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令和6年度「土砂災害防止に関する絵画・作文コンクール」の優秀作品が決定しました。
目的
国土交通省及び徳島県では、土砂災害防止に関する県民理解と関心を高めるため、毎年6月を「土砂災害防止月間」と定め、パネル展や土砂災害警戒区域の点検等の行事を実施しています。
この行事の一環として、次代を担う小・中学生を対象に「土砂災害防止に関する絵画・作文」を募集しています。
今年は、6月1日から9月15日まで作品を募集したところ、絵画の部には126点、作文の部には16点の応募がありました。
これらの作品について、10月24日の審査委員会において審査を行った結果、優秀作品が次のように決定しましたのでご紹介します。
なお、優秀作品は、部門ごとに徳島県知事賞、県土整備部長賞、砂防防災課長賞、徳島県治水砂防協会長賞、徳島県砂防ボランティア協会長賞の5点を選定しました。
受賞者について
絵画の部
●徳島県知事賞
徳島市新町小学校6年
和田実結(わだみゆ)さん
「土砂災害避難対策万全に!」
講評
土砂災害と避難する人々の様子、日頃から土砂災害に備える人々の様子が、表現力豊かに、細部まで丁寧に描かれている。文字の大きさや色も見やすく、見る人にメッセージがしっかりと伝わってくる。全体の構図が非常に優れている作品である。
●県土整備部長賞
徳島市津田中学校3年
池村風香(いけむらふうか)さん
「走れ!土砂災害から命を守れ」
講評
構図が工夫されており、人物もあえて一部分を描写することにより、土砂災害から避難する緊迫した様子がよく伝わってくる。人物や物が細部まで丁寧に書き込まれており、デザインを工夫した文字も効果的に配置されている。
●砂防防災課長賞
徳島市国府小学校6年
青木勇麻(あおきゆうま)さん
「土砂災害命の危険に備えよう!!」
講評
避難行動について真剣に話し合っている人々の様子が大きく描かれており、土砂災害について日頃から備えておくことの大切さがよく伝わるように工夫されている。土砂災害の様子や、危険度のレベルについても描かれており、構図がよく考えられている。
●徳島県治水砂防協会長賞
上板町立上板中学校3年
小谷優維(こたにゆい)さん
「土砂災害について正しい知識を学ぼう」
講評
土砂災害に関連する事象がバランスよく画面全体に配置されており、どのような点に留意すべきかが、よく伝わるように工夫されている。様々な年代の人物が描かれており、どの立場であっても、日頃から備えておくことの大切さがわかる。
●徳島県砂防ボランティア協会長賞
那賀町立相生中学校1年
佐藤こはる(さとうこはる)さん
「すばやい救助ですくえる命」
講評
実際に土砂災害が起きた状況が、細部まで丁寧に描かれており、災害の恐ろしさを見る人に感じさせることができている。人物を小さく描くことで、自然災害の被害の大きさがわかるように、構図が工夫されている。
作文の部
●徳島県知事賞
神山町神山中学校1年
中南礼(なかみなみれい)さん
「土砂災害を自分事ととらえること」
講評
ニュースをきっかけに、土砂災害についてくわしく調べ、そこから自分の住む地域に目を向け、災害防止のために「自分事」として備えることが大切であると考えをもち、その考えについて論理的にまとめることができています。
●県土整備部長賞
阿南市立那賀川中学校1年
山本京(やまもときょう)さん
「砂防ダムを通じて」
講評
学習したことをきっかけに、砂防ダムについて調べたことや地域の避難場所について災害が起きた後のことにまで思いをはせ、地域の防災リーダーとして、今の自分にできることを強い思いで述べています。
●砂防防災課長賞
三好市立箸蔵小学校4年
沖紗也子(おきさやこ)さん
「さい害から身を守るために」
講評
災害が起きたとき、自分はどうすればよいかを考え、家族と話し合ったことが書かれており、そこから防災に対しての意識が高まっていく様子が感じられる書きぶりです。
●徳島県治水砂防協会長賞
美波町立由岐小学校6年
浜田瑞生(はまだみずき)さん
「土砂災害の勉強をして」
講評
土砂災害についての授業から、自分の住む町について考え、災害が起きる可能性やそのための備えについて取り組むべきことは何かを自分の言葉で書くことができています。
●徳島県砂防ボランティア協会長賞
美波町立由岐小学校6年
尾﨑瑚々呂(おざきこころ)さん
「土砂災害」
講評
土砂災害の学習から学んだことを、自分の生活にどのように生かしていけばよいかを具体的に考え、自分はこれからどう行動していくかについて、わかりやすく述べられています。