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令和5年11月14日 教育長記者会見(1人1台端末関連)

発表事項

(教育長)
記者の皆様方にもお時間いただき、本当にありがとうございます。本日は、教育委員会から3点御報告をさせていただきます。

まず1点目でございます。「教育DX加速化委員会」の設置についてでございます。現在、各県立高校におきましては、緊急的措置として、CAI(教室)いわゆるパソコン教室等に1人1台端末を集約、共有するなど、各校の実情に応じまして、工夫を凝らしながら、必履修科目である情報1の実習を行っていただいております。このため、既決の予算を活用して、急ぎCAI教室専用の端末を配備することにより、情報1の実習を確実に実施するため、知事部局の協力のもと手続を進めております。更に、今後1人1台端末の状態に戻すに当たり、これまでの反省を生かして端末の調達を行うため、専門家や知見をお持ちの方から意見をいただく場として、「教育DX加速化委員会」を設置することといたしました。当委員会は、伊藤副知事をトップに、上板町高志小学校で実施したモデル事業において、高いレベルでGIGAスクールを展開した実績のあるお2人にもお願いすることとしております。お1人目は、現在、東みよし町立昼間小学校の中川斉史校長先生です。中川校長先生は「教育情報化コーディネーター1級」を取得され、文部科学省の「学校DX戦略アドバイザー」としても活躍されている方でございます。2人目は上板町の総務課デジタル推進室に御勤務の吉野忍課長補佐で、町のDX化を御担当されております。また、NTTやSTNetの事業者等の方々にも御参加いただきまして、調達の在り方をはじめ、先日の会見で御指摘いただいたネットワーク環境についても、御指導、御助言を頂きたいと考えております。第1回は、各委員の皆様方の御都合を確認し、速やかに開催したいと考えておりますが、日程が決まり次第、記者の皆様方には改めてお知らせをしたいと考えております。

次に2点目でございます。四電工への質問状の送付についてでございます。先週の金曜日の11月10日でございますが、資料2にあります、「CHUWI社製タブレット端末UBookの故障問題に係る見解等について」のとおり、株式会社四電工徳島支店長宛て、契約者である県知事名で質問状を発出いたしました。今般の端末故障多発について、同社は問題意識を持ち、御対応いただいているものと考えておりますが、改めて同社の見解を確認させていただくため、文書回答を求めることとさせていただきました。県教育委員会といたしましても、反省すべき点がある中で、二度と同じことを起こさないためにも、総合的に情報を集めて、今後に活かして参りたいと考えております。今後、回答がありましたら、その内容について、報道の皆様にも御報告をしたいというふうに考えております。

最後に現時点での端末の故障台数についてです。先日、11月1日時点での故障台数等を御報告したところですが、昨日11月13日月曜日時点で再度確認をいたしまして、資料3「1人1台端末故障台数等」のとおり取りまとめましたので、御報告をいたします。危険性が認められ、利用を停止した端末を含む故障台数につきましては5,856台と前回報告から421台増加をしております。うちバッテリー膨張によるものは4,967台で、全体の約85%を占めております。これにより、1人1台端末の不足数は4,203台となっております。現時点において、学校現場の工夫や御努力により、学習面で大きな問題となっているとの話は聞いておりませんが、今後とも、丁寧に各学校の状況をお伺いしながら、それぞれの実情に応じた学習方法等のアドバイスができますように努めてまいりたいと思います。以上でございます。どうかよろしくお願いいたします。
 

質疑応答

(毎日新聞)
幹事社の方から。毎日新聞です。11月2日の前回の記者会見の時に、教育長が今後の対応というんでしょうか、反省点というんでしょうかについて、バッテリーの故障が異常な数の状態であると。それについては、納入業者に確認を求めるとともに、民間検査機関で確認を求める準備を進めているとおっしゃったんですけど、この納入業者の方に確認を求めるっていうようなことについて、今日、質問状を内容証明で送られたってことなんですけど、これは相手さんが応じなかったということなんでしょうか。

(教育長)
先ほど御説明もしましたように、教育委員会としては、この内容につきまして、改めて文章で御回答いただきたいということで、やらせていただいたということでございます。このタブレット端末につきまして、本当に子供たちに御迷惑をおかけしている事案です。そのことについて、教育委員会もしっかり反省すべきところを反省しなければいけないのですが、この端末を御用意いただいたところにも、どのような認識を現在お持ちであるかの確認を文書でさせていただきたいというふうに考えております。

