エシカル消費に関する創意工夫や実践を募集し、61校のエントリーがあり、予選審査を経て、ブロック代表校が6校、開催県枠代表校が1校、審査委員特別枠代表校1校の計8校を本選出場校として決定いたしました。
本県からは、開催県枠代表として、城東高等学校が3年連続3回目の出場、審査員特別枠代表として、つるぎ高等学校が初めて出場する予定になっております。
本選は、12月26日木曜日に徳島グランヴィリオホテルで開催いたします。
オンライン視聴者も大会に参加する「エシカル甲子園特別賞」も引き続き実施いたします。
また、交流に重きを置いた新たな取組といたしまして、本選後の午後の企画といたしまして、「みんなで掲げる、未来へつなげるエシカル思考」をテーマに、とくしま・エシカル高校生委員会19名と、本戦出場者24名が円卓を囲んだ意見交流会を行う予定です。
今後もエシカル甲子園の活動をはじめ、高校生によるエシカル消費推進の取組を積極的に支援して参ります。
私からの発表は以上でございます。
 

質疑応答

(時事通信)
時事通信社です。
何点か質問させてください。
まず、エシカル甲子園について、何回もされていて、実際に、私も取材したことがあるんですけれども、今年、新たに始めた取組とか、あとはこういった部分に高校生が力を入れていますよという部分があれば、注目ポイントがあれば、ぜひ教えていただきたいです。

(教育長)
本年度につきましては、第6回目ということで従来のプレゼンテーション発表を行います。
募集が5月31日からで、今回は、交流というところ、先ほど言いましたように出場している高校生と県内のとくしま・エシカル高校生委員会の交流のところが、今までと違う新たな取組ということになろうかと思います。

(時事通信)
あと、Vtuberがオンライン中継するということですが、この方はSDGsとか、エシカルな取組を推奨されている方なんでしょうか。
なぜこの方をチョイスしたのか。
高校生に人気とか。

(担当課)
今回、午後からの交流会の時間帯にオンライン中継という形で、交流している様子を中継しても、なかなか視聴者に内容まで伝えることができませんので、午前中の各学校の発表を振り返る形でVtuberが進行して、オンラインで視聴している方々に発信するといった工夫をさせていただいております。

(時事通信)
ありがとうございます。
どんな人物というか、どういう活動されている方なんですか。
このVtuberは。

(担当課)
主な活動というところまで、確認をしていないんですけれども、大々的な活動をしているわけではないんですけれども、確認してお答えさせていただきます。

(時事通信)
この人を呼んでくださいみたいなのは、高校生が決めたんですか。

(担当課)
高校生が決めたものではないです。

(時事通信)
12月26日に県内2例目となる国際定期便(韓国便)が開通します。
昨日の知事会見で後藤田知事から、「アウトバウンドの促進も含めたこっちからの交流も活発にやっていきます」というような主旨の発言がありまして、これからそういったところが積極的に動き出すのかなと考えております。
例えば、県教育委員会で、修学旅行の行き先を例えば韓国にしたり、香港にしたりといった今後の取組について、決まっていることや考えていることがあれば教えていただきたいです。

(教育長)
これに関しては、海外便が就航することについて、「検討してください」という形のお話はいただいております。
具体的には、まだ何も決まっておりませんので、今の段階ではそこまでです。

(徳島新聞)
昨日のいじめ共同宣言に引き続いて、今日も「徳島県いじめの防止等のための基本的な方針」の改定が、今朝の定例会でありましたが、2日続いてということで、大分力を入れていらっしゃるんじゃないかと思うんですけれども、改めて教育長として、いじめ防止の取組、「徳島県いじめの防止等のための基本的な方針」の改定について、一言意気込みを教えていただけたら。

(教育長)
昨日も、共同記者会見の中でも話しましたが、まずは、認知数を上げるということは非常に大事なことでございます。
しかも、その認知されたものを解消率100%にするというところが、我々に求められていることと考えております。
これは、数でどうのこうの言うことでもないんですけれども、昨日もありましたが、全国的に大きな問題だと、もちろん徳島県も大きな問題だと思っております。
1つは、どうやって早く認知するかということなんですね。
子供たちは、自分から先生に相談するケースもあれば、そうじゃないケースもたくさんございます。
そのときに、いかに気づくか、或いはそういう小さな叫びを吸い上げる方法があるのかというところで、実際に、今までもたくさんの学校でそういうことを色々としてきています。
なので、今までの方法に加えて、SNSを使ったりとか、1人1台端末を使ったりとか、そういうことで、子供たちの日々の心配事とか訴えをまず集めるというところかなと思っています。
昨日、知事からもありましたけど、やはり、これは大きな人権侵害の問題でございますし、私自身も、中学生時代にいじめみたいなことをされたことがありますけど、いまだにそれを思い出したら腹立ちますよ。
たとえ、小中高の期間であったとしても、その子に与える影響は、ものすごく大きいし、それは一生許すことができないぐらい、そういうところはあると思いますので、そこを考えて、いかに被害者の方に寄り添うか。
また、自分がそんなつもりがなくても、友達との何となくのやりとりの中でも、相手を傷つけているようなことがあるんじゃないか。
そこは、学校の中でこそ教えられることだと思うので、それは、担任だけに頼むわけにはいかないので、学校全体として、今、特に、まだまだ経験年数の少ない先生方も増えてきていますけども、その先生だけにさせるのではなく、学校全体として、みんなでいじめに対して、立ち向かっていく。
或いはそういうことを、先生を通して子供たちに教えていくという組織の力も大事になってくると思います。
一方、学校だけではできないこともありますので、専門機関との連携について、どこかと連携したから終わりではなくて、他の機関とも絶えず連携できる手段を模索しているところであり、それを教育行政に反映していきたい。