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記者の皆様には、お時間をいただきありがとうございます。
記者会見の開催にあたり、一言お礼を申し上げます。
本日、午前10時から令和6年度第13回教育委員会定例会を開催させていただきました。
この度の定例会においては、お配りしている資料のとおり、教育委員の皆様に御議論をいただきました。
そのうち、令和7年度公立高等学校生徒募集定員について、御報告申し上げます。
お手元にも資料がありますし、定例会が終わった後にも十分見ていただいていると思いますが、令和7年度公立高等学校生徒募集定員です。
募集定員の設定に当たりましては、「中学3年生の増減」、「過去の出願者の動向」、「各学校の学科、施設、収容人数」を勘案した上で、9月に中学3年生向けに実施いたしました進学希望調査の結果を参考に、設定しております。
検討の中身につきましては、例年通りの内容になっております。
なお、地域の生徒数の減少幅が特に大きく、活性化が必要な地域にあります、那賀高校、海部高校、池田高校の本校、辻校、三好校の5校は、県外からの志願者を可能な限り多く受け入れることができるよう、県外志願者の合格者数を、人数制限なしとしていることから、令和2年度の生徒募集以降、他校とは切り離して定員を設定しております。
こうした考え方により、皆様お手元の資料の議案第32号1ページの(1)中学3年生徒数及び生徒募集定員の総枠の表に記載のとおり、募集定員は全体で、昨年度から160名減の4,850名。
うち、先ほど申し上げた5校を除きますと、募集定員は4,440名と算定いたしております。
次に(2)令和7年度受検見込み者数ですが、約4,906名と算出しており、この場合、推計競争率は(3)に記載のとおり約1.012倍で、昨年と比べ0.002ポイント増加していることになります。
また、5校を除く受検見込み者数、推計競争率については、括弧内に記載のとおりでありますが、先ほど御説明いたしましたとおり、この5校については、県外からの志願者を可能な限り多く受け入れられるように、他校とは切り離して定員を設定していますので、5校を含む全日制公立高校全体の推計競争率は、5校を除く場合よりも低くなっております。
続きまして、各学校の公立高校全日制学校の学科・類ごとの募集定員につきましては、2ページのとおりとなっており、3ページの地域別中学3年生の生徒数の増減等を踏まえ、設定しております。
なお、各高校の育成型選抜、一般選抜の募集人員につきましては、今回の令和7年度生徒募集定員をもとに、各高校において、育成型選抜募集人員の確定作業を行い、11月中旬に公表する予定としています。
次に、定時制課程を有する6校につきまして、資料5ページにありますとおり、募集定員、募集目標とも、前年度と同数としております。
以上、記者の皆様には概要を説明しましたが、本日、教育委員会定例会に付議し、募集定員を決定したところであります。
定例会提出案件に係る報告については、以上となります。
この際、3点御報告がございます。
まず、第6回Minecraftカップにおける「徳島新時代賞」についてでございます。
7月の記者会見の際にもお話をいたしましたが、改めて御報告をいたします。
第6回Minecraftカップでは、徳島県が自治体パートナーとなっており、四国ブロック地区大会において、「徳島新時代賞」を設置しております。
地区大会は、11月3日の日曜日ですが、午後2時からイオンモール徳島のUZUコートで開催されます。
Minecraftカップは、子供たちにプログラミング教育やデジタルなものづくりの機会を提供することを目的として、開催されているイベントでございます。
今年度は「Well-beingをデザインしよう」というのを大きなテーマに、「高校生以下のまちづくり部門」と「小学生以下の建物部門」の2つの部門で作品が募集されました。
11月3日の四国ブロック地区大会では、予選を通過したまちづくり部門の12チームが本戦の出場をかけて、各チーム4分間のプレゼンテーションを行います。
徳島県からは、3チームが出場いたしますので、ぜひ児童・生徒の力作をご覧いただけたらと思っております。