(毎日新聞)
それは分かるんですけど、前回は確認を求めるっていうようなお話をされてて、それに対して、例えば、確認を求められる側の立場になれば、いきなり内容証明を送り付けられていると。これは、訴訟の準備前段階。確かに、前回も法的措置を含めた、弁護士を準備している、相談をしているというお話があったんですけど、そういう確認を求める作業ではなくて、いきなり訴訟の前段階に進んでるかなという印象を受けるんですけども。

(教育長)
そういったことを前提に進めておるっていう認識では、今のところないです。もちろん、そういったことも、考えなければいけないと思っておりますが、先ほど申しましたように、基本的にこの事案っていうのは、本当に二度と同じことを起こさないために、何をすればいいのかっていうことを考えているところです。総合的にやっぱり情報を集めていかないと同じことを繰り返してしまう可能性もありますので、そこは、私どもの認識、それから、端末を用意していただいた方の今の御認識ともしっかり御確認をさせていただきたいと。そういうことをまず考えておるところでございます。

(毎日新聞)
これは、内容証明で出されたということは、電話なりで見解出してくださいっていう要請は拒まれたということでしょうか。相手さんに。

(県教委担当者)
そういう訳ではございません。

(毎日新聞)
そういう接触がなくて、いきなり内容証明を送りつけたと。

(県教委担当者)
口頭でもお話しつつ、やはり文書でもきちっと報告いただきたいということで、両方進めております。

(毎日新聞)
口頭でも連絡は一応あったと。

(教育長)
一応、うちの方からしておるところでございます。

(毎日新聞)
分かりました。あともう一点、「教育DX加速化委員会」の設置っていうことなんですけど、これは本日付け。

(教育長)
本日付けで設置をいたしまして、1回目の委員会を開きたいと思うんですけど、予定について、今、調整中ですので、日時が決まりましたら、また報道さんの方にも御連絡を差し上げたいというふうに考えております。

(毎日新聞)
委員さんの面々について、1点懸念というかあるんですけど、この資料2で四電工さんに質問状を送ってらっしゃる。四電工さんというと有名な四国電力グループだと思うんですけど、一方で、この「(教育DX)加速化委員会」で同じ四電グループのSTNetの方が入っていらっしゃいますけど、これは大丈夫なんでしょうか。一方で、責任、その辺もしかしたら法的な対応になるかもしれないような質問状を送ってらっしゃって、一方で同じグループの方にですね。四電グループだと多分人間的な交流もあったと思うんですけども。

(教育長)
この「教育DX加速化委員会」につきましては、今の不足しておるタブレットのことですね。それと、県立学校、この間御指摘いただきましたネットワークをきちんと整備する必要があるのではないかと御指摘もいただきましたので、現状のネットワークをどうやっていくのかということ。それからタブレットのことについても、どういうふうな整備の仕方が適切なのかっていうことをお話しいただきます。それについて、今のところそういうふうな懸念については、うちの方は考えてはいないということです。

(県教委担当者)
STNetさんについては、現在の教育情報ネットワークの契約をしている回線業者の方でございまして、現状のネットワークを考える上で、やはり必要かというところです。

(毎日新聞)
わかりました。幹事社から以上です。各社から質問どうぞ。

(徳島新聞)
すみません。徳島新聞です。「(教育DX)加速化委員会」の検討項目にある次期タブレット端末っていうのは、やはり、今の当面の不足している分のタブレット端末の調達についての検討を話し合う会でしょうか。

(教育長)
そうです。今回(不足台数が)4,200台になりましたが、4,200台プラスアルファの分を早急に準備をしていきたいと思いますので、その分を、お話しいただくようなことを考えております。

(徳島新聞)
調達で、進捗状況ですね。今、教育長からお伺いできる範囲でどのぐらい進んでいるのか。

(教育長)
予算を伴うものですので、はっきりしたことは、ここでは申し上げにくいんですけど、財政当局と、最終的な調整段階には進んでいるというふうに考えております。

(毎日新聞)
すみません。毎日新聞です。今の関連で、以前に後藤田知事が先週の記者会見の中で、どうするかっていうのをいつも質問が出て、それについて、県教委の方針が決まれば、補正予算なり、専決議案なり、先議なり、やり方は多分県議会も理解いただけるだろうっていうお話があったんですけど、そうすると、いわゆる調達っていう方法なのか、リースっていう方法なのか、ある程度そこはもう県教委として固まりつつあるという理解で、その上で財政当局との調整が最終段階に来ているという理解でいいんでしょうか。

