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令和5年10月26日 教育長記者会見(1人1台端末関連)

発表事項

(教育長)
まずはお忙しい中、お集まりいただきまして、ありがとうございます。まず最初にですが、今年夏ごろから県立高校に配布いたしましたタブレット端末、故障が相次いでおりまして、現在、1人1台端末の状態が確保できておりません。1人1台端末を利用した子供たち、生徒さんたちの学び、それから先生方の指導、保護者の皆様に御心配等をおかけしておりますことに関して、まずはお詫びをいたしたいと思います。既に御承知のとおり、県立高校の1人1台端末につきましては、バッテリーの膨張が主な原因として多数の故障が発生しております。故障の判明後、各学校に訪問いたしまして、詳細に調査を進める中で多少の膨らみがあるものについては、危険であるので使用を中止していただいております。その結果、現在使用できない台数、子供たちの数から使える台数を引きまして、使用できていない台数っていうのは、現時点で約3,500台ほどの不足が生じております。県教育委員会といたしましては、このことは非常に重く、受けとめておりまして、本日もありましたが、教育タブレット端末に関する緊急対策会議でありますとか、県立校長会において情報共有しております。各学校には直接訪問させていただいて、学校の状況それぞれ違いますので、端末の稼働状況を踏まえて、授業の在り方等について、情報交換、意見交換させていただいております。今後、こういった厳しい状況を少しでも早く解消できるように、本日も副知事から御指示をいただいたんですが、知事部局の御協力もいただきながら、一日も早い1人1台端末の状態を取り戻せるように全力で取り組んで参りたいと考えておるところでございます。よろしくお願いいたします。

質疑応答

(毎日新聞)
毎日新聞です。よろしくお願いします。まず基本的なことですが、13市町でも共同調達していらっしゃったということなんですけど、県立学校と全く同じメーカー同じ機種を使っていらっしゃったとこはあるんでしょうか。

(教育長)
基本的に中学校はHi10X(ハイテンエックス)、高等学校はUBook(ユーブック)というパソコンです。義務教育段階のパソコンはHi10Xという、会社は同じなんですけど、機種は違うということになっております。

(毎日新聞)
先ほど教育委員会定例会でも出ましたが、授業への影響なんですけども、情報1で実習は必修になっているということなんですけど、これは何年生と何年生で履修すべき科目なんでしょうか。


(教育長)
情報(1)につきましては、2単位ですかね。
2単位で主に1年生と2年生で履修する学校が多いというのを聞いております。

(毎日新聞)
今現在、第2学年で履修されているお子さんもいらっしゃるということですか。

(教育長)
そういうことになると思います、はい。

(毎日新聞)
それは、例えば、この実習はできない、あるいは何人かでっていうような形の授業っていうのは、それは単位認定の要件を満たすのでしょうか。それは、今だけなのか。例えば、もう2学期も3学期もずっと続くのかによって、違うと思うんですけど、単位認定の要件を満たすような状況は確保できるんでしょうか。

(県教委担当者)
情報1では、実習について、学習指導要領で、例えば、「コンピュータとプログラミング」ですとか、「情報通信ネットワークとデータの活用」の単元で「実習を積極的に取り入れること」と書かれているんですね。なので、実習っていうのは必要、重要だっていうことです。厳密に言うと、我々としては、学校には実習をできるだけ取り入れていただきたいと考えております。実際問題として、この単元っていうのは、結構年度の後半の方で出てくるというところがありまして、学校に聞き取りを行っている中では、1学期、あるいはこの2学期の前半では、まだそこまでいっていなくて、今後やる予定だということを聞いているところもあります。

(毎日新聞)
2単位っていうことは、じゃあ大体半年間でっていうことでしょうか。

(県教委担当者)
2単位なので、1年であれば週2時間実施となります。

(毎日新聞)
例えば、2年生はじゃあ今すぐその端末が来れば、2年生のうちに単位認定可能ということになるのでしょうか。

(県教委担当者)
それは、単位認定ができるように、CAI教室の活用、CAI教室ってパソコン教室なんですけど、その活用ですとか、あるいは端末を融通していただくよう我々としてはお願いすると。

(毎日新聞)
仮にそのタブレットが今年度中に調達できない場合でも、2年生は単位認定ができないわけじゃない。

(県教委担当者)
そうです。

(毎日新聞)
2年生は確か、共通テストで必修になると思うんですけど、3年生になって端末がなかったばかりに、補習なり他の授業の時間を食い込む形でやらないといけない。そういう事態は最悪ないという理解でいいんでしょうか。

(県教委担当者)
はい。そうならないようにお願いしています。

(教育長)
御心配いただいておりますように、生徒たちの情報1の授業っていうのをしっかり担保できるようにっていうことは、学校さんの方と共通理解をしていって、それを御理解いただいていると思っています。先ほど、実習のものについて、座学と実習が両方でもあるんですけど、座学は通常どおりの授業で大丈夫なんですけど実習については、やはり1人1台の端末を利用してということになりますので、今の現在の状況では、パソコン教室が使えるところは、そこでやっていただくんだと。それでパソコン教室がない学校もありますので、そういうところでは、既存の端末を集約していただいて、授業に支障がないようにやっていただくということをお願いをしておるということでございます。

(毎日新聞)
すいません、これまで聞いてるバッテリーの膨張はですね、本体の形態も変形させていて、恐らく修理ってなかなか難しいんじゃないかというふうな見通しもお伺いしています。
その中で言うと、多分新たに端末を調達するか否かということになると思うんですけど、その場合、調達の見通しっていうのは、どんなふうにお考えなんでしょうか。先ほど副知事も11月補正とか2月補正とかおっしゃってましたけど、11月補正であっても多分補正予算を可決されると、もう12月の半ば、もう2学期はほぼ間に合いませんし、そこから調達作業をかかったとして、果たして3学期に間に合うのかということは、今年度絶望的なのかというようなことになりかねないんじゃないかと思ってるんですけど、いかがお考えですか。

(教育長)
先ほど、タブレットの緊急対策会議がありまして、「知事部局もしっかり協力はするよ」というような心強いお話しいただいております。端末を調達するに当たって気をつけなければいけないことっていうのも、3点御指示をいただいております。まずは、子供たちの学び。少しでも1人1台端末の状況に戻せるように、スピード感だと。そういうこと。それから、端末調達に当たって、なんでもかんでもっていうわけにはいかないと思いますので、透明性もしっかり担保するんだと。それからこの3つ目がちょっと難しいんですが、競争性と合理性のバランスをとるようにというような御指示をいただいています。通常ですと、一般競争入札っていう形になると思うんですが、そういった形ではないやり方っていうのが、どういうものがあるのかっていうのは、知事部局の方で知見がもしあるのであれば、そういうものをしっかり活用していきたいというふうに思っています。