なお、「徳島新時代賞」は、まちづくり部門における徳島県からの応募作品の中から、徳島新時代を感じさせる未来のまちを共創した作品に贈られる賞として、本戦出場とは別に設けており、地区大会終了後の午後4時頃から表彰式を行うこととしております。
最後に、徳島県高等学校総合文化祭及び徳島県中学校総合文化祭の開催についてでございます。
まず、第43回徳島県高等学校総合文化祭は、11月2日土曜日から11月24日日曜日まで、15部門があわぎんホールを中心に様々な会場で開催されます。
この文化祭は、県内高校生の文化活動の成果を一堂に発表するとともに、来年度の全国高等学校総合文化祭への参加者や作品を決定する部門もあります。
広く一般公開いたしておりますので、高校生の若さ溢れる作品をぜひ御覧いただけたらと思います。
また、第10回徳島県中学校総合文化祭は、11月8日金曜日から10日日曜日までの3日間、会場は文化の森総合公園で開催いたします。
こちらでは、県内の国公私立中学校、中等教育学校及び特別支援学校の中学部生徒の文化芸術作品約1,000点が、展示される予定となっております。
また、11月10日日曜日13時30分より、文化の森イベントホールで行われる表彰式・舞台発表では、優秀作品の表彰と川内中学校による人形浄瑠璃、また、高浦中学校による箏曲が披露されます。
中学生のみずみずしい感性と、次代への文化芸術を継承・創造していく力が込められた
素晴らしい作品や発表を、ぜひ御覧いただけたらと思っております。
私からの発表は以上となります。
(時事通信)
ありがとうございました。
まず、幹事社の時事通信から、会見に関する項目について、質問させていただきます。
先ほどありました、生徒募集定員の総枠について、確認もかねて質問させてください。
資料1ページ目の募集定員の「全体」、「5校を除く」という、それぞれ内訳があると思いますが、単純に4,850ー4,440の410人が県外から進学を希望される生徒という理解で間違いないでしょうか。
(教育長)
そういうわけではない。
(担当課)
下の※の2つ目のところに、「5校とは…」ということで、那賀高校、海部高校、池田高校の本校、辻校、三好校が5校になっていますので、この5校の定員が410名ということです。
5校については、県外募集の合格者の上限を定めていないので、県内の人と同じように審査されるということです。
(時事通信)
例年、県外からの進学希望者は実際にいるのでしょうか。
例えば、何県の方がいらっしゃいますか。
(担当課)
県までは、把握していない。
(時事通信)
四国エリアから。
(担当課)
全国から。
去年ですと、生徒だけの転任ですと89名。
家族と伴に転任も含めますと140名が本県に来ています。
家族と転任の場合は、県内の生徒と同じ扱いですので、この「人数制限なし」に関係ないんですけど、生徒だけで来る場合は、各学校で「5人」とか「3人」とか「制限なし」というパターンでそれぞれ受け入れをしている。
(時事通信)
89人の家族が全員来ていて140人という訳ではなく単独で来られている方が。
(担当課)
89人は単独で来ている。
(時事通信)
そのうちの一部の家族も含めると140人になる。
(担当課)
89人プラス、家族で来ている生徒が140人との差なので、51人
(時事通信)
分かりました。ありがとうございました。
私からは、以上です。
他に何か、会見内で質問がある方はいらっしゃいますか。
(朝日新聞)
朝日新聞です。
この5校というのを別枠に分けたのは、令和7年度からということですか。
(教育長)
令和2年度。
随分前からです。
(朝日新聞)
例えば、那賀高校の場合、募集定員はあるけれども、県外がある一定数を上回ってはいけないという縛りがないということですよね。
学校自体の定員が、県外からだったらいくらでも受け入れられるという訳ではなくて、例えばの話、募集定員が全体100人だったら、県外の受検者で20人埋まったら、残りが80人になってしまうという解釈でよろしいですか。
(担当課)
あくまでも県内の子と同じ競争になるということです。
(朝日新聞)
枠がある場合というのは、県外からの受検者が少なかった場合は優先的に入ってしまうのか。
(担当課)
そういうことではない。
(朝日新聞)
あくまで上限があるということですね。
(担当課)
そうです。
(朝日新聞)
ありがとうございました。
