消費者の方々が徳島県の特産品「なると金時」を栽培する若手農家9名が経営する株式会社農家ソムリエーずを訪問し、栽培施設や加工施設の見学及び事業者との意見交換を行うことにより、食の安全安心についての正しい情報を共有し、消費者と食品関連事業者の相互理解や信頼関係を深めることを目的とした「体験型リスクコミュニケーション」を実施しました。
- 主催:徳島県
- 場所:株式会社 農家ソムリエーず(徳島市川内町平石若宮268-3)
- 日時:令和6年10月29日(火)10:00~12:00(現地滞在時刻)
- 参加者:29名(株式会社農家ソムリエーずの御厚意により、募集人数20名のところ、29名を受け入れて頂きました。)
- 参加費:無料
- 概要:株式会社農家ソムリエーずを訪問して、徳島県の特産品「なると金時」の甘藷集出荷輸出施設を見学しました。同社代表取締役に施設案内と説明を賜り、その後、同社におけるトレーサビリティ体制整備の在り方、商品展開や将来展望などを講義いただき、参加者との意見交換を行いました。
(1)なると金時加工場の見学
- 当社が取り扱う「なると金時」は、理事が生産した高系14号のなると金時で、生鮮と加工食品として出荷・販売している。
- 自社の方針「世界中の食卓に幸せを」の理念を達成するために、消費者が気にとめる鮮度と衛生面には特に力を入れているので、貯蔵方法、洗浄方法、箱詰め方法の段階で温度・湿度管理を徹底している。このようなレベルでの取組は全国に例が無いとのこと。
- トレーサビリティも大切なので、収穫した甘藷の生産者・圃場番号・収穫日をロット管理し、出荷時にもそれらの履歴を遡及できるよう工夫している。理事全員がJGAPを取得済み、更にAGAPやGGAPの取得も目指したい。