〒770-8570
徳島県徳島市万代町1丁目1番地
- 電話番号:
- 088-621-2500(代表)
- 法人番号:
- 4000020360007
「ゆめチャレ」は、企業の方に特別支援学校生徒の「働きたい想い」を知っていただき、特別支援学校生徒の就労についての理解を深めていくことを目的としています。
生徒は、就業体験や学校の取組を通して抱いた仕事に対する想いを言葉にして発表したり、とくしま特別支援学校技能検定で培った技術や態度を実演したりするなど、様々な形で「働きたい想い」を表現しました。
企業の方は、生徒の発表や実演に対してアドバイスを送ったり、感想を述べたりするなどして、生徒の「働きたい想い」を応援してくださいました。
令和5年12月12日(火)
あわぎんホール
(徳島市藍場町2丁目14番地)
12:30~13:00 受付
13:00~13:15 開会行事
13:15~14:50 働こう宣言
13:50~14:20 先輩から君たちへ
14:25~15:00 とくしま特別支援学校技能検定
15:00~15:10 休憩・会場移動
15:10~16:00 各企業との懇談
詳しくは、下記の案内をご覧ください。
今年度は、特別支援学校11校から130名の生徒と、38社の企業から54名の方が会場に集まり、You Me(ゆめ)チャレンジフェスティバルに参加しました。
また、会場の様子をオンライン配信したところ、特別支援学校の生徒65名と中学校特別支援学級の生徒12名、3社の企業から3名の方が参加するなど、多くの方がフェスティバルの様子を視聴しました。
平成26年度から始まった「ゆめチャレ」は、今回で17回目となります。開会行事では、教育委員会の中野教育次長と労働局職業対策課の佐藤課長から、生徒の就労に向けた取組について応援メッセージをいただきました。
特別支援学校高等部6名の生徒が、学校生活で頑張っていることや、練習を重ねて自信につながっていること、今の目標や将来やってみたいことなどを発表しました。多くの参加者の前で発表することは緊張もあったと思いますが、自分の思いや決意を立派に宣言することができており、生徒たちの前向きな力強さを感じました。
そして、各発表に対しては、企業の方からの助言や、応援のメッセージをいただくことができました。
特別支援学校を卒業し、現在は社会人として勤務している先輩から後輩へ、次のようなメッセージがありました。「最初はすごく緊張します。失敗もたくさんします。でも、がんばって仕事を覚えたら仕事は楽しくなってきます。大きな声であいさつする練習をしてください。きっと、みんなが優しくしてくれます。」
将来への期待と不安を抱く在校生にとっては、あたたかい励ましのメッセージとなりました。
企業の方からは、障がいがあってもなくても一人の同僚として接し、障がい特性を「本人の強み」としてポジティブにとらえること等、障がい者雇用に関する多くのご示唆をいただくことができました。
県内特別支援学校では、専門的な職業技能を身につけるため「とくしま特別支援学校技能検定」に取り組んでいます。
技能検定には5分野10種目がありますが、今回は介護分野の「シーツ回収」、流通分野の「商品化」、ビルメンテナンス分野の種目を複合した「技能甲子園」の種目を実演し、日頃の授業で培った技能を企業の方に披露しました。作業中は、見ている方がわかりやすいよう作業のポイントについて、生徒が解説を加えました。
企業の方からは、生徒の技能とそれに至る努力に対して、高い評価をいただくことができました。多くの観衆に囲まれての実演は、たいへんなプレッシャーがあったと思いますが、生徒は練習で身につけた動きを堂々と披露することができていました。改めて特別支援学校生徒の力を知る機会となりました。
生徒たちは、22社の企業が設けてくれたブースの中から、あらかじめ希望していた企業のブースを順番に回って、企業の方と懇談しました。
企業の方は、実際の仕事内容を動画で見せてくれたり、仕事で大切にしていること、働く人に求める力等について話をしてくれたりしました。
生徒たちは、企業の方からの話に真剣に耳を傾け、たくさんの情報を収集していました。中には、積極的に質問したり、メモを取ったりする生徒の姿も見られました。
企業の方と生徒が、直接やりとりすることができるので、会場はたいへんな熱気に包まれていました。