残留農薬についてどの程度の検査を実施していますか。
・農家では、自分の家で食べる野菜と市場に出す野菜を区別していると聞いたことがある。
・自分の家で食べる野菜はほとんど農薬を使わない別管理をしていると聞いたことがある。
平成28年度には、地方公共団体や国の検疫所などで約301万件の実施されています。この調査は、毎年実施されています。
平成28年度に地方公共団体や国の検疫所などで実施された農産物の残留農薬の調査結果が厚生労働省から報告されています。検査件数3,017,193件のうち農薬が検出されたものは10,419件(内国産品3,396件、輸入品7,023件)で全体の0.35%、その中で残留基準値を超えたものは214件(内国産品43件、輸入品171件)の0.007%、でした。なお、残留農薬基準が設定された農作物については、基準値を超えるものは廃棄や回収等が行われます。
<参考>厚生労働省:令和元年12月25日食品中の残留農薬等検査結果について(平成28年度)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08633.html
また、生産者自ら農薬の分析をできる開放型農薬残留分析施設(オープンラボ)では、平成26年度368点の農産物について自主検査を行っています。