(四国放送)
四国放送です。すみません。この不足分の3,500台の対策として、例えばリースなりいろいろ検討されていると思いますけれども、これはまたツーウェイ社のものをというふうなお考えなんでしょうか。それとももうツーウェイ社はあり得ないとお考えなんでしょうか。

(教育長)
基本的に端末については信頼性が今損なわれておる状況なので、信頼性があるものでなければならないというふうに考えています。調達の方法のやり方もあると思うんですけど、新しい端末を導入したときに、これは心配ないなと思っていただけるようなものですね、しっかり調達していきたいというふうに考えています。

(四国放送)
そうなってくると、その3,500台がもし別のメーカーになって、ほかの今まで使ってる生徒はツーウェイ社のままだと、これまたちょっとややこしくなってきませんか。

(教育長)
基本的には今、県立学校でWindowsのOSを使った端末を利用しています。WindowsのOS、共通OSっていうのは、学校さんにも聞いてみますと、あんまりOSが違いますと指導がやっぱりしにくいんだと。子供たちにも同じようなことを勉強してもらうのにやりにくいんだということをいただいています。なので、Windows OSっていうのをベースにしたようなものを、学校さんの教育ニーズに応じたようなものを提供していった方がいいかなというふうに思っています。そこで、メーカーが違いましても共通OSが同じであれば、しっかり勉強できるんではないかなというふうに考えているところです。

(四国放送)
ただ、残りのその11,500台ぐらいのツーウェイ社って、ただでさえこの夏の酷暑で壊れるようなレベルのものなんで、来年、また夏、酷暑だったら更に壊れる可能性があるので、実際は多分補充するのは3,500台を越えるようにはなりますよね。


(教育長)
今のところですね。お話のとおり、壊れておる端末は3,500台ですが、これからもバッテリー等で使えなくなるタブレットが出てくるという認識はあります。調達する場合には
3,500台プラスアルファの部分っていうのも考えていかなければならないというふうに思っています。ただ、いわゆる物が、それだけのロットが現状、確保を一遍にできるかっていうのは、今、各メーカーさんの方にも担当が、いろいろ問合せも行っているようなんですが、一遍に数千台というのを調達するには厳しい状況であるというふうな報告を受けています。なので、今さっき話しましたように、優先順位としては、まずは子供たちの情報の授業で使うタブレットですね。それを優先してやっていくんだと。それと同時並行で、今補修で壊れておる部分をやっていくということで、今考えています。

(四国放送)
これは、方針としては、今のところリースの可能性が高いというお考えですか。

(教育長)
まずは調達。しっかりした信頼性のあるものを調達するっていうわけですけど、壊れたときにやっぱり保証ですぐに子供たちの手元に届くというようなものが最低限必要だというふうに思っています。

(四国放送)
これ、でも、3,500台をもし買うにしたら、(台数)かける約5万円ぐらいの費用になりますし、億単位のお金が動いていくんですけども、これは県予算になってくると、県議会の議会とかですね、そういう非常に厳しい部分もあると思うんですが、その辺はどう考えでしょうか。

(教育長)
議会についてはですね、先日、決算認定委員会でこのタブレットについての御質問を多数いただきました。この決算認定委員会では、タブレットの調達の経緯でありますとか、タブレットの現状でありますとか御報告をさせていただきました。その中で、子供たちが困っておるのであれば、しっかり調達をしていくようにというお話もいただいております。お話があったようにですね、予算を伴うものですので、しっかり御説明をさせていただいて、子供たちが1人1台端末の状態に戻るように説明を丁寧にさせていただけたらと思っています。

(四国放送)
故障の原因で、経年劣化とよくわかるんですけども、酷暑ってよく教育委員会の方おっしゃいますけど、酷暑だったら我々の携帯もガンガン壊れてるはずなんですよね。これ本当に酷暑って原因って考えられますか。

(教育長)
タブレットの現状を、各学校に、どういう状況なのかっていうことで、10月13日だったんですかね。そこから全部の学校を回っていただきました。タブレットの壊れた状況も担当が見させていただいて、状況の聞き取りも行っています。そうしましたところタブレット端末は保管庫に入れているんですが、保管庫に入れてあった状態を聞き取りをしましたら、やっぱり上から壊れていくんだと。北側と南側に校舎がありますが、南側から壊れていくんだっていうようなことをお話を伺っておるようです。やっぱり熱っていうのは、上の方に、南か北だと南側というようなことなんで、タブレットの保管の状態が同じであっても、上から壊れていくっていうことは、かなり熱的に厳しい状況があったんじゃないかという判断をしています。

(四国放送)
2021年に城ノ内(中学校)で、加熱した、黒くなったっていう状況ってあったと思うんですけども、これはこのとき、その例えばこれって消費者安全法に基づいて報告義務があると思うんですけど、この報告はされてるんでしょうか。これ我々も報道したし、社会的には知られている話なんですけど、これに関して教育委員会っていうのはどう対応したかって一回もちゃんとしてないんですよね。これ消費者安全法で報告せないかんことなんですけど。

(教育長)
確認をさせていただければと思います。申し訳ないです。

(朝日新聞)
朝日新聞といいます。すみません、ちょっと繰り返しのところでもあると思うんですが、確認事項を一つともう一つはあれなんですけど、2020年度に28校と支援学校の29校でいいんですよね。

(県教委担当者)
はい。

(朝日新聞)
計16,500台。

(県教委担当者)
導入時は。

(朝日新聞)
これも間違いないですね。生徒数15,000とあります。約15,000で実数わかんないですか。15,552とか。

(県教委担当者)
今手元にないので、約15,000で。

(朝日新聞)
今、お話しあった大体一台5万円ぐらいですか。

(県教委担当者)
当時は約48,000円ぐらいで入札。

(朝日新聞)
48,000円で調達だから、かける16,500で出したらいいですね。一括でということですね。当然。

(県教委担当者)
 はい。

(朝日新聞)
今のお話をずっと聞いて認識不足かもしれないですが、結局大丈夫なんですか。そこなんですよ。要するに今困っていらっしゃるわけでしょ。だから、もうみんなで融通し合ったりして大丈夫ですよっていう認識でよろしいんですか。1人1台はまず無理だと思うんで
すね。

(教育長)
質的な問題になると思います。1人1台端末の状態に比べたら、明らかにこれは活用の頻度、活用度合いが下がりますので、質的にはよろしくないと言えると思います。ただ、いろんなアプリが入っていますので、例えばClassiとかMetaMoJiとかいうアプリをよく使っていると聞くんですが、MetaMoJiっていうのは、子供たちの意見とかを集約して、電子黒板とかにつないで、先生方とか生徒さん同士で意見交換をする。それについては、1人1台端末だったら、自分たちの意見がダイレクトに飛ぶんですけど、集約したらグループでの学習として、グループの意見としてやるんだということなので、使い方は少し中身については変わってくると思います。Classiとかは、アンケート機能とかでよく使うというお話を聞いてますので、学校によりましたら、子供たちの携帯電話とかにアプリを入れて、それで出席確認とか令和2年度とかは使っていたような気もしますので、そういうことで、代替をしておるという現状だというふうに思っています。

