食品添加物について、消費者と事業者との相互理解を深めるため、食品添加物に関する基調講演を行うとともに、消費者庁と連携実施するモデルプロジェクトで開発した、リスクコミュニケーションの理解度を高めるプログラムとして、楽しく笑いのある「公開ミニ講座」を開設しました。
食品添加物に関するリスクコミュニケーション
「食品添加物の役割と安全性」~食品添加物について正しく理解しよう~
○開催日時:令和元年12月21日(土) 午後1時30分~午後4時30分
○開催場所:徳島大学長井記念ホール(徳島大学蔵本キャンパス薬学部前)
○参加者数:137名
○内容
(1)基調講演「食品添加物の危険性を今どう考えたら良いか」
講師:一般社団法人日本食品安全協会理事長・鈴鹿医療科学大学副学長 長村洋一 先生
(2)公開ミニ講座「みんなで学ぼう!食品添加物」
講師:追手門学院大学経営学部教授 金川智惠 先生
生徒役:日本食品添加物協会会員
リスクコミュニケーター研修修了者
ご当地お笑いタレント セカンドストーリー長谷川 氏
○質疑応答等(一部抜粋)
Q:水素水やケイ素を含む食品が販売されているが、これらは安全性が確保されているか?
A:食品添加物ではないため、厳密な安全性の評価は行われていないが、現時点では中毒などの情報は把握していない。これらを含む食品を摂取するかどうかは個人の自由であるが、おすすめできるものではないと考える。
Q:コンビニのおにぎりを食べた直後に舌のしびれが起こった。おにぎりに含まれていた食品添加物のグリシンが原因ではないか?
A:グリシンによる中毒やアレルギーであれば、他にも同じ様な症状を訴える人が大勢現れるはずであるが、現在のところ同様の報告は確認されていない。そのおにぎりにグリシンが含まれていなかった可能性もある。