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徳島県土地利用計画について

 徳島県土地利用計画は,県土利用の将来像をより明確に示していくため,国土利用計画法(昭和49年法律第92号)に基づく国土利用計画(徳島県計画)と徳島県土地利用基本計画を一体化し,県土利用の基本構想や都市,農業,森林,自然公園,自然保全の各地域ごとの土地利用の原則と調整指導方針等を整理したもので,県土利用の指針となるものです。本計画に基づき県土の安全性を高め持続可能で豊かな県土を形成する県土利用を目指します。

【参考】国土利用計画

 国土利用計画は,国土利用計画法第7条に基づき策定されるもので,国土の総合的かつ計画的な利用を図るための基本方向を示すものです。この計画は,全国計画,都道府県計画,市町村計画の3段階で構成されています。国土利用計画(全国計画)を基本として,土地利用の基本方針,農業・森林・宅地等の利用目的区分ごとの方向性,規模の目標,措置の概要等を定めています。

【参考】土地利用基本計画

 土地利用基本計画は,国土利用計画法第9条に基づき策定されるもので,国土利用計画(全国計画・県計画)を基本として,土地利用の総合的かつ基本的な方向づけを行うことにより,各種土地利用計画の総合調整を図ります。都市地域・農業地域・森林地域等に関する土地利用の原則と地域が重複した場合の調整指導方針を定めています。

計画の概要

【1】計画の基本方針

 本格的な人口減少による県土管理水準の低下等に対応するため,

(1)強靱・安心を実現する県土利用

(2)適切な県土管理を実現する県土利用

(3)未来環境を実現する県土利用

を基本方針として掲げ,本県の安全性を高め持続可能で豊かな県土を形成する県土利用を目指します。

【2】計画の実現に向けた措置

 本県の各基本方針に従い,計画の実現に向けた様々な措置を講じて参ります。

(1)県土の保全と安全性の確保

・あらゆる大規模自然災害に備えた県土保全施設の整備

・防災教育の体系的な実施と避難訓練の推進

(2)持続可能な県土の管理

・都市機能や居住を都市中心部や生活拠点等へ集約

・農業の担い手の育成・確保に向けた農地の集積・集約

・「新たな森林管理システム」の円滑な運用による多様で健全な森林の育成

(3)自然環境の保全・再生・活用と生物多様性の確保

・ 「生物多様性とくしま戦略」の推進による豊かな生物多様性の確保

・3R(リデュース,リユース,リサイクル)の総合的な取組の推進