(朝日新聞)
子供たちの携帯電話で代替している部分もあるということですね。

(教育長)
学校によったら、使い勝手がいいので、子供たちの使い勝手がいいように使い方を認めておるというところもあると思います。


(朝日新聞)
じゃあ1人1台よりは、アンケートとかあったらグループの意見になっちゃうから質的には若干を劣るけども…

(教育長)
使い方の幅が狭まってくるのは間違いないと思いますね。

(朝日新聞)
あと、最後ごめんなさい。いつ頃までに解消する。年度内ですか。目標ですけど、もっと早いにこしたことはないですけど。

(教育長)
先ほどもお話ししたんですが、メーカーに在庫があるとかないとかいうのがありますので、今のところは3,500台プラスアルファというロットをすぐさまかき集めてくるってのは、非常に厳しい状況であるという認識でございます。

(朝日新聞)
かき集めるのは厳しいけど、どうなんですか。

(教育長)
できるだけ速やかにやっていきたい。1人1台端末に戻すために努力をしていきたいというところでございます。

(朝日新聞)
めどはちょっと分かんないということですね。

(教育長)
そうです。

(読売新聞)
読売新聞と申します。3,500台プラスアルファとおっしゃったんですけど、新たに調達しなきゃいけない台数としては何台になるんですか。

(教育長)
今、分かっておるのが、故障台数は3,500台であると。それに、今の現状から見ますと更に使えないパソコン、タブレットが出てくるであろうというふうに思っています。3,500台調達しても、更に調達したときにですね、新たに壊れたものが出ておりますと、また、そこから調達になりますので、1人1台端末の状態に戻そうと思いますと、3,500台プラスこの故障するであろうと見込んだ数ということになると思います。故障は、いくつ故障するのかというのは、今、各学校それぞれ見ながら推計しておるところでございます。

(読売新聞)
じゃあプラスアルファ含めて、大体何千台になるとかは。

(教育長)
今のところですね、数を何千台だっていうようなことを申し上げるのは、難しい状況でございます。すいません。

(読売新聞)
推計を今しているところ。

(教育長)
そうです。

(読売新聞)
基本的なところで恐縮なんですけど、情報1っていう話があったと思うんですけど、すみません、これ本当基本的な、どんな授業で、実習ではタブレット端末を使って何をするのか、どういう授業なのか。

(県教委担当者)
情報っていうのは、教科の中、国語とか数学とかに並ぶ教科の一つです。情報1は必履修科目になってまして、今、情報社会なので、その情報社会とはなんなのかとか、情報とは何かというところから始まったりして、あとはその情報モラルっていうのが今問題になってますけど、そういうリテラシーの問題だったり、使うときのモラルという話だったり、そういうものを学ぶところです。実習については、例えばプログラミングですね。プログラミング言語ってあると思うんですけれども、それを実際に打ってみて、作動させてみるとか、そういうところが実習で主になってくるところになります。

(読売新聞)
プログラミングとかをタブレットで打ったりする。

(県教委担当者)
そうですね。

(読売新聞)
それが、座学と実習という形でやっている。

(県教委担当者)
そうですね。

(読売新聞)
繰り返しなんですけど、そこは、今はパソコンとかで代替したり共有したりして、やってるっていうことですか。

(県教委担当者)
これまでも1学期とか2学期の前半とかは、先ほど申し上げた座学で対応できるようなところを扱っている学校が多いです。なので、今後、その単元が進んでいくにつれて実習っていうのが出てくるわけで、よりそこの対応が必要になってくるというところです。

(読売新聞)
それは、2学期。

(県教委担当者)
学校にはよりますね。

(読売新聞)
それ以外で、授業の参考とかで色々使われたりすると思うんですけど、カリキュラムとしてパソコンとかタブレットとかが必要な授業っていうのはないんですか。

(県教委担当者)
先ほども教育長が申し上げましたが、質っていうところになってくると思うんですね。例えば、調べ学習、総合的な探究の時間なんかですと、調べ学習は、調べたいことは個々人によって違いますから、1人1台があった方が、それはスムーズにいくと思います。
また、いろんな子供たちの意見を集約して、電子黒板で前に映し出すようなところっていうのは、それは1人1人映し出した方が、それはいろんな意見が参照できるので、質的にはいいっていうことになりますが、そういうところは今しにくいので、グループで3、4人とかで1台の端末を共有して、その意見を集約して、前で見せ合うとか、そういうふうな対応をしていただいてます。

(読売新聞)
話が戻っちゃうんですけど、今後の確保についてなんですけど、購入なのかリースなのかっていうのも決まってはない。

(教育長)
先ほども話したんですけど、やはり信頼性の高い端末を調達するんだと。それと壊れたとき、故障したときに、すぐさまですね、生徒さんに同様のものが提供できるんだっていうことを考えていかなければならないと思っています。それにプラスで、先ほど副知事の方から御指導いただいたように、スピード感を持っていくんだと。端末を購入した方が、これに保証付けた方が早いのか。リースの方がスムーズに入ってくるのか、そこら辺は、これからいろんなメーカーとの協議もしながらという話になると思います。

(読売新聞)
あと最後に、知事が入札の経緯であるとか、今回の入札の経緯とか補償、損害賠償も視野に入れて、調べるみたいな話をされてたと思うんですけど、そこら辺の進捗っていうのはどうなんでしょう。

(教育長)
今、入札の経緯については、専門家の意見も聞いて、そのときに何をしておけば良かったのかっていうようなことは、お話を聞いているところです。手続上については、正当な手続にのっとってやっておりますので、手続上問題があったという認識は、教育委員会では持ってはいません。ただ、保証のことですとか、今諸々の故障が実際に生じておるわけですけど、それを防ぐためには、そのときどうすればよかったのかっていうのは、検証する必要がありますので、御意見を伺っておるところです。保証については、今タブレット端末のバッテリーの膨張というのが非常に大きな問題になっておりますので、このタブレットのバッテリーについて、どういう状況なのかっていうのを検査するなりして、このタブレット自体がですね、本当にちゃんとしたものだったのかという検証は必要だというふうに思っています。色んなところにそういうこう検査をしてくれるところはないのかということを問合せを今しておる状況です。県内では、そういうところは今ないんだっていうようなことは分かっています。損害賠償につきましても、もし、そういうところに瑕疵があるのであれば、そういうことは当然視野に入れなければいけないことだというふうに思っています。ただ、損害賠償するには瑕疵があったんだって証明をしなければいけないので、そこは慎重に進める必要があるというふうに思っています。