(教育長)
おっしゃるとおり、調達の方法につきましても、考えて調整をしておるということで、御理解いただけたらと。

(毎日新聞)
それは、どちらに傾きつつある。

(教育長)
それもお金が発生するものですから、今のところなかなかお示しするのが難しいんですが、それも含めて、最終的に調整をしておるという段階まで来ております。

(毎日新聞)
ということは、目処が立ったと見ていいですか。調整している最終段階というのは。それどうなんですかね。

(教育長)
今、お話しできるところで言いますと、4,200台プラスアルファの部分とCAI教室に置く部分と両方を考えておるところなんですけど、CAI教室のところは、やはり情報1の授業をしっかり、実習を行っていただく分ですので、そっちはもう最優先だというふうに考えています。その分については、ある程度、最終調整の段階に入っておるというふうに考えております。この4,200台プラスアルファの部分につきましては、この「教育DX加速化委員会」の中で、しっかり御議論いただくべきものであるというふうに考えておりますので、そこは、しばらくお時間をいただくような形になるかというふうに思っております。

(NHK)
すいません。NHKです。よろしくお願いします。私から3つほど教えてください。まず1つ目は、今回の先ほど資料1でお示ししていただいている「教育DX加速化委員会」の設置についてなんですが、これは、もちろん今まで県の教育委員会さんだけではなくて、現場の方の声も参考に、この委員会を今日付で設置なさったと思うんですが、まずやっぱりタブレットが不足している現場の方ですとか、生徒さんとか、あとはWiーFiの環境ですね。そういった設備がなかなかこれまで整っていなかった。先生方や保護者の方に改めて一言お願いできますでしょうか。

(教育長)
端末の不具合で大きな迷惑をかけておりますことは、改めてお詫びをせないかんというふうに思っております。WiーFiにつきましては、県立学校で教育DXを始めました時から、県の教育委員会といたしましても、様々な整備をしてきたというふうに考えております。その中で結果的に、WiーFi環境、ネットワークですね。ネットワークにつきましては、積み上げ方式っていうような考え方でやってきたんですが、結果的に生徒さんが使用するにあたって、御不便をおかけしてきたっていうことは、本当に申し訳ないなというふうに思っています。今後、この「教育DX加速化委員会」の中で、ネットワークの整備方法等もしっかり御論議をいただきまして、子供たちが使いやすいネットワーク環境を整備して、教育DXを更に進めていきたいというふうに考えておるところでございます。

(NHK)
先ほど、現場の通信環境のお話のくだりがあったんですが、これはWiーFiも含めた通信環境ということでよろしいでしょうか?

(教育長)
はい。

(NHK)
最初の幹事社の毎日新聞さんの質問の部分と重複するんですけれども、この委員会を立ち上げて、今後どのような方向で進めていくのかっていうのを改めて教えていただけますでしょうか?

(教育長)
具体的に申しますと、タブレット端末の整備にかかるものですね。それから調達方法ですね。それからネットワークの整備方針等も含めてやっていきたいなというふうに考えております。特に端末は、信頼性のおけるものを整備するとともに、ネットワークにつきましても、各学校それぞれ大きい学校、生徒数が多い学校、それから小さい学校あります。現状で、生徒数の少ない学校につきましては、今の現状のネットワークでも十分つながっておるというのは報告も受けておるんですが、やっぱり生徒数が多くなりますと、なかなかつながりにくい。教室の場所によってはつながりにくいというか、場所的な問題もありますので、そういうところを細かく見ていくには、どうすればいいのかというようなことも含めて、しっかりネットワーク検証していくと。いいものを新しく作っていくんだということをお話いただけるようにしていきたいというふうに思っています。

(NHK)
最後に私から3つ目なんですけども、今回選ばれた委員の方ですね。どのような専門。学校の校長先生ですとか、上板町の職員の方とかも入っているんですけども。お伝えする時は、どのような専門の方っていうふうに。

