今般、母乳をインターネット上で売買している実態があるとの報道があったことを受け、厚生労働省では注意喚起を呼びかけています。
インターネットで第三者から母乳を購入することについては、以下のようなリスクがあることを十分に認識しましょう。
(1)感染症のリスク
母乳には、HTLV-1(ヒトT細胞白血病ウイルス1型)など感染性のあるウイルスが含まれているリスクがあります。
購入した母乳について、消費者が外見上からウイルスの含有を確認することは通常できません。
(2)衛生上のリスク
搾乳方法や保管方法によっては細菌が混入したり、母乳以外の成分(アレルギーを誘発するおそれがある物質等)が混入したりするなど、衛生上の問題が発生するリスクがあります。
こうした場合にも、消費者が外見上から衛生上のリスクを認識できない場合があります。
上記のリスクから、提供した母親がかかっている病気の状況や搾乳方法、保管方法等の衛生管理の状況がわからない母乳を乳幼児に飲ませると、病原体や医薬品等の化学物質等が母乳中に存在していた場合、乳幼児の健康を害する恐れがあります。
保護者のみなさんには、ぜひご注意いただきますよう、お願いいたします。
詳しくは、厚生労働省のホームページをご覧ください。https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000090580.html