常設展示では徳島県内で出土した約1600点の貴重な出土品を展示しています。
展示室の入口には、矢野遺跡(徳島市)で出土した国指定重要文化財の「矢野銅鐸(突線袈裟襷文銅鐸[とっせんけさだすきもんどうたく])」を展示しています。壁面には、土器や石器などが展示されており、時代の移り変わりを見ることができます。また、黒谷川郡頭遺跡(板野町)の調査成果をもとに、弥生時代の竪穴住居と朱の精製作業風景を復元しています。
高さ97.8cm、重さ17.5kgあり、1992(平成4)年の矢野遺跡(徳島市)発掘調査において、埋納状態を保ったまま発見されました。弥生時代後期に制作されたと考えられています。
1995(平成7)年に国の重要文化財に指定されました。
1979(昭和54)年の萩原一号墓(鳴門市)発掘調査において出土しました。面径16.1cmであり、破砕副葬により内区の3分の2が欠損しています。
萩原一号墓は、全長26.5mの弥生時代終末期の突出部をもった積石墳丘墓で、2006(平成18)年に一括資料が県指定有形文化財に指定されました。
1991(平成3)年・1992(平成4)年の西長峰遺跡(阿波市)発掘調査において出土しました。
「分銅型土製品」とは、天秤に乗せて重さを量る分銅と形が似ていることから名付けられた土製品です。
弥生時代中期のもので目・鼻・口などの顔のパーツが線刻されており、祭祀に使用されたと考えられています。
2002(平成14)年・2003(平成15)年の寺山遺跡発掘調査において、室町時代の村の跡から地中に埋めた大量の古銭がまとまって出土しました。
発見された古銭は、53種・3715枚あり、後漢の時代の五銖から元の時代の至大通寳で、中国から貿易を通じて日本に輸入されてきました。
西山谷2号墳は鳴門市大麻町大谷の標高74mの尾根上に築かれた直径18~20m、高さ約2mの円墳で、3世紀半ば頃につくられた全国でも最も古い石室のひとつです。
石室の重要性から、徳島県立埋蔵文化財総合センターの駐車場から展示室へ向かう途中の丘陵に移築保存されました。