(教育長)
東みよし町の昼間小学校の校長先生っていうのは、ICTの全般的な専門家。特にかなり高レベルな専門家だというふうに認識をしています。肩書を言いますと、先ほども申しましたように、「教育情報化コーディネーター1級」を取得されていて、また文部科学省の「学校DX戦略アドバイザー」、国のアドバイザーをされておるっていう方です。一番大きいのは、GIGAスクール構想が始まった時に、一早く上板町高志小学校で教育DXの推進を教育実践としてやってこられて、それをネットワーク等の面で支えてこられたのが、この上板町の総務課の吉野様であるというふうにお伺いをしています。そういったある意味二人三脚のようなもので、上板町の高志小学校っていうのは、しっかりしたネットワークのもとに、教育実践が行われてきていると。それで実際高志小学校は、当時モデル校として県教委からも指定をしたんですが、かなり小学生の中でもレベルの高い教育実践がいくつも行われています。その実践を県教委としても、いろんな場面で御紹介もさせていただいておりますので、県内の教育DXのトップレベルの学校を作り上げた方という認識でおります。

(NHK)
ありがとうございます。

(時事通信社)
時事通信社と申します。先ほど、こちらのタブレット端末の調達について、最終的な調整段階には入っているというようなお話だったんですけども、「(教育DX)加速化委員会」で調達について、いろんな視点からお話されると思うのですが、間もなく予算が伴う議会とかが始まってしまうことを受けて、大体何回に分けて話合いの場が持たれるのか、いつまでの時期に結論をきちんと出すのかといった見立てがあれば教えていただきたいんですけれども。

(教育長)
「教育DX加速化委員会」につきましては、ネットワークの部分と端末の調達の部分とがありますので、この「(教育)DX加速化委員会」につきましては、ある程度の時期まで開いていただくことは必要であると考えています。「(教育DX)加速委員会」の開催回数につきましては、教育委員会のネットワークの現状とか、端末の整備について、意見もこういうことで考えておるっていうのは、御意見お話をさせていただきますので、それに応じて必要な回数を、この当事者の方、委員の方の日程もございますので、できるだけ第一回目速やかに行いまして、その中で必要な回数をとっていきたいというふうに考えています。

(時事通信社)
ありがとうございます。大体いつ頃に開かれる。多分、今月中には開かれると思うんですけれども、先にタブレット端末について議論をするという理解で間違いないですか。その後、継続的にネットワーク環境も含めたその他の事案について話し合われるという。

(教育長)
そのことについても、どっちが先か、どっちを優先するのかっていうような。両方とも大事なことですので、そこも専門家の意見をお伺いしまして、やっていきたいなと思います。同時進行の形にはなると考えておるんですけど、議論として、これをやってからこれをやるっていうようなものなのか、両方一緒にネットワーク環境も含めた端末整備っていう形になろうかと思いますが、そこは、委員の方々の知見があると思いますので、上板町で整備した時に、何をどのように整備したのかっていうのが、本当に良い知見として得られると思いますので、それも参考にしながらお話いただけるというふうに思っています。

(時事通信社)
ありがとうございます。あと先議、専決という話が前回の記者会見で出ているので、そういった調達も含めた予算確保は、急がないといけないのかなというふうに私は思ったんですけれども、そこまでにはある程度、結論として間に合わせるという認識なんですか。議会が開かれるまでとか、例えば議論が行われて先議されるまでを期限として、タブレット端末について話し合うっていうことなんですか。そこをできれば聞きたいんですけども。

(教育長)
先ほども申しましたように、「教育DX加速化委員会」については、不足しておる端末とネットワークについてお話をいただくことになっています。教育委員会として今最優先で考えておりますのは、情報1の不足の端末ですね。情報1のパソコン室に設置をする台数を取り急ぎやりたいというふうに考えておりますので、そこは切り分けて、整備をしていくようになるというふうに今思っております。

(時事通信社)
分かりました、ありがとうございます。

(毎日新聞)
すいません、今の質問の関連なんですけど、タブレットについて、CAI教室を優先してっていうことだと思うんですけど、先ほど頂戴した資料3の不足数4,203台のうちCAI教室に欠けてる分って何台ぐらいになるんでしょうか。