(時事通信)
では、会見外の質問をさせていただきます。
岡山県のPTA連合が、今年度に解散する方針を掲げています。
これに対する受け止めや、県のPTAという組織を存続していくための取組や考え等があればお聞かせください。
(教育長)
全国的に、そういう流れというか、PTAのあり方そのものをどういうふうに学校として、或いは保護者として考えていくかっていうのは、今、結構出てきています。
これは、都道府県、或いは市町村によって、もちろん学校によっても、考え方が色々とございまして、実際、徳島県の場合は、県P(徳島県PTA連合会)と言われる組織に全部の市町村が入ってるわけじゃないということで、見直し等も含めて、色々と組織で考えているようでございますので、それは、それぞれの組織が判断することなので、注視をしているというところになります。
(時事通信)
私からもう1点。
7月に、高知市の小学校の男子児童が、プールで溺れて亡くなってしまった事故がありまして、高知市の松下教育長が(10月)16日に辞任されました。
これに対する受け止めと、県として、事故を防ぐための来年度以降の安全配慮への取り組みとか、お考えがあれば、お聞かせください。
(教育長)
非常に痛ましい事故があったということ、色々な理由があったのは、重々承知ですけれども、一番悔やんでいたのが、やはり他の学校のプールを使うにあたって、注意していたんだけど、それが十分徹底されていなかったということで、会見でもお話をされていたかと思います。
とにかく、プールにまつわる事故といいますか、本当に、ちょっとした油断とかミスで子供たちの命を奪われるという危険性をはらんでいるような活動ではありますが、だからこそ、子供の命をどう考えるか、一番大事にして、活動していくということが、大変重要なことだと思います。
当然、隣の県で起こった事例でございますし、現在、徳島県内でも、多くの小中学校でプールの活動をしておりますので、もちろん徳島県教育委員会としましても、プールに関して、安全が第一ということは、シーズン前に通知をしているところでございます。
来年度以降も、各高校、市町村も含めてですけども、プールの安全管理、それから子どもたちの命を大事にしていくような、いわゆる配慮事項ですね。
具体的に言うと、例えば指導者がプールに入るけど、1人は必ず外から見るとかですね、マニュアルというか、約束事項がありますので、それの徹底遵守というところは来年度以降もしっかり続けていきたいと思います。
(徳島新聞)
学区制の有識者会議がまた開かれるかと思いますが、次回の学区制の会議では、どのようなことを話し合われる感じでしょうか。
(教育長)
第4回会議となりますが、前回の第3回のときには、将来的に撤廃するという方向で議論を進めるという結論が出ました。
今回、第4回では、いつなのかということももちろんありますけども、大事にしたいのは、撤廃することによって、どんな影響があるのか、どのような課題が出て、それをどういうふうに対応していくかという、本当に肝となるような内容になるかと思います。
それについての検討を重ねるということの意見がございましたので、今回、保護者と教員、生徒へアンケートをとりましたので、その結果を会議の中でお示しして、それから考えていただくことと、すでに通学区域制を撤廃している地域の事例も集めておりますので、それによってどういうことが起こったのか、その後どんなふうに進んでいったのかということも踏まえて、資料をお示しして、議論をしていただくというように、計画をしております。
座長は鳴門教育大学の佐古学長なんですけども、この第4回、非常に重要な会議でございますので、中身をしっかり議論できますように、調整しながら、話が充実できるように考えております。
(徳島新聞)
今、わざわざ佐古学長さんのお話を言われたということは、他にもどなたか来られるということですか。
(教育長)
佐古学長さんが座長なので、座長にお任せしているということです。
(徳島新聞)
今おっしゃった、アンケートの結果というのは、我々にも公開いただけるんでしょうか。
(担当課)
会議の際に、集計したものを資料として提出します。
(徳島新聞)
違うお話なんですけれども、お願いといいますか。
