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徳島すぎ活用読本2

この冊子は,1999年に発行された「徳島すぎ活用読本」の改訂版で,林業普及指導員が木材についての基礎知識を得ることを目的に作成されたものです。
林業・木材産業において,川上の素材生産から川下の製品流通に至るまで,一貫した普及指導を実践するためには幅広い情報や技術が必要です。また,近年の環境問題の高まりによって,木材を巡る社会的・経済状況が大きく変化しており,これに対応した情報や知識が求められています。
このため,本書では,こうした時代のニーズを踏まえるとともに,内容については,木材史からバイオマスに至るまで多方面から徳島すぎを知る「徳島すぎを巡る状況」,徳島すぎを学ぶ「徳島すぎの特性」,そして木材の基礎的な技術を学ぶ「技術資料」等を掲載しています。
特に,木材需要開発センターで取り組んでいる徳島すぎの新たな利用技術について最新の情報を紹介しています。
本書は,普及指導員が活用するだけでなく,関係業界,さらには,これから林業や木材関係に携わる皆様方にも使っていただきたいと考えています。そして,この冊子がきっかけとなり,多くの方が木材に興味を持ち,その名のとおり「徳島すぎの活用」が図られば幸いです。

2007年3月発行

1徳島県の木材流通の始まり

2素材生産と原木流通

3素材需要と製材加工の形態

4木材産業の動向

5徳島すぎの割角

6徳島すぎ足場板

7徳島すぎの住宅ー3000日の徳島戦略ー

8徳島県木材認証制度

9木質バイオマス

10徳島すぎの需要拡大施策(県単独事業)