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徳島県の水防

基本方針

 徳島県は,その地理的また気象条件から,台風や集中豪雨による災害の多発県となっています。このため,治水事業と並行して水害による被害を最小限に食い止 めるため,徳島県水防計画により県下の各河川・海岸並びに港湾などに対する水防上必要な監視・予知・警戒・通信連絡・輸送およびダムまたは水門の操作,水 防機関の活動,水防管理団体相互間の協力応援体制並びに水防に必要な資器材,施設の整備と運用,退避立退きに関する事項等を定め,これらの調整および円滑 な実施を行っています。

水防体制

水防本部

 水防体制を統括するために土木部門に水防本部を設置し,水防関係機関との連絡調整・各種情報の収集分析・またはそれに基づく指導などを行い,水防活動の迅速化を図っています。
 また,水防下部組織として東部県土整備局、南部総合県民局、西部総合県民局各庁舎においても,それぞれの地域の特性・規模及び任務に応じた水防体制を構成しています。

水防本部の組織

排水ポンプ車

 台風や集中豪雨などによる河川の氾濫に備えて、浸水した地域から水を短時間で排除するため、ポンプ車を4台購入しました。これにより、機動的に浸水被害の軽減に努めます。

水害パネル展

 水害に対する啓発活動を行うために水害パネル展を実施しています。

浸水痕跡マップ(平成16年台風23号)

 平成16年は、まさに「災」の年でありました。
 平成16年に日本に上陸した台風が過去最多の10個で、そのうち本県に上陸した台風は5個、影響を与えた台風は8個もありました。
 とりわけ台風23号は、昭和51年台風17号以来の大水害となりました。この台風23号の記録的な豪雨により、県内各地において河川の氾濫や内水被害が頻発しました。
 このため、今後の治水や水防活動に役立てることを目的に「平成16年 台風23号 浸水痕跡マップ」を作成しました。