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徳島県地域公共交通計画について

公共交通の現状

 バスや鉄道など県内の公共交通を取り巻く環境は、モータリゼーションの進展や人口減少による利用者の減少、施設の老朽化、さらには運転手不足の深刻化により、非常に厳しい状況です。一方、運転免許返納後の高齢者や学生など自動車を運転できない方々の移動手段の確保や訪日外国人旅行者などの二次交通手段、また、「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けた取組としても「公共交通」の重要性は年々高まってきています。

 そこで、令和元年12月に地域公共交通に関係する計画のよりどころとなる基本的な方向性を示した「次世代地域公共交通ビジョン」を策定し、「公共交通の最適化」、「利便性の向上」、「利用促進」を3つの柱とした6つの処方箋に基づく取組として、JR牟岐線・徳島線・高徳線・鳴門線のパターンダイヤ化、南小松島駅におけるバスと鉄道との乗継連携、バス路線の重複解消(勝浦線、丹生谷線)などを進めた結果、一部区間や駅の利用者数が増加するなど一定の成果が上がっています。

 そのような中、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行で、本県においても影響が出始めた令和2年2月以降、新たな生活様式の普及や、訪日外国人旅行者の激減など、利用者の大幅な減少が長期間続いており、公共交通を取り巻く環境はかつてない厳しい状況となっています。

計画策定の趣旨

 本計画は、コロナ禍で利用者が大きく落ち込んだ公共交通の再構築を加速させ、次世代地域公共交通ビジョンで示されている「持続可能な公共交通ネットワークの構築」を目的として、特に、県民にとって一番身近な移動手段である「幹線系統バス」に主眼を置き、新型コロナウイルス感染症の影響や今後の見通し、公共交通に関する法律改正や技術革新等の最新動向も踏まえながら策定したものです。

計画の区域

徳島県全域

計画の期間

令和4年度から令和8年度

令和5年6月26日付けで徳島県地域公共交通計画を改訂しました。
<主な改訂内容>
・地域間幹線系統バスの路線の記載を別冊として編成しました。
・県内市町村の地域公共交通計画の策定状況を令和5年3月までの状況を踏まえて修正しました。
(概要版の改訂はありません。)

令和6年2月1日付けで徳島県地域公共交通計画を改訂しました。
<主な改訂内容>
・地域間幹線系統バスの路線再編の内容を踏まえて別冊の内容を変更しました。
(交通計画本体および概要版の改訂はありません。)