ちょうど今、このタイミングで、学校の部活動の地域移行に関する会議が開かれていますが、同じ時間に開かれると、どっちかしか行けないので、そこにご配慮をお願いしたいというのと、Zoomとかで開かれる会議でしたら、そこに、我々も参加といいますか、モニターとかオブザーバーという形で、Zoomにも入れていただくようなことは難しいでしょうか。
(教育長)
会議としての性格がどういう会議なのかによって、一般的に普通に参加していただけるのか、或いは、その様子を外から見ていただくのか、それは何とも言えないのでその時の会議の性質によると思います。
(徳島新聞)
Zoomでやっているのを横で見ていると、どうしても聞き取れなかったりしますので、もし可能であれば、Zoomに入れていただけたらとお願いをしたいと思います。
(教育長)
中身によると思うので、そういう意向があるということだけ、受け止めました。
(朝日新聞)
今の学区制の関連ですけど、アンケートですが、一度やった後、もう一度やり直しをされたんでしょうか。
その辺りの経緯をお伺いできますか。
(教育長)
その通りでございます。
アンケートの中に、まず保護者と生徒を選んでから、アンケートでデータをとるところ、アンケートの形式が紛らわしかったために、保護者なのに生徒として答えたというデータがございました。
それを集めたデータの中からチョイスしていいのか、そういう間違ったデータというか、信憑性のないデータをセレクトしていいかとなると、やっぱり生データをしないと、そこに意図的なものがあったりということがありますと、アンケートのデータの信憑性が下がりますので、そこは、座長さんと相談いたしまして、もう1回やってもらうのは非常に申し訳ないし、手間もかかるし、重々お叱りもいただいておりますけれども、こちらの不備があったということで、申し訳ないけど、もう一度お願いしますということで、行っております。
(朝日新聞)
それは、最初にアンケートの文案を作成されたときに、十分チェックできていなかったということですか。
(教育長)
紙で書いて確認した後に、実際にフォームに落とすわけですよね。
そうすると画面が小さくなるでしょ。
その段階で、これは、チェックしにくいなっていうところに、気が付かなかったというのが正直なところでございます。
なので、今後はもう絶対しないようにということで。
(朝日新聞)
やり直したことによって、例えば、集計の時間がかかるとか、今後の会議の議論やスケジュールに影響が出るようなことは。
(教育長)
それはないです。
明日までなので、会議には影響ございません。
(朝日新聞)
所管外だったらいいですが、細かい話なんで。
こども食堂ってありますよね。
あれの開催とかで、教育委員会さんに「ビラとかを配っていただきたいんですが」、「学校に置かせていただきたいんですが」と言ったら、それはできないと断られたっていう案件がありましたが、これは、なぜですか。
(教育長)
多分、学校で配るチラシについての基準があったんですよね。
何でも配っていいかっていうと、それは駄目なので、そこは町の教育委員会として、基準があって、それに照らし合わせて判断されたと聞いておりますが、最終的には、もう1回きちんと説明してOKが出たと聞いております。
(朝日新聞)
基本的に、基準っていうのは、例えば、どういうことがありますか。
(教育長)
多分、子供食堂の場合は、例えば衛生管理がどうかとか、いろいろあると思うんですよ。
だからその辺りがあると思います。
(朝日新聞)
お墨付きを与えて、配るわけにいかないということ。
(教育長)
何でも学校で配っちゃうと、基本的にはそれは良い情報というか、教育委員会が認めた情報というふうに保護者や子供たちは考えますので。
(朝日新聞)
その辺のところ、基準がクリアされていれば別にいい。
(教育長)
その辺りの齟齬があったのかなと。
詳細は私も聞いていないですけど、そんな感じで聞いています。
(朝日新聞)
タブレット問題は、その後何か新しい機種選定とかその辺りって何か進捗ありますか。
(担当課)
現在、1人1台端末の環境が整いまして、次期端末のOSの選定等について、タスクフォース等で検討をさせていただいている状況です。
(朝日新聞)
いつ頃を目途に検討結果がまとまるとか。
新年度予算とか。
(教育長)
次に向けての話ですよね。
また決まり次第、報告させていただきます。