(読売新聞)
じゃあ、たちまち何か補填というか補償が入ってくることではない。

(教育長)
今のところはですね。契約上は保証が1年であるということで、保証期間が切れています。それから、保証期間を1年過ぎても何かあれば対応できるっていうような条項もあるにはあるんですが、消耗品は除くというようなことですので、バッテリーは消耗品に入りますので、その条項も使えないと。あと、製造物責任等も先ほどお話があったんですけど、生徒たちにあってはならんことなんですけど、けがをしたときとか場合には、損害賠償請求も考えられるんですけど、そういう事案もないので、じゃあ何をどうするのかっていうのは、今精査をしておるところでございます。

(時事通信)
よろしいでしょうか。すぐさまかき集めが非常に厳しいという発言がありましたが、補正予算を計上して、今後対応していくと思います。ただ、既決予算の方も確保されたと、先ほど会議の方で発言があったとおり、既決予算のうち、いくらをタブレット端末のために確保して、その既決予算の中で、例えば何台分の、いわゆるその補填のようなことができるのかといったところをもし見積もっていたら教えていただきたいんですが。

(教育長)
既決予算の額なんですけど、修繕費を毎年いただいています。修繕のお金を充てることになるのかと思います。すみません、修繕費がいくらなのかっていうのは、今ちょっと私の方で手元にないので、後でまた御確認をいただけたらと思います。修繕費でタブレットの端末を整備していけるのか、どういうふうなやり方があるのかっていうのを考えているところです。何台っていうのは、先ほど申しましたように、優先順位は、1人1台端末の状態に戻すのが最優先だと。その中でも優先順位がありまして、情報1の実習で使えるようなものをまずはしっかり担保していくんだということなので、その分の台数ですね。今、学校を回りまして、例えばCAI教室で使える端末がある、使いにくい端末があるっていうのを精査をしておりますので、この台数が情報1で使う台数になろうかと思っています。

(時事通信)
ありがとうございます。あと、調達、現在も難しいという話も関連しまして、メーカーの方などで、例えば何台分なら今納品できますよとか、調達できますよとか、何台分の修理ならこの期間に対応できますよといったような、具体的なそういった話っていうのが進んでいらっしゃるんでしょうか。

(教育長)
メーカーというのはどこのメーカー。

(時事通信)
納入業者とかツーウェイ社も含めて。

(教育長)
今、ツーウェイ社の端末が壊れた状況で、それを直して、ツーウェイ社の端末を修理して新たに使うっていうようなことは、今は考えてはおりません。直しても同じようなことが起こる可能性がありますので、子供たちに届ける端末っていうのは、やっぱり信頼性が高いものでなければならないというふうに思っています。各メーカーさんの方には今何台ぐらいあるかっていうのは、担当の方で、問合せをしている最中なので、このメーカーが何台持っておるっていうのをここで具体的にお話しする情報がないというのが現状でございます。申し訳ないです。

(時事通信)
すいません、その、回収、3,500台回収されてると思うんですけども、そちらはそのどういった処分をされているんですかね。

(教育長)
今、端末については、総合教育センターの方で修理依頼があって、学校から持って行った端末の保管をしています。使えないものについて、どういった処理をするのか、部品をとって使うとか、色々考え方はあろうかと思うんですが、それについても、今後、検討していくことになろうかと思っています。

(NHK)
生徒や保護者への対応は、もうすでにどこかで話されているかもしれませんが、改めて生徒に対してとか、保護者に対して教育に影響が出るので、どういうふうに対応をとっているのか教えていただけますか。

(教育長)
学校さんの方には、先ほどもお話をしたんですが、各学校を回りまして、1人1台端末の状況を今は難しい状況であると。情報1の実習の授業というのを優先にお願いしたいということはお伝えしてあります。今日の夕方に、また、県立校長会、臨時の校長会をウェブで開いて、改めてその旨をお伝えをすることにしています。生徒さんとか保護者の方には、まだ直接、お話をするということはできてはいない状況です。先ほど、定例の教育委員会の中でも、子供たちの気持ちに寄り添った対応をお願いするという委員さんの意見もありました。1人1台端末の状況は、直ちに解消することは難しいんだが、1人1台端末ではないんだが、先ほど言いましたように、スマートフォンとか、お教えをしていただいて。いろんなアプリを使いながら学習を進めていただくやり方を学校の方で考えて進めていただいております。教育委員会としては、そういったことを学校に、今、お願いをするしかない状況ですので、改めて保護者の方とか生徒さんには本当にお詫びを申し上げたいと思っています。

(徳島新聞)
徳島新聞ですけれども、すいません。一応3,500台プラスアルファは調達するということですけど、そもそも15,000台調達した物の更新時期が近づいているのではないかと思うんですけども、調達がそもそも難しいということですけど、その全体の更新についてはどのようにお考えでしょうか。

(教育長)
費用が発生するものですので、全体の更新についても、今後検討はもちろんしていかざるを得ないというふうに思っています。先ほどからもあるんですけれども、やっぱり信頼性の高いものを提供する必要がありますので、今回の故障した端末以外の残りの端末もいつ壊れるか分からない状況でありますので、そういったことをしっかり担当部局とか、議会等にも御説明をさせていただいて、いいものを速やかに子供たちに提供できるように、努力をしていきたいというふうに思っています。

(徳島新聞)
もう一つすみません。いろいろ原因なり、手続なりも検証中ということですけれども、こういう事態に陥った原因というものは、教育長さんとしてはどういう御認識で、どうしてこういうことになったのかと御認識でしょうか。

(教育長)
端末に、専門的な見地で見て瑕疵があったのかどうかっていうのは、専門家の検証を経ていかないと分からないと思うんですが、これだけ多くの端末に、バッテリー膨張等があるっていうのは、やっぱり端末自体に、何らかの影響があったんではないかなというふうには思っています。ただ、それを具体的に立証できるものが今あるかと言われたら、なかなか難しい状況です。使い方もあったのかなと思います。いろんな要素が複合的にあって、もともとそんなに強い機種ではないものに、夏の暑さとか使い方とか、いろんな要素が加わって、こういう状況になったのではないかなというふうに思います。

(徳島新聞)
あと、今のところ怪我とか子供さんのそういう事案はないとは思うんですけど、仕様書の中には多分性能的な仕様書はパッとあったんですけど、先ほど製造物責任の話もありましたけど、PSマーク取っとんのかとか、安全の部分についてはきちんとされているものだったんでしょうかね。

(県教委担当者)
仕様書につきましては、当時作成した、こちらが作成したものに準じて、きちんと確認の上で当然入札はしておりますので、そこは、少なくとも仕様書にはきちんと入っております。