(教育長)
この不足数は、パソコン教室を除いた数でございます。パソコン教室は別に設定しておりますので。パソコン教室は何が何でも最優先で設置をするんだと。1人1台端末の状態っていうのは、それを除いた数で考えておりますので、ここは今、グループ学習とか部分的な1人1台端末の学習、学校ではいろいろ工夫をしていただいてやっていただいておるということです。

(毎日新聞)
パソコン教室最優先で財政とも最終調整に入っているとおっしゃったと思います。パソコン教室でも欠けてる部分があるということで。この数字とは別に。

(教育長)
学校によってパソコン教室がない学校がございます。パソコン教室がある学校については、パソコン教室を有効活用していただく。パソコン教室がある学校においても、少し使い勝手が悪いパソコンっていうのがあるのを聞いておりますので、そこの分は当てていく。パソコン教室がないところについては、パソコン教室の代わりになる端末を改めて当てていくと。そういうことで情報1の授業の実習の部分をしっかりやっていただくと。そういう整理をしています。
 

(毎日新聞)
ちなみにそれは、大体何台ぐらいなんですか。まさに今、最終調整に急がないといけないパソコン教室。今おっしゃったパソコン教室がない学校、それから、あるけれども使い勝手の悪い端末がある学校。最終調整で優先的に調達したいと思ってらっしゃるのは何台ぐらい。

(県教委担当者)
250くらい。数字はまだはっきりしてませんが。

(毎日新聞)
ちなみに、何校の250台って言い方できるんでしょうか。

(県教委担当者)
7校。

(毎日新聞)
7校の250台を優先的に進めていらっしゃって、それとは別に4,200プラスアルファという理解でよろしいですか。

(教育長)
そうですね。ちょっと余分を見るところもあると思っています。入れて調子が悪かったらたちまち困りますので、そこの部分は余分を見て、考えておるところでございます。

(県教委担当者)
今後の調達につきましては、今、財政課との調整もございますので、はっきりした台数っていうのは申し上げにくいところはあるんですけれども、予算を議会に提出する時期には、また皆様方にお伝えできるかと思っております。

(毎日新聞)
でも今週の金曜日には会長、幹事長会がありますし、週が変わったら事前委員会とかありますよね。そうしたら、もし先議とか専決ということだったら、もう1週間ないんじゃないですか。そうすると、今の時点で大体何台ぐらいで、あるいは、方法がリースなのか調達なのかある程度固まってないと議会に説明もできないし、議員さんも検討のしようがないんじゃないでしょうか。

(県教委担当者)
その時までには、ちゃんと詰めて御説明させていただきます。

(時事通信)
すみません。念のため確認なんですけど、この7校250台っていうのは、いわゆる故障してない端末も含めて、総入替えする分っていうことなんですか。それとも250台既に故障していて、それを確保するっていう意味での新しいタブレットなんですか。

(県教委担当者)
CAI教室については、先ほど申し上げました、そもそもないところっていうのは、例えば1クラス分1人1台端末を集めて対応っていうところがありますし、また、一定のところでOSの更新が止まってしまって、バージョンの更新が止まってしまっているなどの、いろいろな状況がありまして、今、情報1の授業の実習で使えるもの、使えないもので整理した結果、使えないものがおよそ250台、7校で。

(時事通信)
ありがとうございました。

(四国放送)
すいません。四国放送です。この質問状は、県教委が質問をしたっていう認識でいいんでしょうか。

(教育長)
そうです。はい。知事名になっておるんですけど、これは、いわゆる法律上の建て付けで知事名で出しておるんですけど、教育委員会が認識を問うておるというような御理解でいただけたらというふうに思っています。

(四国放送)
これは、受け取った側は、いつまでにどうしなきゃいけないとかってあるんでしょうか。

(教育長)
22日だったんですかね。はい、文章で御回答いただけるようにお願いをしています。

(県教委担当者)
資料2の2ページ目に書いてあります。

(四国放送)
ありがとうございます。この委員会の設置で、予定を調整中ということだったんですが、大体いつ第一回を開ける。今月中とか。どう受け止めていたらいいですかね。

