廿枝遺跡
はたえだいせき
所在地
徳島県阿南市桑野町廿枝
キーワード
徳島県南部の代表的な旧石器時代の遺跡
概要
廿枝遺跡は1967年(昭和42年)に、個人の宅地造成中に発見された。137点の石器が出土していて、その大部分は徳島県南部で採れるチャートで作られていた。ナイフ形石器と、それらを作った際にできた石片が多数含まれていたことから、当時の人々がここで石器を作って生活していたことが明らかとなった。また、他に縄文時代や弥生時代の遺物も出土している。
問い合わせ先
徳島県立博物館
参考文献
天羽利夫・立花博「徳島県廿枝遺跡採集の石器」『古代学』16巻1号1969年
高橋正則「徳島県阿南市・廿枝遺跡採集の石器再考」『旧石器考古学』第29号1984年