(毎日新聞)
バッテリーの件なんですけど、これまで所管課さんからの説明でも、先ほどの委員会でも、考えられる原因として、バッテリー経年劣化及び今夏の高温っていうのがあったんですけど、その経年劣化が通常2~3年となってて、このことを考えると、そもそもこういうバッテリーの膨張とか、異常なトラブルがなくても、普通の使い方をしてても、昨年か若しくは今年ぐらいから、もうバッテリーはなかなか充電ができないとか。そういう普通の使い方でトラブルが出てたと思うんですけども、これはそもそも3年ぐらいで更新される計画だったんでしょうか。あるいはその時点で、バッテリーを交換して、更に二年ないし三年ぐらい使うという、そういう計画だったんですか。

(教育長)
当初の想定では1回整備をして、5年程度使えたらいいのではないかというふうに思って整備をしていたところです。バッテリーの劣化っていうのは、経年で劣化っていうのはあると思います。どの機種でもあるので。ただ、膨張して画面が跳ね上がるような、劣化の仕方っていうのは、私もタブレットとか、個人で使っているんですけど、今までそういうことは見たこともないし、劣化の仕方が通常とは違うのではないかなというふうに思っています。タブレットのバッテリーが劣化したときには、充電つなぎながら使うっていうことも可能だと思いますが、通常の劣化の仕方とは違うのではないかなというふうに感じてます。

(毎日新聞)
これちなみにつなぎながらっていうのは、AC(アダプター)につなぎながら。

(教育長)
ああ、そうですね、そういうこと。

(毎日新聞)
各教室、そういう生徒さん、机のところにAC(アダプター)ってあるんですか。

(教育長)
充電保管庫っていうのがありますので、そういったのも考えていかなければいけない状態だったのかなと思います。充電しながら、何時間充電したら完全に充電できるっていう端末になると思うんですけど、充電時間がどんどん短くなってきたら。いろんな使い方を工夫しなければいけないなというふうには考えておったんですけど、通常の端末でありますと、5年ぐらいは授業に使用しても問題はないような使い方ができるんじゃないかなと思って整備はしたところです。

(毎日新聞)
そうすると、そろそろ今年度あたりに一回整備をする年に当たってたと思うんですけど、そうすると、昨年度とかに比べると、ある程度修繕費とか、予算は多く積んでいらっしゃるということでしょうか。今回のトラブルは、想定外のトラブルで起こったもので、それを既決の予算で対応するとおっしゃったんですけど、その既決の予算も例えば今年度やっぱり本来トラブルがなくても、一回整備するような折り返しの年ということ。

(教育長)
そういうような形で修繕費については要求はしてないと思います。端末の更新については、国の方からも義務教育の端末の更新が近づいているというふうな認識でおるというふうに思っています。もともと高等学校っていうのは、1人1台端末を整備しなければいけないというところから外れておりますので、徳島県は、小中学校の端末を整備するに当たって、高等学校の生徒さんにそういう学びを必要であろうということで、いち早く整備をさせていただいたところです。令和2年度の状況なんですが、令和2年度は、緊急の対策会議で課長からもお話があったんですけど、GIGAスクール構想が前倒しになって、急遽小中学校で1人1台端末の整備をするんだと。その時に、高等学校も遅れてはいけないと、徳島県の子供たちにしっかりしたものを提供したいっていうことで、議会の御承認をいただいて、端末を整備したところです。その整備が一旦終わって次ですね。国の方も次の、いわゆる2世代目のGIGAスクールっていうんですかね、GIGAスクールの整理っていうのを考えているというふうに聞いています。その時にまた、国が示された仕様書が出てくるというふうに思っています。その時に高校のGIGAスクールをどう考えていくのかっていうのは、国のお考えにもよるんでしょうけど、県としては、国の方に高校のGIGAスクールも推進してほしいと、そのための予算措置をお願いしたいということも言っていくようになると思っています。

(四国放送)
すいません。このツーウェイ社のタブレットを選択した県っていうのは非常に、多分、ほとんど徳島しかないと思うんですよ。そういう珍しい選定の仕方を徳島がやって、導入当初から我々何度も知事会見でも質問して、はぐらかされましたけども、結構故障って多くて、いろんな先生方や生徒から不満があって、それ、我々聞いて質問してましたけど。その時にもっときちんとした対応しとけば、こういうことはなかったと思うんですよね。やっぱりツーウェイ社もまず選択した経緯もおかしいし、当初から故障が相次いでたっていうことに対し、真摯な対応は教育委員会はできてなかったんじゃないかと僕は思うんですけども、その辺は教育長の責任を含めてどう考えていらっしゃいますか。

(教育長)
入札の手続のお話ですが、入札につきましては、16,500台という大きなロットを調達をしています。その入札につきましては、入札の手続にきちんとのっとって、公告をして入札をしてという手続はきちんと取れているというふうに思っています。入札の応札があったのはツーウェイ社、四電工ですかね。四電工が応札をして、ツーウェイ社の端末を学校に入れたということですが、先ほど申しましたように、日本中でタブレット端末をGIGAスクール前倒しになって、義務、小中学校、それとまあ高等学校の一部が、コンピューターの取り合いを、言い方悪いんですけどしていたような状況です。その中で共同調達という話もあったんですけど、そっちの方はロットが大きいので、スケールメリットを生かしていいものを子供たちに提供したいというふうに考えていました。結果的に、こういう端末が入って、子供たちや先生方に御迷惑をおかけしてるってことについては、本当にお詫びをしなければいけないと思っています。ただ、入札の手続。先ほどお話がありましたように、意図的な入札があったのかっていうようなことについては、そういうことはなかったというふうにお話をさせていただけたらと思います。なので、今回、次のタブレットを入れるときには、やはり信頼性の高いもの。じゃあ信頼性の高いものはどういうものかといったら、国内ですぐに故障対応ができるとか、たくさんの人たちが使っておって、信頼性が担保できておると、そういうことも含めて、子供たちに、これだったら安心できるっていうものを提供したいなというふうに思っています。

(四国放送)
導入当初にかなりトラブルが相次いで、それがかなり報道されたにもかかわらず、対応が遅かったんじゃないかっていう方、そういう意見かなりありますけども。

(教育長)
タブレット端末については、コンピューターの機器等については、一定数の故障が出るっていうのは担当課からも聞いておりました。その一定数の故障っていうのが数パーセントであれば、いわゆる想定の範囲内であるというふうことを聞いておりましたので、その枠の中に収まっておったというふうに、私は当時認識はしておったと思います。

(四国放送)
ただでも学校、僕、学校の先生の現場から、かなりあのタブレット端末に関しては導入当初から不満があったと思う。そういう声って届いてないですかね、教育長には。