(教育長)
今月中には間違いなくやっていきたいと思います。

(四国放送)
ありがとうございます。

(徳島新聞)
細かいんですけど、委員会の頭が副知事というのは何か理由があるんですか。教育委員会さんでなくて。

(教育長)
前に緊急対策会議を開いて、タブレット端末の緊急対応と過去の検証をしていただいています。知事部局の方で、しっかりグリップをしていただいて、教育委員会としても反省すべき点はこうなんだっていうことで、検証させていただいてます。これから必要なもの、これから用意しなければいけないものっていうのも、しっかり今度は伊藤副知事になるんですけど、知事部局が、全面的にバックアップをしていただいてというふうな認識でうちの方は考えておるところでございます。

(毎日新聞)
すいません。毎日(新聞)ですけど、ちょっと話戻るんですけど、先ほどの7校大体250台ぐらいのパソコン教室の端末を優先的に今お考えだということなんですけど、以前に御説明いただいた時に、生徒さんたちに配布してるのは、だいぶトラブルで使えないケースがあって、だけど、パソコン教室がある学校については、そこで情報1の授業を受けてるから、今事実上そんなに情報1の授業については、支障がない形だっていう御説明があったんですけど、その7校については、今現在、情報1ってどういう形で進めていらっしゃるでしょうか。

(教育長)
これも以前にお話はしたと思うんですが、パソコン教室があるところは、パソコン教室を活用していただくと。パソコン教室がないところは、このパソコン教室、大体40人で一学級っていう学校がありますので、40台を最優先で今既存のタブレットを用意していただいて、まず1人1台端末をそのパソコンの情報1用にあてがっていただいて、そこでやっていただくという形にしています。先ほども申しましたように、学校によっては、この情報1をするにあたってのパソコン教室がない学校がありますので、そこは今、皆のタブレットを集めて、40台の教室を1つ作っておるんですが、その分がもし、故障したりしたら大変なことになりますので、そこは新たなタブレットで、整備をしていくと、そういうことでございます。

(毎日新聞)
じゃあこの大体250台ぐらいっていうのは、今現在欠けているわけじゃなくて、逆に言うと。

(教育長)
情報1は今現在進行形で動いておりますので、そこは心配ないと思います。

(毎日新聞)
それをあてがっているから、逆に言うと、1人1台が4,200台ぐらい膨らんでいるっていう理解でしょうか。それをこう集めてっていう。

(教育長)
数的に言えば、そういうことになります。

(毎日新聞)
情報1については、今現在、その7校についてもその支障が出るような形ではないと。

(教育長)
それはご安心いただければと思います。

(四国放送)
すみません。四国放送です。今も四電工さんとか、中国のCHUWI社さんに法的手段を含めた対応を検討しているっていう認識で合ってますでしょうか。

(教育長)
先ほども申しましたけど、教育委員会としても、しっかり反省すべきところは反省して、こういったことが二度と起こさないようにしていかなければならないというふうに考えています。メーカーさん、調達したところにもどういう御認識をお持ちなのかしっかりお伺いをして、総合的に判断をいたしまして、必要ならば、そういうことをやっていくという考えでございます。

(徳島新聞)
この四電工さんなり、義務教育の方を導入したアジア合同会社って次の入札からは外すんですかね。

(教育長)
そういうことも今後検討は必ずしなければいけないというふうに考えています。

(県教委担当者)
通常入札では、特定のところを弾くっていうのは普通できませんので。そこは、どういうふうにするかっていうのは、ちょっと。今回の入札は、スマート県庁推進課主導でやっていただくので、そこと相談しながら。特定のところを弾くっていうのは、法的に逆に問題が。

(徳島新聞)
ちなみに、細かいんですが、7校なんですが、これ、どういった学校がだいたいパソコン教室ないというか。専門学校。

(県教委担当者)
特に傾向があるわけではなくて、細かいことを申しますと、CAI教室もずっと更新をしてきたんですけども、やっぱり1人1台端末っていう動きがあった中で、情報の実習も1人1台端末を使ってやろうっていう方針転換があったので、一部順番が回って来ずに、更新が止まってたみたいなところがありますので、そういうところが今、なかなか使いづらいという状況です。

(毎日新聞)
すいません、毎日(新聞)です。この7校の件なんですけど、7校そもそもパソコン教室がない学校も一部あるという認識なんですけど、そもそもそういう通信環境ってあるんでしょうか。一気に40台なり導入して、今現在パソコン教室があって、何台か欠けてるとか、調子悪いところは多分、それを入れ替えるという形でネットワーク自体があると思うんですけど、パソコン教室がないところは。

