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水害に関する防災学習実施報告(鷲敷小学校)(令和6年7月8日)

徳島県では、地域の次代を担う子供たちの防災力向上のため、水害リスクや防災情報、自分の命は自分で守る行動(避難)を実践的に学べるよう、小中学生向けの水害に関する防災学習教材及び「洪水に関する防災学習指導の手引き」、「同参考資料」等を作成し、小中学校における防災学習実施支援を行っています。今回は出前授業を行いました。

1.実施日・対象学校

  1. 令和6年7月8日(月)鷲敷小学校 4学年

2.授業内容

  1. 水害についての基礎知識を水害模型実験やVR動画を活用して学習
  2. 水害から命を守るための基礎知識(日頃の備えと早めの避難)を学習
  3. 平時に、そして台風が接近してくる時にいつ、何をすべきかを考えるファミリータイムラインを作成

〇鷲敷小学校授業実施状況

授業の風景
授業風景(クイズ)
VR動画
VR動画で外水氾濫や内水氾濫が起こる様子を確認
水害模型
水害模型で外水氾濫や内水氾濫のメカニズム、避難の際の注意点を学習
ファミリータイムラインを作成
グループで水害のファミリータイムラインを作成
ハザードマップの見方
ハザードマップで自宅の水害のリスクを確認
VR
VR動画で外水氾濫や内水氾濫が起こる様子を確認
水害模型
水害模型で外水氾濫や内水氾濫のメカニズム、避難の際の注意点を学習
ファミリータイムライン解説
ファミリータイムラインを解説

○生徒の皆さんの感想

  • 大雨が降ったときには、ぼくの家はハザードマップでは紫色だから全部水につかってしまうな、と思いました。ぼくが住んでいる那賀町は大きな自然災害が起きる場所でもあることに改めて気付きました。お土産でもらったシールなどは、家の人が休みの日に一緒にしようと約束をしています。
  • 家族みんなで防災バックの準備もしました。下の弟は自分の服をリュックサックに詰めてニコニコとしていましたが、こうやって普段から「もしも」にそなえることで、実際に避難をするときや避難場所でも心に余裕があるときに考えているから、少しでも落ち着いて行動ができるのではないかなと思いました。早めの避難の大切さにも気付きました。
  • 水害の学習を通して、「どうしよう」ではなくて、「自分がどうするか」を考えられたと思います。避難指示の目安や周りの状況全てを確認して、自分はどのような行動がとれるのか、と考え、判断し、行動へ移すことができることが必要だと思いました。
  • この前の大雨の時には「ダム放流」とサイレンが鳴り、廊下側の窓を閉めてもとても耳にうるさく響き、「大丈夫かな」と心配になりました。また、この日はお家の人がお迎えにも来てくれました。私たちは日々、危険と隣り合わせで生きていると、特に大雨が降ったときには感じさせられます。今回の水害の学習では、堤防の氾濫や日常の備えの大切さについて改めて学習をすることができました。
  • 避難のタイミングについても根拠をもって考えることができました。周りの友達の意見も聞きながら、お年寄りがいたとしたら、ペットが居たとしたら、など自分の家族の状況をふり返りながら考えることができました。