(教育長)
学校にGIGAスクールが始まってですね、私もちょっと、令和2年度については、学校に直接行って、話をしたり聞いたりすることっていうのはできておりませんでした。新型コロナウイルスの対応で、各学校ともできるだけ外部の人を入れない中で、感染症対策を徹底するっていうようなことをお願いしておりましたので。学校現場の意見を直接サポートができなかったっていうのは、本当に申し訳なかったかなというふうに思っています。いろんな意見を聞いて、知事はよく現場の意見、現場目線だというような話をするんですけど、飯泉知事の時代からも現場目線だというようなことを言っておられましたので、そういうことができなかった。結果的にできなかったっていうのが、そういうことにつながっているのではないかと言われたら、そういうこともあるのかもしれないと思っています。

(四国放送)
不思議ですけど、私が教育現場に話聞く量より教育委員会の方がよっぽど教育現場の情報が入ってくると思うんですよね。コロナ禍で私取材してても情報入ってきましたよ。だから何度も知事会見で聞きましたけど、全くそのこれが問題だという意識は当時はなかったと思うんですよ。学校の先生、あれほど言ってたのに。それが僕、そこの時点でなんでその対応できなかったのかなっていうのはもう本当不思議で仕方ないですけど。

(教育長)
当時の状況について、どういう状況だったかっていうのは、検証が必要ではないかとは思うんですが、先ほどもお話しましたように、学校現場の意見をしっかり聞くっていうことが大事だというふうに、やっぱりこれは思っています。今、そういうことが繰り返されないように学校現場を回って、担当の者がいろんな意見を聞いて、例えば、タブレット端末の新たな整備についても、できればWindowsの端末の方にして欲しいでありますとか、やっぱ信頼性のおけるものにして欲しいでありますとか、修理を出して帰ってこないのは学習を進めるに当たって辛いので、そういうことがないようにしてほしいとか、いろんな意見を聞いております。そういうことをしっかり反映できるような整備につなげていきたいというふうに思っておりますし、そうしなければならないと思っています。

(四国放送)
先週の金曜日の知事会見で、知事が教育委員会は隠蔽体質だということをさかんに言われてました。その中で一つの例として、当時、NHKの記者が鳴門市であった情報漏洩の問題。カシオのようなですね。NTTの情報漏洩の問題を聞いて、県庁、県の組織の中でそういった問題起こってませんかっていう質問をしました。知事は起こってないと答えたし、教育委員会の関係者の方も向いて確認をした上でないって確認した後、夕方、カシオの情報漏洩の話が突然出てきたんですけど、これはどういうことなんでしょうか。

(教育長)
今回でしょうか。

(四国放送)
はい。20日の日に朝の時点では何もないと言いながら、夕方カシオの話が出てきましたけどね。

(教育長)
ちょっとその情報の伝達の仕方については私の方でもう一回確認をさせていただければと思っています。知事の方から隠蔽体質だっていうようなお話もあったということなんですけど、教育委員会といたしましては、決して、物事を隠蔽するつもりっていうのはないです。私が令和2年度に教育長になってからは、できるだけ発信する。物事は公開するっていう方法でやらせていただいています。教育委員会っていうのは、合議制の組織ですので、月に基本は2回程度をとっています。教育委員会は先ほど見ていただいたように、教育委員会でなければ決められないこと。付議をするという言い方をするんですけど、議案を出してそれを決めるやり方と、それと報告事項として、今こんなことが起こっていますと、先ほどカシオの話もありました。特別支援学校のバスの話もありましたということを報告して、御意見をいただいてというようなことをしています。基本的にはその内容について、公開にしています。ただ、人事案件とか入試の要項を決める際の協議とか、一部非公開のものにさせていただくものについてはあります。ただ、広くやっぱり意見を公開して、その後、記者さんの方が、これについてもっと詳しく聞きたいというのであれば、丁寧に対応するようにというふうに、私の方からはいつも指示は出しています。隠蔽体質だと言われるのがもし、ここが隠蔽体質というのがあれば、また、教えていただければ、そこは改善をしていきたいと思っています。

(四国放送)
カシオのその情報漏洩の問題が知事会見の時には言わずに夕方になって言ったっていうのは、どういう経緯でしょうか。

(県教委担当者)
その時、私がおりましたのであれなんですけれども、その時に誠に申し訳ございません。私が把握をしておりませんでした。ということで、そこの担当課においては、学校と連絡を取り合って、その事実確認をしている最中でございまして、その会見の時には私、ちょっと受けてなかったというか、受け切れてなかったというのが現状なんですけど、私の方で把握してませんでしたので、お答えすることができなかったんですが、担当課の方においては各学校、まあ城ノ内さんなんですけど、こういう事実は確かかとか、生徒の状況でありましたり、そういうふうなことは確認はしておりました。ということで私が情報収集が不十分だったということになります。

(教育長)
教育委員会にはいろんな情報が入ってくるんですけど、大事なのは、それの事実確認ですね。しっかりした上で適切な情報として、発信していくこと。これも大事なことだというふうに思っています。やっぱり状況確認に時間取られたりすることもあるので、その間の時間がかかっておるのじゃないかと言われるのであれば、そういうことを速やかにできるように、ちょっとまた考えていきたいというふうに思っています。

(四国放送)
あと、結構、僕、今日の定例会の資料とか見て聞きたいことは実はいっぱいあるんですけど、これ時間の関係もあるし、あえて聞きませんけども、この記者会見のような場っていうのがあるということが透明性ではないでしょうか。ですから、逆に教育委員会さんも月一回ぐらいのペースできちんと開くであるとか、なんか問題起こった場合はきちんと紙ペラではなくて会見するとかっていうこと。そういうことが一つの透明性だと思うんですけども。

(教育長)
先ほどもお話をしたんですが、教育委員会っていうのは、教育長単独のものではなくて、合議制の組織です。教育委員会の中で、入試のことであるとか、人事異動のことであるとか、教科書の採択であるとか、そういうことを合議で決めています。予算等につきましても、教育委員会に関係するものについては付議をしてっていうような形で決まっています。月2回はそれをやって、今まで公開っていう手続で、できるだけ見ていただくような形にしています。記者さんの方がそれが分かりにくかったというのであれば、その後に担当課の方で取材をしていただいて、納得いただけるような対応を今までしてきたというふうに考えています。ただ、今回のように大きな問題については、教育長の方が会見を開いたらもっと分かりやすいだろうっていうのは、それはそのとおりかなというふうに思っておりますので、定期的に記者会見開くっていうのは、あの。