(教育長)
パソコン教室がないところは、特別教室とかを使って、パソコン教室のように使うっていうことなので。

(毎日新聞)
パソコン教室じゃないけど、ネットワークが整ってる部屋はあるという理解。

(教育長)
まあ、そういうところでないと、逆に使えないと思いますので。

(毎日新聞)
うん、そうなんですけど、今現在パソコン教室がないっていうところは、そもそもそのネットワーク環境が整った、そういう特別教室なりがあるのかどうか。

(県教委担当者)
その点につきましては、普通教室以外にも、昨年度から特別教室も、全部ではないんですけれども、WiーFi環境を整えておりますので、そういう部屋は、各校必ずあります。それとCAI教室につきましては、従来から有線のネットワークがありますので、もともとCAI教室のパソコンを使う場合は、そちらの有線の方でネットワークが繋がっております。

(NHK)
有線のLANケーブルで使ってるってことですよね。

(県教委担当者)
はい。

(徳島新聞)
すみません、だんだん細かくなるんですけど、この「(教育DX)加速化委員会」というのは、問題解決のため、するというか、それとももっとスパンの長い、もうずっと教育DXということを話し合うために。対症療法的に作るかというか。

(教育長)
今のところのミッションとしては、端末の調達に関することとネットワークの整備に関することをお願いしておりますので、それがしっかりできれば一区切りはつくというふうに思います。それ以降に新たな教育DXの加速化について、必要なものができましたら、その都度、せっかくの知見をお持ちの方なので、必要に応じてというふうな形になるかもわからないんですが、今のところは、このミッションを達成するために時限的に置くという認識でございます。

(朝日新聞)
遅れてきてすみません。既に回答されてたらもう、さっき言いましたでいいんですけども、4,200台と250台って言いましたね。7校で250台。これは要はパソコンを買う。パソコン教室だから。1人(1台)端末じゃなくて。

(教育長)
いや、タブレットで整備する準備をしています。

(朝日新聞)
この250台は、4,200台とは違うよって言われてたから、250台は全く何もないのに新しいもの買うのもあるんだけども、故障してるのもあるんですよね。中には。

(教育長)
パソコン教室で、今、既存のパソコンで、不都合な分もあると。

(朝日新聞)
4,200っていうのはCHUWI社でしょ。250っていうのは、中にCHUWI社、入ってない、関係ない。全然。

(教育長)
ああ、それは250台、今度新たに整備するものなので、信頼性のおけるタブレットを調達する。

(朝日新聞)
いや調達する、不具合があるから調達するのもあるんでしょ。その不具合にCHUWI社入ってる。

(教育長)
元々あるパソコン教室の端末ですので、全然今回の調達のものとは違います。

(朝日新聞)
では、CHUWI社とは関係ない。

(教育長)
関係ないです。

(朝日新聞)
あともう一つ、その下にある。知事名のこれは法律の建て付けで知事名になってるだけなんですか。

(教育長)
そうです、はい。

(朝日新聞)
あともう一つ。これで言うと、こんなものもらったらびっくりするだろうと思うんですけども、誠意ある対応を望むというのは、誠意ある対応をしてくれてない、裏返すと。つまり誠意ある対応してないというのは、どういう対応されたという。いきなりこんなもんポンと送られたって、もらったほうがびっくりするだろうと思うんですよ。例えば、お話をしに行っても、門前払いだとか、電話してもだめだとか、もうらちがあかないから、これにしたっていう。それとも急ぐためにこれにした。いきなりこんなことをやらないと思うんです。

(教育長)
これは先ほどもちょっと。

(朝日新聞)
言いました。じゃあいいです。これ出してからは今のところ何もなしですか。リアクションは、とりあえずは。

(教育長)
そうですね。先週出したばっかりなので、今のとこはありますか何か。

(補助者)
まだないです。

(毎日新聞)
すいません、これ確認なんですけど、先週の金曜日の午後に、県庁の郵便局から出されて、今日説明されているということは、送達が済んでいるので、このタイミングという理解でしょうか。

(教育長)
そうです。はい。もう着いているとは思います。

(毎日新聞)
それを待って記者会見を開かれた。

(教育長)
そうですね。

(毎日新聞)
いかがでしょうか。何か他に質問等よろしいでしょうか。それでは、ありがとうございました。