(四国放送)
いやでも定期的に開く習慣がないから、情報が出てこないんじゃないですか。だから定期的にやってれば、緊張感も生まれて情報をきちんと出すようになるじゃないですか。だから、定期会二回あるうちの一回でも記者会見するとか、というのを習慣づければ、情報を我々の疑問を聞くことができる。その時に合議制なんで、まだ答えることはできないっていうんであれば、そう言えばいいだけの話なんで。あんまりにもこう、教育委員会っていうのは僕らからすると、多分、今までの記者全員思ってますよ。閉鎖的です。

(教育長)
そうなんですか。やっぱり記者会見した方がいいですかね。

(毎日新聞)
はい。そもそもは知事会見が複数回あって、この問題が多分恐らく出るだろうって想定されてると思うんですけど、それで教育長なり次長があの場にいらっしゃったと思うんですけど、そのこと自体が非常に不自然です。もうそういうことが出るってもう想定されてるんだったら、皆さんは記者会見で御説明されたらいいと。でないとそもそも、知事会見でああいうことが出ること自体が不自然です。そもそも行政委員会制度の趣旨を踏み外していると思うんです。あの場に公安委員長いらっしゃらなかったでしょう。選管の委員長いらっしゃいましたか。人事委員会の委員長もいないでしょう。基本的にみなさんそれぞれ行政委員会それぞれで対応されていると思いますので。教育委員会だけですよ。知事会見の場にあの教育委員会に関する質問が出ると想定して来られるなんて。

(四国放送)
多分、今の知事だったら多分あんな感じずっとやられますよ。で、それやられて教育委員会の独立性が保てるのかどうかっていうことですよ。あれは異常なことじゃないですか。知事が介入してると捉えてもおかしくないですから。

(教育長)
教育委員会としてはですね、そういう意図があって、あそこに参加していたわけではないんです。質問された時には、丁寧に答えると。今までも教育関係のいろいろ発表していただく時には、知事の方が発表についての影響があるので、飯泉知事の時代からはですね、教育委員会で、例えばエシカル甲子園やりますと。

(毎日新聞)
だからそういう良いことならいいんです。今回そういう話じゃない。トラブルなんですけど。全然性格が違うと思うんですけど。

(教育長)
手続としてそういう手続は行っておったと。過去はですね。今後どうするのかという話ですので。メディアの方がそういう形の方が、望ましいっていうんであれば、やり方については検討させていただけたらと思います。私ども、決して物事を隠して云々っていうような話ではないので、もっと情報が欲しいと言われるんであれば、情報については、またさせていただきたいと思うんですけど、ちょっとやり方は考えさせてください。

(四国放送)
飯泉知事の時代から教育のことに関して飯泉知事が答えてたんですよ。ほとんどだからそれってもうほんと不思議だって、なんで教育長答えないのかなっていうのは。だから、それも習慣づいてると思いますよ。例えば、記者が記者会見したらどうですかって何度も求めているわけでしょ。それぐらい必要性があるって伝えてるわけですよ。なのにやっとこうやって開かれる。だからそれ自身がもうすでに閉鎖なんですよ。だから、記者が記者会見を求めてしないっていうのを拒否してるってことと取られてもおかしくないので、だからやっぱり求めていることに別に話して別に何も問題なければそれでいいわけですから、やっぱり教育長、責任ある立場の方にこの問題どうなんですか。って聞くのはやっぱり大事なことなんで我々も。

(教育長)
わかりました。記者会見の開き方については、ちょっと検討させてください。前向きに検討したいと思います。私どもとしても、何回も言いますように良いことも悪いことも発信をしていっていけたらと思っています。ただ、手続上、知事がよく言う前例踏襲って言うんですかね。そういうことになっていて、御心配とか御迷惑をおかけしたことについては、改めていきたいというふうに思っています。

(朝日新聞)
すみません、補足で恐縮なんですけど、10月になってから、これ見るとバラバラ動き出してます。メディアの方もいろいろ報道されてたと思うんですけど、報道してきたと思うんですけど、知事に、知事さんにいわゆる正式報告したのはいつですか。

(教育長)
正式報告。タブレットが壊れていますっていうお話ですかね。

(朝日新聞)
という問題意識を持って、こうこうこうだから予算措置も必要になってくるから頭に置いといてくれっていう。簡単に言うとそういうことです。

(県教委担当者)
10月の上旬です。

(朝日新聞)
10月になってからですか。

(毎日新聞)
校長会でしたっけ。なんかの方が知事に面談されて直訴された事件があったと思うんです。
それより前なんですか。後なんなんですか。

(県教委担当者)
えっと、直訴はなかったと思うんですが、校長会、校長会との意見交換会の時に知事の方からご発言があった。

(毎日新聞)
その前には、教育委員会としては知事に説明はされてたんですか。情報共有はあったんですか。

(県教委担当者)
その時には教育委員会から正式にはしておりません。台数的な話までもしてはないです。状況は御存知であったかとは思うんですけど。

(朝日新聞)
いやいや、違う、そういうこと聞いているのではないです。教育長さんが知事にお会いして、その。

(県教委担当者)
報告したのは10月上旬。

(朝日新聞)
上旬というと。4日とか3日とか2日とか1日とかで言うと。それより前ですかね。

(県教委担当者)
4日です。同じ日です。

(朝日新聞)
要はね、教育委員会、先ほどから言ってますけども、教育長さん、教育委員会は知事部局の下部組織じゃないから、独立組織ですから、いちいちいちいち報告する必要はないんですけども、予算措置を伴うからとか、そういうことについてはやっぱり必要な報告なんですよ。というか相談。これが10月4日までやってないというのは、言ってみたら知事さんが怒り出したからでしょうこれ。

(県教委担当者)
台数を確認してから、それが遅いということで御指摘があるところなんですが、7月の下旬に故障台数が増えてき始めて、それで学校に調査をかけて、それで9月の末に台数が、大体の台数が把握できました。それを受けて、これだけ故障しておりますのでっていう報告をさせていただいたということで、皆様方からは、7月にそれだけの大幅な故障があった時点で、何らかというようなお話がありまして。そういうことも含めて、全体的にそのまとまるまでというのがおかしいというのは知事でありましたり、マスコミの皆さんからも指摘を受けているところではございます。

(朝日新聞)
じゃあ、対応は別に遅くはなかったという認識。

(県教委担当者)
いえ。前にも四国放送さんがそういうお話をされてましたけども、後手後手に回っているという状況ではあるかと。

(朝日新聞)
それ、教育長さんもそれでいいですか。

(教育長)
結果的に、7月の下旬から、繰り返しになりますが、故障も増えておる。来ておったというような。学校から上がってきておったと。直ちに調査は初めておったんですけど、夏休みに1人1台端末で持って帰って子供たち使っておっていうのもありまして、最終的な集計がかなり遅れたと。9月の末ですかね。9月27日の取りまとめで。2800余りのものが出てきたということで、出てきた数字で、から動き出した話になりますので。修繕をするようなところの話ではなくなっておる話になりましたので、そこはもう後手に回ったなと思っています。

(朝日新聞)
あと、会見の話なんですけど、さっきちらっと言ってた保護者とか、子供さんに何も言ってないって言ってありますよね。こういう場面で言うわけですよ。結局。それは出ていくわけですよ。世間に。

(四国放送)
でも、保護者に言ってないのに、会見で言うのもまた変な話。保護者からしたら腹立ちますよね。

(朝日新聞)
だけど一切こうなんて言ったらたらいいのかな。その代表的にすみませんっていうか、こういうことが起こってますという機会、会見とっていうことだと思います。

(教育長)
何回も御指摘もいただいておりますので、基本的な情報は、定例教育委員会っていう形で今まで考えておったんですけど、いろんな情報を出せるような工夫を考えたいというふうに思っています。

(朝日新聞)
聞いてて思ったのは、皆さんが情報を欲しいならという言い方をされたから、いや、別にそういうつもりじゃないんですけどね。別に隠し続けるならどうぞっていう感じなんです。その代わり、こっちが言いますから。後藤田さんがばーっと言いますから。

(教育長)
そういう意図で言うたんではないんですけど。

(朝日新聞)
それをやられちゃうとまずいですよ。教育委員会制度がもう崩壊しますよね。

(教育長)
ご指摘は、重く受け止めさせていただきます。私ども何回も言いますけど、教育委員会の中で決まったことを発表していくっていうようなシステムでずっと動いてきましたので、それだけでは足りないだろうっていうのは指摘だと思いますので、そこはしっかり考えていきたいと思っています。

(四国放送)
そもそも何かないと会見ではなくて、多分、常日頃会見する場があれば、例えば教育長と我々とのコミュニケーションができて、教育長が何を考えて言っているのかとか、我々考えて聞いてるのかとよりわかると思うんですよね。だから、そうすると逆にそっちのがプラスになることが多いと思うんで、でも、今のままこうなかなかしないってなると、ストレス溜まった状態で会見に望まなきゃいけないので、それあんまりプラスじゃないと思うんですよ。

(教育長)
了解しました。

(読売新聞)
更新時期の話で、5年程度使えたらと思って整理したってあるんですけど、具体的に2025年4月に更新するとか、時期的なもの決めてたんですか。ざっくりと5年ぐらいかなじゃなくてこう。25年4月に整備するまで。

(県教委担当者)
5年ですね。

(読売新聞)
2025年4月に更新。20年に整備した。令和2年に整備されてるので

(県教委担当者)
令和8年から新しい端末になるように。

(読売新聞)
それって継続なんですか。方針は。

(県教委担当者)
そういうことも含めて、今後の方針を検討させていただきたいと考えています。

(読売新聞)
タブレット端末の件で、今日、いろいろ伺ったんですが、ざっくり要約すると、早くするので、今調査してますっていうことだったんですけど、子供さんとか保護者さんもいつまでこの状況続くのかって結構不安に思われてる方も多いと思うんで、今日の段階で具体的な数字であるとか、時期とか何らか示せないでしょうか。

(教育長)
時期的なものにつきましては、今の現状言うことというのは難しいです。今日の夕方にも県立校長会で現状はお話はします。学校の学びについてはこういうふうにお願いしたいというのはお話をさせていただきます。保護者とか子供さんへのお知らせについては、また通知等で、どうするかっていうのを別途考えたいっていうふうに思っています。

(毎日新聞)
保護者の方への説明も必要なんじゃないですか。さっきは質問で何かね、私物のスマホにアプリを入れて対応してる学校もあるっていう御説明があったんですけど、あれって学校内で、そもそもスマホを使うことに原則禁止じゃないですか。原則禁止で許可制じゃないですか。それはやっぱりそういうものを使ってるんであれば、やっぱ保護者にも御説明された方がいいんじゃないですか。

(教育長)
各学校ごとの対応になります。そのこともですね、県立校長会でお話はさせていただければと思います。

(四国放送)
私物のスマホを使ってセキュリティとか大丈夫なんですか。

(教育長)
そこもですね、使い方についてどうなっていくかっていうのはですね、今、調査をしておるところです。

(朝日新聞)
あんまり歯切れがよくないですね。

(教育長)
今の現状でですね、数字とかですね、言えるようなことがないのが現状です。

(徳島新聞)
なかなかあれですけど、そういう会見するとなったら何かご説明されるものがあって、一応、望むわけですけど、既報済の情報で説明されたのが、なかなか、それも異例かなと思ったりします。

(教育長)
先ほど、記者会見の話もあったんですが、定例の記者会見になるか、日を決めてするか。日を決めてするという言い方も変なんですけど、そういう形をするかっていうのを考えさせていただいて。この問題については、少なくともですね、事後をどうなっていくのかっていうようなお話をさせていただかないければならないなと思っています。せっかく記者の方にお集まりいただいて、具体的な話が十分できないっていうのは、本当に申し訳ないなというふうに思います。ただ、いろんなことを考えて、やっていってるっていうんことで、今日は御理解いただけたらというふうに思います。本当に申し訳ないなと思います。

(四国放送)
学校校則のことも知事結構言われてますけど、本来だったら教育長に聞きたいことなんですよね。

(教育長)
そうですね。校則についてもですね。校則について、発表しますというのもちょっとどうなのかなと。

(四国放送)
だから定例でやると、その時の話題が聞けるという。

(教育長)
前向きに検討させてください。

(四国放送)
発表することは多分いいこともいっぱいあると思うんですよ。学校でこういうことをするとかイベントをするとか。

(教育長)
メディアの方々には、子供たちの活躍とか活動の様子をいろいろ取材していただいて載せていただいていることって本当に感謝をしています。私が教育長になる前となってから比べましたら、コロナのこともあったんですけど、新聞とか、メディアに取り上げられる回数っていうのは本当に多くなっているというふうに思っています。それがもう子供たちとか、先生方の励みになっていくのは間違いないです。いいことも悪いこともですね。両方とも発信できるような、教育委員会じゃなければならないと思っています。具体的にどうするんだっていうようなことは、考えさせていただきたいと思います。

(朝日新聞)
いじめがあった自殺をしましたとかなんとかっていう問題だとね。プライバシーの問題も出てくるでしょう。そういうような話っていうのは、確かにどうしようって悩まれる。これそんな難しい話じゃないと思います。要はお金に積んで、なんとかかき集めろっていうだけの話なんです。別に知事さんとタッグ組んで一緒になれば目処ぐらい一発でできる気がするんですけど、それができないっていうのは。そんな難しい話じゃないですか。そんな難しい話じゃないと思わないですね。学校の聞き取りがどうのこうの。その前にパソコンをバンと入れることでしょう。いや、いいですいいです。これは僕の思いだけなので。

(教育長)
長時間ありがとうございました。